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前編の続きです。
チョチョが、タバコがどれほど赤ちゃんのいる家庭において悪い事なのかを知り
今まで和気あいあいとしていた家庭の雰囲気が壊れ始めました。
私とチョチョは、普段母がテレビを見ている部屋(家族が来た時にご飯を食べたり、集まる部屋)の襖を挟んだ隣の部屋で寝ていて、襖をあけると一つにつながります。
父は、普段は台所の続きの部屋でテレビを見たり、台所でご飯を食べたりするので
めったにこちらの部屋に入ってはきません。
が、家族が集まったり、寒くなってきたのでコタツに入りたい…となったときはこちらの部屋に入ってきます。
また、私たちが寝ている部屋に父の箪笥があるので着替えをとりに来たり。
今までは、コタツに入りながら将棋をしたり談話したり両親と私たちでご飯を食べていたのですが、
一度、父がタバコを吸ってすぐに部屋に入ってきたことがあり
一気に部屋中がタバコのにおいで充満しました。
それを機に、父が入ってくるとタバコを吸っていないか確認したり
箪笥に服を取りに来ただけでも 「おとうさんが来た、換気したい」 というようになりました。
もちろん、タバコは吸った直後だけでなく、4時間は吐く息などからも悪いものは出ているようで、
直後のにおいがなくとも服についている、体に染みついているからと、とにかく換気、換気というようになりました。
夜遅くだろうが、ボウが寝ていようが・・・。
換気した後は、決まってこう言いました。
「お父さんが嫌なわけじゃないけど、やっぱりボウに近づかないでほしいな・・・」
こういう発言を毎日何度も聞かされ、私も 「もうわかったってば!」 という思いでいっぱいでした。
チョチョの神経質さは日に日に増し、
ボウのいる部屋に入って欲しくない
ボウに話しかけてほしくない
ボウを抱いてほしくない
洗濯した父の服を、部屋に干してほしくない
乾いた父の洗濯物を、部屋に置いてほしくない
こちらの部屋だけでなく台所も父が居るから空気が悪い
あまり台所にモコを行かせたくない(私がその空気に包まれた服でボウを抱くし、私が空気を吸って母乳に影響しないかとか・・・)
父の洗濯物は全部別にしてほしい
常に台所も換気したいから窓を開けっ放し(この真冬に・・・)
父の入った後のお風呂は俺が入る(空気が悪いから私には触れさせたくない)
などなど・・・・
はっきり言って、うっとうしいです(笑)
こうやって書いてみると、ばかばかしくて笑ってしまいそうになるけど
これを毎日聞かされ、行動にうつされ、常に
「あ、お父さん今タバコ吸いに行った」
「あ、お父さんがもう起きてきた」
とか言われると、呆れるを通り越して、なんだか悲しくなってきて・・・
そのうち、父がこちらの部屋に入ってくるときに襖を開けっ放しにしたりするのですが
「なんでお父さん、閉めてくれないんだろう?向こうの部屋の空気が入ってくる」 とあとから私に怒ったり。
翌日の父の服を、父がいる部屋に準備しておかないと、朝こちらの部屋に取りに来るから
「準備してある?」 とか。
父に言えない分、全部私に行ってくるのは当たり前ですが
じゃあ、これから一生父には抱かせられなくて、おじいちゃんと遊ばせられなくて、
このままずっとそうやって気を遣っていくつもり?
外食や喫煙場所に近づかないなど、気を遣っているとはいえ、
この先ボウが食べたいといったらファミレスとか行くだろうし
そういう場所なんてまだまだたくさんある。
全部が全部、排除なんてできないんだから、いちいちこれもダメあれもダメだなんて
自分も、ボウも疲れない?
そんな思いを言いたかったけど、もう何を言っても無駄だと思い、
また、私の父の事でもあるので申し訳ないという気持ちもないわけではなく・・・
数日は黙って耐えていました。
じゃあ、なんでこの家にお世話になりに来た?
少なくとも、父がタバコを吸っていた事実は結婚した当初からわかっていたこと。
同じ屋根の下で暮らすということは、それをわかったうえで決めたこと。
あくまで、私たちは居候であり、チョチョが父にこの部屋に入ってほしくないとまで言える立場ではないこと。
ここは父の家であり、チョチョを中心に回っているわけではない。
神経質なのは十分だけど、それを周りに強要したり、自分の思い通りにすべて動かしたりできないのは承知の上。
なにか、勘違いしてないか?
