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2012.04.16
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カテゴリ: カテゴリ未分類

仏教の推移には、貴族から庶民へと伝わっていきました。

その動機の発祥の地として、とても大切な「大原問答」された

「勝林寺」です。

浄土宗・浄土真宗の魁の聖地ともいえましょう。

三千院3】
 京都市内から、かなり遠い位置に「大原」は有りますので、観光時間

の関係で急がれる方が多いのか、又ご存知ないのか、「「三千院」の

感動をそのままで、「御殿門」から、帰途に付かれる方が、殆どと

お見受けします。その証拠に、秋の紅葉シーズンでは、観光の

人並みで混雑していましても、その奥に素晴しい寺院・御陵

そして「音無しの滝」を訪問される方は、少なく、ゆったりと味わう

事が出来ます。

「桜の馬場」を更に北奥に進みますと、「律川」の橋を渡ります。

その橋の袂に「法然上人」の弟子「熊谷直実」(くまがいなおざね)

が坐って待ち構えていたという石が存在しています。

P1020986.jpg

熊谷直実の座って待った石そばは鉈捨て藪

ご主人に万が一のことが起きればと鉈を持って構えましたが

法然上人に見破られ、その側の藪に捨てました。

そして橋の渡った辺りを「鉈捨て籔」(なたすてやぶ)と言っています。

更に突き当たりまで、歩を進めますと。正面に「大原問答」で有名な

「勝林院」が有ります。

P1020989.jpg

本堂前庭

P1020988.jpg

本堂

P1020990.jpg

本堂前の彫刻


勝林院】天台宗 開祖 円仁(慈覚大師) 山号 魚山(ぎょざん)

勝林院】天台宗 開祖 円仁(慈覚大師) 山号 魚山(ぎょざん)

受付(殆ど不在)から石畳の道を経て、本堂に履物を脱いで堂内に、

そしてボタンを押しますと、堂内に厳かな「声明」(しょうみょう)が

聞かれます。今回は故障していて鳴りませんでした。

其の雰囲気で本尊「阿弥陀如来坐像」を拝する事ができます。

P1020991.jpg

証拠の阿弥陀如来本尊

阿弥陀さんの目は拝する位置によって、怖く・優しく変化します。

僧侶の読経される坐が最も優しく見える45度の角度のようです。

阿弥陀さんの手から紐がぶら下がって居ますので、 (細い紐が

見えるでしょう)手元の紐を引くと阿弥陀さんと握手した事に成る

という事で、浄土へ導かれることを願って実行されています。

この手法は、他寺でも良く見かけます。縁があればお試し下さい。

【大原問答】堂内の本尊阿弥陀如来の前、両側に梯子があり、

壇上が備え付けて有りました。

P1020992.jpg

方や、法然上人が登られた台座

彼方に問答を仕掛けた僧の台座

一方には、「法然上人」がそして、もう一箇所には、「叡山南都の

学僧」と浄土念仏の教理を論議・問答して信服させられたと言い

ます。法然上人54歳対して顕真(けんしん)権僧正(ごんそうじょう)

56歳でした。

既成仏教は、王朝貴族を初め、知恵者、特定の富者のみに適った

もので、貧者・大衆・凡俗は、何等仏の救いも無く、実に仏教とは

他山の石・無縁の存在とされていました。そこで法然上人は、

叡山で修行し会得された結果。 誰もが「一意専心・南無阿弥陀仏」

と念仏を唱えることで「極楽浄土に導かれる」 と、説かれた時、

本尊阿弥陀さんの手から、 御光が射したと言うことで、

「証拠の阿弥陀」 と称されることに成りました。その後「浄土宗」

として庶民の信仰と広がっていきました。

このとき師匠「法然上人」に危害が加えられるのではと、弟子の

「熊谷直実」は懐に鉈を隠し持って、近くで構えて居たところ、

法然上人にたしなめられ、鉈を竹薮に捨てたという事です。

堂内の裏には小さい緒仏像が、並んでいますがその中に

「踏み出しの阿弥陀如来像」があります。人を正に救おうと

左足を一歩踏み出す、救いの動的表現を採っています。

そして「法然上人」の像も有ります。

殆ど貸切状態の様に、来訪される方は、まばらでゆっくりと、

妙なる「声明」のお経を聞きつつ阿弥陀さんの世界に心を寄せて

拝観できます。「三千院」の人込みが嘘の様です。

P1020993.jpg

本堂の庭

折角,遠方の三千院に来られて、時間が無いのか、はたまたご存知

無いのか、その奥をバスする方が殆どで、こうした意義有るものを

知らずに去られる事とても残念です。






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Last updated  2012.04.16 09:17:23
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