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2007.03.14
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カテゴリ: 映画
ドリームガールズ







迫力ある歌と音響で文句なく楽しませてくれる映画。
前半は助演女優賞を総なめしたジェニファー・ハドソンが主演のような迫力で歌いまくり、後半リードシンガーになったビヨンセの美しさと歌に引き込まれ、ダブル主演のよう。
ジェイミー・フォックスがレイチャールズを演じた「Ray」のようにどろどろした場面やお話はないが、ジェニファー・ハドソンが他の2人と女の戦いを繰り広げけんかになり、脱退して行く場面もみごとに歌で演じきっていく。ミュージカル(?)特有の歌が不自然に挿入されたような違和感はなく、場面にナチュラルに歌が入ってきて心情が表現されていて、無駄なく展開してくところはさすがショービジネスの本場。

『Ray」の時にも感じたが、はじめローカルな黒人の世界でヒットするがそれに満足せずビジネスを広げて行くため、白人にも受けるようにサウンドを変えていかざるを得ない状況に置かれる。黒人の音楽と白人の音楽の明らかな違いが、「キャデラック」という曲で対比されている場面は面白かった。ソウルフル(ちょっとお下品)な音楽から離れられずクビになり薬で亡くなっていったアーリー(エディー・マーフィー)。黒人がよく口にするbrotherやfamilyを大切に思いながらも、ビジネスを優先するため仲間を失っていくカーティス(ジェイミー・フォックス)。『Ray』ではジョージア・オン・マイ・マインドをオケでアレンジすることで白人にも受け入れられていった場面があった。黒人音楽が白人文化に影響を与えはじめ、また、黒人音楽ではありながらもアメリカで成功するためには白人にも受け入れられるものでなければならない音楽的葛藤が共通するように思った。

でも難しいことはさておき、"One night only"のDisco versionでは映画館の席にじっと座っているのがたまらないくらい。単純に初めから最後まで音楽を楽しめる、楽しませてくれる映画だ。

映画監督・脚本ビル・コンドルはコロンビア大学哲学科卒業後、雑誌記事がきっかけで共同脚本家として映画界のキャリアをスタートさせた人らしい。興味深い。

歌がうまい、容姿がいいだけでは生き残っていけない。歌はうまくてあたりまえ、容姿がよくてもあたりまえ、持てる才能・資質をショービジネスの舞台で商品としてまとめあげ、セールスしてビジネスを拡大し、さらに新しいものを作り上げていく。お金を払って見に来てくれたお客さんが満足して帰ってくれるような、また再度足を運んでくれるような作品を作るって,成功を続けるって、今更ながらすごいことだ。。。何が言いたいのかよくわからないけど、、見る側からでなく見せる側の視線で見ていたようだ。





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最終更新日  2007.03.14 21:08:20
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