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すべて、お楽しみさ… かめおか ゆみこさん

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森の声

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2012.01.09
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カテゴリ: カテゴリ未分類
天然堂さんから以下のようなご質問を頂きましたので、今日はそれに答えさせていただきます。

<<タイトル>>
循環という考え方

<<メッセージ>>
うんこの話が出たので話しますが、僕の水俣のお茶農家の友人の家や新潟に移り住んだ友人の家では、うんこが循環しています。この考え方はとても重要なことではないでしょうか。生産と消費を考える上で最も重要なポイントではないでしょうか。今の使い捨て文化、或いはお金ですべてを買うとういうような不思議な価値観が崩れた論理だと理解する時がきていると感じますけど…。篠さん、どうでしょうか?


ある所に、対岸が見えないほどの大きな湖がありました。その湖には多くの魚や生き物が生きていました。

そんな湖にある時どこからか小さな藻が飛んできました。この藻は水面に浮いて繁殖します。そして、毎日倍の大きさになります。

飛んできたのは小さな葉っぱ一枚だったものが、翌日には二枚になり、さらに翌日には四枚になりました。

そのように増え続け、何万年という歳月をかけて湖の半分にまで広がりました。

では、ここで問題です。

この藻が湖の半分の面積を覆うまでに10万年かかったとします。では、あと残りの半分を覆うまでにはどれくらいの時間を要するでしょうか。

・・・・・・・・・・・・・・・・

お分かりになりましたでしょうか。実はたった一日なんです。半分になるまでは10万年かかっても、あと残りの半分を埋め尽くすのにはたった一日あればいいのです。



でも、この「最後の一日」に気づく人はほとんどいません。

以下は 「EICネット」 というところのHPからの引用です。


「種の絶滅」

何らかの原因で、これまで生息・生育してきた種が存在しなくなること。
生物種の絶滅は自然状態でも起こっている。地球上の約9割の生物種が絶滅した2億5千万年前をはじめとして、過去に5回の大絶滅期があったと言われている。しかし、こうした自然状態での絶滅には数万年から数十万年の時間がかかっており、絶滅速度は年に10~100種程度であったと考えられている。
現在、人間活動によって引き起こされている種の絶滅は過去とは比較にならない速度であることが問題視されている。1600年~1900年の絶滅速度は1年に0.25種であったものが、1900年~1960年には1年に1種、1960年~1975年には1年に1,000種、1975年以降は1年に40,000種と、種の絶滅速度は急激に上昇し続けている。


最初に書いた話は空想の話ですから色々と無理がありますが、このEICネットの話は現実の話です。

でも、今現在このような現実が進行していることを知っている人は多くありません。


ところで、別の湖でも同じようなことが起きました。広さも同じで、飛んできた藻も一日に倍に増えます。でも、この藻と、先に書いた湖の藻とは少し性質が違いました。

最初の湖の藻は密集して増え、しかも湖の状態とは無関係に倍に増えましたが、この湖の藻は少し隙間を空けて増えました。だから、湖に蓋をするような状態にはなりませんでした。逆に、日陰を作り生き物たちの住処にもなりました。

また、湖に住む生き物たちの糞や死骸を栄養にしていたため、生き物の数が減ると必然的に栄養不足になり、増加が抑えられました。

また、その藻は実を実らせ湖の中の生き物たちの食べ物になりました。そのようにして自分たちの栄養源を作り出す生き物たちを支えるように進化してきたのかもしれません。

そのため、この湖の藻は一定量まで増えるとそこで増殖がとまり、いわゆる「共生」という状態になり、それ以降ズーッとその湖に生き残りました。





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Last updated  2012.01.09 11:37:23
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