建物の3階にあるスクリーンルームの裏手に、柱が1本もない約50メートル×約60メートルの部屋が広がる。部屋には96個のCPUを内蔵した高さ約2.5メートルのボックス864台が整然と並んでいる。このボックス群が京の頭脳の本体だ。
案内してくれた理化学研究所計算科学研究機構コーディネーターの伊藤聡氏は「スクリーンルームで京の歴史や性能をVTR上映した後に、スクリーンが自動的に収納され、目の前に京が現れる仕組みになっている。粋な計らいでしょ」と笑う。
京の消費電力量は約15メガワット。1世代前のスパコン「地球シュミレータ」の約300倍の計算処理能力があるが、電力量は半分近くに抑えることに成功した。ただそれでも膨大な電力を消費するため、発熱を抑える工夫を随所に凝らしている。
京の利用枠のうち50%は国が指定する「戦略プログラム」に充てられる。プログラムには、震災や集中豪雨などの災害を予測し、被害軽減につなげる超高解像度の気象予測システムの構築や、宇宙の起源解明など5つの分野がある。
一般利用は全体の30%で、企業が京を活用できる産業利用枠は同5%。割り当てはノード(CPUの数)×時間で計算する。1ノード時間当たり12.68円を支払う「有償利用」と、無償だが成果の公開義務がある「一般利用」に分かれている。
出典: http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK27018_X20C13A2000000/?dg=1
国産AI開発めざし新会社設立 ソフトバン… April 14, 2026
NECと富士通の事業統合は? January 19, 2026
NEC「顔認証世界一」挑戦者たちの再発見 November 7, 2025
PR
コメント新着
キーワードサーチ