「世界モバイル利用動向調査2015」(以下、モバイル動向調査2015)をひもとく連載の最終回は、「IoT(Internet of Things)」の日本市場における現状と、一般消費者の意識について読み解きたい。IoTが普及すればその名の通り、モノとモノがデータをやり取りし始め、新たなサービスが生まれる。やり取りされるデータの中には、利用者の情報も含まれる。利用者の情報はIoTの普及にどのように関与するのかも探ってみる。 IoTが普及するには、身の回りにある様々な「モノ」がネットワークに接続される必要がある。そこで身近な「モノ」が接続されているかどうかを調査した。 IoTサービスで使われるデータは、利用者が自ら進んで提供するのではなく、サービス事業者が収集して分析するものが多くなると予想される。利用者の反応を踏まえるなら、IoTでは収集したデータの管理やセキュリティは、誰がどのように担うべきか今のうちに議論を重ねる必要がある。Webブラウザやスマホアプリの場合、利用者の情報収集について事前に承諾をとっているものも少なくない。同じように、利用者の理解を得られるルール作りが求められている。