ユビキタスモバイルの夢

March 21, 2016
XML
世界最大規模の通信関連見本市「MWC2016」(Mobile World Congress 2016、2月に開催)において、韓国サムスン電子が新型スマートフォン「Galaxy S7」と「Galaxy S7 edge」を発表した。防塵防滴構造や時刻を常時点灯できる有機ELディスプレイなどさまざまな特徴を備えているが、なかでも「デュアルフォトダイオード」による高速なAF(オートフォーカス)機能をカメラに搭載したのが興味深いと感じた。スマホでも一眼レフ並みの快適かつ失敗の少ない撮影が可能になる技術として注目できる。従来モデルよりも画素数を減らすという、これまでにない変化も見られた。スマホカメラは、数字を前面に押し出した従来の画素数競争から、快適な撮影や高画質など実利を重視した戦略に変わっていく可能性が出てきた。
現在、カメラが自動でピント合わせをするAF機能は、デジカメだけでなくスマホのカメラでも不可欠の機能となっている。AFは、スマホやコンパクトデジカメで一般的な「コントラストAF」と、デジタル一眼レフカメラなどで使われる「位相差AF」の2種類に大きく分けられる。

 コントラストAFは、イメージセンサー(撮像素子)がとらえた映像のコントラストの差を検出してピントを合わせる方式である。ピントが合った状態が最もコントラストが高くなるので、レンズ位置を少しずつ調整してその最高点を検出する仕組みだ。撮像素子の全面でピント合わせができるメリットがあるものの、AFの速度は比較的遅い。また、明暗差が少なくなる暗所ではピントが合いづらくなるといった欠点がある。


だが近年では、微細化したAFセンサーを撮像素子内に組み込むことで(像面位相差AFと呼ぶ)、ミラーレス一眼やコンパクトデジカメでも高速な位相差AFが使えるようになった。スマホでも、アップルの「iPhone 6」などの一部機種が採用している。ただ、撮像素子がぎっしり敷き詰められた間を縫ってAFセンサーを設置しなければならず、AFセンサーの数や位相差AFが動作する位置が限られていた。今回のGalaxy S7とGalaxy S7 edgeで登場したデュアルフォトダイオード技術は、これまでの像面位相差AFの欠点を改良した技術といえる。

Galaxy S7とGalaxy S7 edgeは、実質的な記録画素数が1200万画素と抑え気味であり、数字だけ見ると2300万画素のXperia Xに見劣りする。ただ、同じ撮像素子のサイズで画素数が増えると、1つあたりのフォトダイオードは小さくなり、取り込める光の量が減少するために暗所での画質は劣化する。Galaxy S7とGalaxy S7 edgeは、画素ピッチが1.4μmになり、前モデルの1.12μmより大型化したことで、特に暗所での画質向上の可能性が期待できる。今後、スマホのカメラが「画素数競争」ではなく「画質競争」に力を入れるきっかけとなるかもしれない、と感じた。
出典: http://style.nikkei.com/article/DGXMZO98398430U6A310C1000000?channel=DF260120166490&style=1







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  March 21, 2016 10:53:20 AM
コメント(0) | コメントを書く
[携帯電話・モバイル] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

MM1940

MM1940

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

aki@ Re:さよならスマホ、2050年に普及率0%(10/29) この様な書込大変失礼致します。日本も当…
坂東太郎9422 @ Re:2度目のノーベル賞に挑む  「株式会社Caloria代表取締役社長 管理栄…

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: