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2018.05.31
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カテゴリ: 日記



子供の日、一泊外泊させてやろうと計画していたその前日の朝、
一人で行ってしまいました。
連休中のひっそりとした病院の朝。
4日に外泊の打ち合わせに午後から行くからね、と前日、
私も弟も行ってやれなかったのが後から後から悔やまれて
なりませんでした。
キャラメルが食べたいと 言ったのに違う飴を持って行って
しまったこと、入院中で伸びた髪が気になっていたことや、
些細なこと希望をかなえてやれなかったこと、
後悔ばかりが波のよ うに押し寄せてくる1週間でした。
根治治療は無理だとは分かっていたのですが、
もう少し、もう少しだけは居てくれると勝手に思っていました。
でも、辛い肉体から解放されてホッとしているのでは、、、
風のごとく自由になったのだと思うことにしています。

式は家族のみで、たくさんのお花に囲まれて、
本人の意向により楽器を持ち込んで音楽葬で行いました。
弟のフルート、私と義理の妹、姪二人、
それぞれピアノの演奏で母への感謝を捧げました。。
音楽は言葉では表せないものを伝えてくれると
教えてくれたのは両親で、音楽で精進することを見守り、
続けさせてくれたのは母でした。
音でその人自身を感じ取り、
孫たちの成長を音楽の演奏で感じて何より楽しみにしていました。

弟は「牧神の午後への前奏曲」をフルートソロで、
私は歌うことが好きだった母が口ずさんでくれるように、
オリジナルのアレンジで「ふるさと」と「花」を捧げました。
最後は本人が参加した年の「一万人の第九」の四楽章の音源で送り出しました。

1週間過ぎ、自分の誕生日は市役所で手続きのため
あちこちまわって、父のお世話になっている老健で
両親が知り合った頃のこと聞きながら過ごしました。

ああ、もういないんだなぁ、、と弟のため息。
病院に行けばまだいるような、、
お正月の煮しめだけはいつも母が作っていた、
その味付け、もっとちゃんと聞いておくんだった、、
後悔ばかり。。





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最終更新日  2018.05.31 22:28:26
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