♪あ・ん・だ・ん・て♪

♪あ・ん・だ・ん・て♪

PR

プロフィール

fehr

fehr

カレンダー

バックナンバー

2025.05
2025.04
2025.03
2025.02
2025.01

サイド自由欄

設定されていません。
2007.04.06
XML
カテゴリ: 音楽
先月学習者グレードを受験した生徒さんの結果が届く。

試験当日の様子を聞く前に,レッスンが空いたこともあり、結果の方が先に私の手元に。
7級ぐらいになるとよほどパリッとメリハリよく弾かないとAがもらえない。
そつなく弾いてるぐらいではBだ。「強弱や表情記号の演奏が目で見えるくらいに弾きましょう!」とアドバイスしている。自分ではやっているつもりでもピアノ・プレーヤーやMDに録って客観的に聞いてみると足りないなぁ、、と自覚してくれる。
今回は課題・自由曲ともに細かく丁寧に練習できていたようで評価もAをもらい、講評にも『とてもよく練習しています、細かい表情がよく表現できました」とあり意識して練習した点が試験官にもちゃんと伝わって評価してもらい頑張った甲斐があったね!と生徒さんと喜ぶ!大人になってから始められた方なので、ゆっくりしたロマン派的なものは大人の表現ができるが、バロック、古典、それもテンポの速いものはタッチを正確にパリッと仕上がるまで時間がかかる。こういうもの程テクニックがすぐわかってしまう。

9級を受験した20代前半で同じく大人になってから初め2年目の生徒さんも頑張っていい評価をもらってくれた。「最近、クラシックにはまっている」と、職場の上司の趣味がピアノということで発表会を聞きにいったり、一緒にコンサートにいったり、励みになっているようだ。

グレードにチャレンジされる大人の初心者の生徒さん、仕事や家事の合間をぬって練習をするのはたいへんなことで、試験日が迫ってきてもっと弾き込んでほしい!と思うが、子供ちゃんのようには言えず、言葉を選びつつプレッシャーをじわじわかける。。さすが大人!追い込みは皆さんすばらしい!(ご自分で月謝,受験料を支払っているだけはある。)

大人の生徒さんは難し目の曲を一曲集中型で取り組むことが多いので、初見が弱い。試験官の当日の講評も私の言ったことと同じことを言われた、と。試験という客観的な場で同じ言葉を聞くことで自覚も新たになってくれたようだ。初見はとにかく、曲数をこなすこと。レパートリー作りも大切だけど、どんどん弾きとばしていくメニューも必要だと再認識。タッチや表現力などのメニューは定着してきたので、初見強化メニューやテキスト探しが私自身の宿題?!

今月末、試験官の予定。他のいろいろな級の多くの生徒さんの演奏を1日聞かせてもらい、評価という作業をしつつ、自分自身の勉強の場でもある。生徒さん対してアドバイスする点というより、これは指導者の問題だなという点がよく目につく。こういうことは自分の生徒にはちゃんと指導しておかなければ、、、このレベルまでには引き上げてから受験させなければ、、とか。いい演奏の受験者が続き、何の問題も無くすんなりA評価が続き、指導者欄を見るとある先生のグループの生徒さんだと分かる。さすが0専を担当する先生の指導だ、とうなずいてしまう。確かに生徒さんの個人差はあるけれど指導には一定のレベルの高さを感じる。その逆もある。




今月末、試験官の仕事がある。いい演奏、頑張っているのが見れる演奏には積極的にいい評価をあげたい。いい評価は生徒さんだけでなく、指導者にとってもうれしいご褒美だ。
そうでない演奏からは、何をどう指導したらより良い演奏になるのかを観察する自分のいい勉強の機会となることでしょう。
でも一日30人近くの審査は、ちっと重労働。。審査する方もたいへんなんです。しょんぼり
いい演奏の時には、講評を書く手を止めしばし試験を忘れて聞きいることもあります。試験官も音楽をいっしょに楽しみたいのです!
受験者の方々頑張っていい演奏を聞かせてね!スマイル





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007.04.07 00:16:18
コメントを書く
[音楽] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: