ソフトバンクの孫正義社長はNTTドコモやauの料金プランが複雑だと批判してきたが,今回ソフトバンクモバイルが発表した予想外割(ゴールドプラン)や「オレンジプラン」「ブループラン」はいずれも十分に複雑な内容だ。多くのユーザー,特にソフトバンクモバイルへの移行を検討するユーザーは「自分にとってどの料金プランが一番得か」を考えるだけで多くの時間を費やすことになるだろう。
ソフトバンクモバイルの持ち味は,通信事業者(テレコム)の論理ではなく,インターネット業界の論理を持つことであると考えている。したがって,従来の複雑な料金プランではなく,圧倒的にシンプルな料金プランを示した上で,携帯電話の世界をもっとインターネットの世界に引き寄せるサービスを提供すると期待し,予想していた。だが,第1段階では残念ながらこれは外れてしまった。
既に,料金が安い,しかも多くの"但し書き"が付く見かけ上の低料金でユーザーが移行する時代ではないだろう。音声通話定額サービスで学生サークルやカップルのユーザーを獲得することは可能だろうが,言い換えればそのような層でしかユーザーを増やせない可能性がある。それでは「ソフトバンクモバイルは学生やカップル向け」とのイメージが定着し,例えば,法人市場への浸透が難しくなることも考えられる。
また,低料金を理由に事業者を乗り換えるユーザーは"流動性の高い"ユーザーであり,他の事業者がさらに安価なプランを示せばすぐそちらへ流れてゆく。事業者にとっては必ずしも優良顧客とは言えない層だ。
出典: http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061027/252034/
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