中国の自動車工業協会が12日発表した2015年の新車販売台数は前年比4・7%増の2459万7600台で過去最高を更新した。販売台数は7年連続で世界一となったが、成長率が業界の見込みよりも鈍化。競争の激しさも増している。
中国市場は昨年、年明けから期待を裏切る低い伸び率が続き、5月からは5カ月連続で販売台数が前年割れする事態まで起きた。
大手の工場が操業を休止するなど景気への影響も大きいと見た政府は、10月に小型車の購入時に税を減免する措置を導入。この効果もあって販売は急回復し、11、12月の2カ月だけで日本の年間販売を上回る約530万台を売った。それでも、伸び率は協会が年始めに見込んだ約7%を2ポイント超下回った。ユーロ危機の影響を受けた12年以来、3年ぶりの低水準となった。
減速する市場で健闘を見せたのが日本勢だ。 ホンダ が一気に3割以上も伸ばして初めて年間100万台を達成するなど、 日産自動車 、 トヨタ自動車 との大手3社がいずれも販売を伸ばした。中国市場で好まれるスポーツ用多目的車(SUV)などの新車戦略が奏功した。乗用車の日本車のシェアは15・9%で、前年を0・2ポイント上回った。
外車のシェアは地元の中国メーカーが実力をつける中、日本以外の各国は15年に軒並み減った。中国でシェアトップの独 フォルクスワーゲン も15年は中国販売が3・4%減となり、排ガス不正問題との二重の打撃となった。
16年の市場について協会は6%程度の伸びを予想する。ただ、中国全体での自動車の生産能力は既に「4千万台程度に達している」(国有自動車大手)とも言われる。市場規模に比べて過剰な生産能力を抱えた各社の間で、値下げ合戦などが激しくなりそうだ。トヨタ世界販売、過去最高 ホンダ、日産… April 28, 2026
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