未知之国・夢紀行３

今朝も変わらず５時の起床。新聞配達さんが分かり易いよう、入れ易いように玄関に点灯。朝一番の私の仕事である。それからおもむろにトイレなのである。用を済ませたらコップ一杯の水とスト～ヴに点火。それから暖かくなるまで玄関で一服するのが毎日の日課である。おもむろにテレビ。録画してたワイルドライフを見る。コスタリカの擬態昆虫であった。

６時・・・目覚まし鳴ってんじゃん！７時・・・朝飯の時間なんだけどなぁ～！んんん～？起きて来ない！！！仕方がないのでカミサン手作りのウィンナーとチーズ入りのロールパンを２個食べる。スープはこれまた手作りのコーンスープ。一人分しかないから飲んじゃおっと！まだ小腹が空いてたのでアンパンを１個追加して食べて朝飯終了～！今朝の朝食は金が掛かっていないカミサン手作り尽くしである。

真空パックされたトウモロコシを削ぎ切りし、ミキサーで生クリームとチキンブイヨン、蒸し焼きしたタマネギの辛味を取った奴を攪拌する。味見をしながら牛乳や塩コショウで味を整える。これを漉して出来上がり。いたってシンプルだが、コーンスープ大好き人間の私にとってはご馳走なのである。勿論、ポタージュも大好きなのだ。そっち系統は結構、レストランでも注文している。

で、８時。駄目だなこりゃ！お昼まで寝ているパターンに近づいている。大切な人生６時間も無駄にしたくない。よっしゃ、このまま起こさず駅ハイ今日が最終日の期間設定「弘前城雪燈篭まつりと冬の路地歩き」がある。出掛けよ！ってんで家から１時間掛けて弘前駅まででっぱつ（出発の意）。

空白さんには知らせる必要ないっしょ。歩けないだろうし。駅の観光案内所で登録して、私の前に東京からの夫婦（苗字が一緒だから）一組だけ。最終日だもんな、寂しいねぇ～！の思いで歩く。

足元が滑って歩きづらいが止むを得ない。こんな季節だもの～と呟きながら「カミサンが居たら会話もできるんだろうけどなぁ～？」きっとまだ、眠っているに違いない～などと、ほくそ笑みながら指定された地図上のルートを辿る。いたって真面目が服を着ているような人間だからルートに沿って歩く。こっち行くと早くゴールに着くんだけどなぁ～と思いながら歩いていた。公園に近づくにつれ、小さな子供連れの家族が増えてくる。

そっか～！家族で大滑り台にでも出掛けるんだろうなぁ～ちいちゃな子がプラスチックのソリを引いている。思わず私も笑顔になる。私にもこんな時代があったなぁ～子供たちを連れて雪滑りしてたなぁ～懐かしくも微笑ましい光景を目にしていた。


倒れそう～ここは毎年土台が甘い

弘前公園には東門から入る。雪燈篭が年を重ねるほど少なくなっている。これもご時勢か？無駄な労力で社員を困らせたくないってな社長さんが増えているのかもしれない。寂しい限りである。私が現役時代には楽しみな作業だった。燈篭の前で肉汁を肴に熱燗で打ち上げ、完成祝賀パーティーをしてた。これを製作するのは就業時間内だったし、公然と公園に出掛ける事が出来たしね。


以前はこの両側にも燈篭があった

打ち上げの時には他の階の連中の手伝ってくれた人達を招待したりして、結構社運を賭けて遊んでいた？肉汁は社員食堂のおばちゃんに特別手当を出して作って貰ったりしてたなぁ～！と思いながら天守閣の前を歩いていた。

昔に比べるとやはり精彩がない。我が社の社運を賭けてよそよりも卓越した燈篭を展示しよう～などの覇気が感じられないのだ。単純に冬に観光客を呼べればいい。それのお先棒を担ぐのはいやじゃん？ってな作り方にしか見えないのだ。方向転換のために一般にも燈篭がわりにコップ灯りをしたのだろうけど、イマイチ新鮮味に欠けている。

このままだと廃れる一方のような気がする。と思いながらゴールの観光館に着いた。確認作業してもらい、そそくさと弘前公園を再度、通って帰宅したのであった。自宅に戻るとカミサンがご飯を食べていた。「あらっお帰んなさい。散歩してたの？」「んにゃ～弘前駅ハイに行って来た」昼飯かと思いきや彼女はお昼近くに朝飯を食べていた。

「貴方、お昼は？」「なんかありますか？お蕎麦でもいいのですが」「鍋焼きうどんならありますけど？」「それでいいです。それとご飯」「それなら残ってたご飯をチンしてくださいな」「え”ぇ～炊き立てご飯、今朝私が蒸らしたんですけどぉ～駄目なんですか」「先に残り物を食べてくださいな」「私は炊き立て食べましたけど～」なんのこっちゃ～である。

私のバックパックにはウオーキング大会で頂戴する缶バッヂを背負って右側に。左側には駅ハイで頂戴する缶バッヂ～と、分けて吊るすように今回からしようと思っている。今日の所要時間３時間の歩行。とっつばれ！

今日の津軽弁「ほれ、掃除の邪魔だはんでノダバッテねんで」ノダバル＝腹這いになる