未知之国・夢紀行３

今朝も相変わらずの起床。しかし、早朝から雨垂れの音。今日は気温がかなり上がりそうな気配を忍ばせていた。

今日は待ちに待った、ぺタンコの試合日。先週の水曜日から２回目の研修会である。名称も「ふれあい高齢者・ニュースポーツ研修会」仰々しい名称ではあったが私みたいな若輩者でも参加できるのかしら？の思いもあったのは事実である。何の事はない、参加メンバーの８割は顔馴染み。２割が普段練習にも来ない人達である。

しかし、市の社会福祉協議会主催の物はそうそう無いそうなのである。やはり参加に値すると口々に話してくれた。いつもは私が皆さんの来る前にコート作りからペタンクボール、ビュットなどを準備するのだが、会場のスパーク弘前のスタッフの方々が準備してくれてた。

先日、弘前ペタンク協会の事務局長から電話があり「鉄爺さん、２２日の大会に参加申し込みをしていないようなのですが、申し込みしました？」私「えぇ～参加申し込み書に記名しましたよ、生年月日もきちんとね」「可笑しいなぁ～名前が無いんですよ。是非、大会に参加して欲しいんですよ」私が期待されているような錯覚に陥る。私「勿論、参加させて頂きます。勝っても負けても楽しいですからね」

そんな事もあって今日は一段と力が入った。是非にでも優勝しないとね。これがいけなかった。普段通りの力を抜いて事に当たれば良かったのかもしれない。研修会なので３試合しかない。いつものペタンクの試合なら４試合行われるのだが、一回少ないだけでも、かなりの集中力を持続しなければならない。それにいつもなら１１点先取で試合は終了するのだが、正式なルールに則り、１３点先取がその試合を物にできる。

最初の試合は０：１３で負けた。次の試合５：１０で負けた。３試合目７：８で負けた。今まで０点なんてのは記憶にない。時々同じチームになるおばちゃんに「鉄爺さん勝った？」「いいえ、０点で負けました」「え”ぇ～０点？聞いた事も見た事もないわ。あんたの実力なら０点ってのは考えられないわ」事実、私も当惑していたのだ。




休憩時気づいた内側の水蒸気の結晶

私のチームは二人。励ましあいながら、次は勝たないとね。次は勝たないとね。とうとう３敗してしまったのだ。こんな日もあるさ。でも、足を引っ張っていたのは私。チームメイトには申し訳ないと心の中で謝罪しながらの試合であった。得点したのはほとんど彼女であった。私はまるで今回は駄目だったのである。ビュットの手前に行かず、ほとんどのボールが超えてしまっていた。超えてしまうと対戦チームに高得点を許してしまうのだ。

てな訳で１４チーム中、最下位。上位４チームが表彰と副賞をゲット。記念撮影までしてた。その撮影のさなか、横目で見ながらすごすごと帰ったのである。参加賞のタオルが思いのほか、軽く感じたのである。

そんな折、事務局から「鉄爺さん～克雪トレセンでの試合は経験あるよね」「いえいえ、２２日初めてです。私は昨年の９月から始めたばかりの新参者ですから」「あらま、そいつは大変。あそこはここの砂交じりのグランドじゃないから勝手が違いますよ。粘土質ですからボールは転がりません。当日、早めに行って感触掴んだ方がいいかもよ」ありがたいお言葉であった。土地が変われば品変わる～である。事前に聞いてて良かったと思った。

帰りは沈んだ気持ちとは裏腹に、路面が乾いてて快適な青空だったのが恨めしかった。とっつばれ！

今日の津軽弁＝もぢわら着へる＝おだてる。例＝もぢわら着へだっきゃカラオケのマイク離さねっきゃ！