いくらボウのためとはいえ・・・。
私がチョチョと同じ気持ちで、私が父に直接いうならまだしも、
残念ながら母親失格かもしれませんが
父にとっては12年ぶりにできた2人目の孫なんです。
私が妊婦時代から一緒に住むようになり、
毎日 「体は大丈夫か?お腹の子は元気か?」 と心配してくれ
まだ産まれないのか、いつ産まれるのかと毎日聞いてきて
お風呂掃除も皿洗いも掃除も全部してくれました。
「お前は寝ていればいい」 と。
ボウが産まれて、初めて抱っこした時は 「じいちゃんだよ」 と涙を浮かべていました。
ボウをあやす顔は、やっぱりすごくうれしそうで、
いつ目が見えるようになるのか、いつ顔がわかって笑うようになるのか
ボウの成長を楽しみにしていました。
そんな父の姿を見ていたからこそ、チョチョと同じ 「ボウに触らないでほしい」 とは思えないのです。
タバコは絶対に嫌ですが、やめれないこともわかっているし、
やめるのは本人の自由なので(本人もやめる気は全くないので)強要もできません。
チョチョの気持ちもわかりますが、父も私の大切な家族なのです。
もう高齢の父です。
やっと授かって孫を見せることができ、父にはたくさん抱いてもらいたいし
いっぱい遊んでもらいたい。
じいちゃんじいちゃんと姉の子供のようになついてもらいたい。
お風呂も一度でいいから一緒に入らせてあげたい。
そう思うのは、母親失格なのでしょうか。
タバコが嫌なくせに、父への思いも捨てきれずボウを危険にさらしてしまう私は
矛盾していますよね。
そんなことを考えながら毎日過ごしていたら、どんどん追いつめられてしまって
「もう疲れた・・・チョチョの要求にこれ以上こたえることはできないかも」
と思ってしまいました。
初めて、この人の神経質さにはついていけないかも、と思ってしまったのです。
それと同時に、父がタバコを吸うからこんなことになるんだ、やめてくれたらいいのになんでやめれないんだ・・・・って父を心の中で責めたり・・・。
すぐに私たちが出ていけばいい話なのですが、賃貸に住んでいた時に
下の人が吸っているタバコの煙が部屋に入ってきたことがあり、(窓も閉めて換気扇も回してないのにコンセントの隙間から入ってきていて、管理会社ともめたことがありました。知り合いの建築士さんに相談したら、施工ミスだと言われ泣く泣く引っ越しました)
その次に住んだ賃貸も問題があってそれで実家に来たというわけなんです。
だから、この次また賃貸でそんな問題があっても小さなボウがいるとすぐに引っ越しなんて大変だし、1年以内には家を買う予定でいるので(チョチョが転職して私が無職なので今すぐには無理なので)
今すぐに賃貸へ引っ越し・・・はあまり考えてないのが現状。
でも、ここ最近のチョチョの行動に疲れ果て、ふっと糸が切れたときに
全部思いを吐き出してしまいました。(早くこうすればよかったんですが)
父への思いや、今後もそんなに全部気をつけれるわけではないことを。
そして、私自身、少し疲れてしまったと。
チョチョも、そこまで私が思いつめてることを初めて知ったので申し訳なさそうにしていましたが、返ってきた答えは
「でも、親が気を付けないと子供は危険にさらされる。この先、そういう免れないこともあるかもしれないけど、今はできることはこれだから。できるときはやらないと。守るのは親しかいないんだから。正直、おとうさんにあまり抱いてほしくないとかボウに近づいてほしくないという気持ちは変わらない・・・。」
でした。
もう、何を言っても無駄なのです。
家を出るしかないのです。
このままでは、私自身が家族を嫌いになってしまうし、チョチョのことも嫌になってしまう。
難しいですね。同居は。
母も、毎日ボウの事を見れるし、あやしたり抱っこしたりそれが生きがいのようにも感じているので出れる状況になったらすぐに出ていく、といったら悲しそうでした。
もっといたらいいのに・・・。と
前までは、
「首が座るのはもうすぐだ、腰が据わってハイハイして…部屋も片付けなくちゃ。
離乳食も始まって大変になる、歩くようになったら目が離せないね!」
と嬉しそうに話していたので・・・。心が痛いです
でも、この気持ちを誰にも話せずずっと抱えていたので・・・なんだかすっきりしました。
チョチョに関しても、神経質すぎるとか私に関しても矛盾過ぎるとか
いろんな思いを持たれると思いますが
何よりも、 「ボウが大事だから」 こその、それぞれの思いであることは変わりないので
ぶつかり合うことも、話し合うことも意見が違って反論することも
全てボウのことをお互いに想っているからなんですよね。
だから、それも仕方ないことだとは思っています。
私はここに吐き出せてちょっと楽になりました(笑)