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「楽しさ」を意識し… New! かめおか ゆみこさん

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森の声

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2023.01.04
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カテゴリ: カテゴリ未分類
子どもと大人の違いはいっぱいありますが、「非常に好奇心が強い」ということも、子どもが大人と大きく違うところだと思います。

大人でも好奇心の強い人はいますが非常に少数です。でも、幼い子ども達はみんな好奇心の固まりです。

多分、人類にもそのような時代があったのだと思います。「

そのような時代に、様々な神話が生まれたのでしょう。

「なぜ?」があるから、物語が生まれるのです。
それは科学でも同じですよね。

そして、幼い子ども達は「なぜ?」の答えを物語の形で求めます。でも知的に目覚め始める思春期が近くなった子どもは「客観的な論理」で求めます。
それが「科学的な心」の目覚めです。

7才前の子どもなら「どうしてリンゴが落ちてくるの」という問いに、「クマさんがお腹を空かせているからよ」で納得しますが、思春期が近い子どもは「地球には重力というものがあってね」という説明の方で納得します。

(実際には、リンゴは「地球の重力」だけによって引っ張られて落ちるのではなく、リンゴもまた地球を引っ張っているのです。リンゴにもその質量に応じた「重力」があるのです。)



でも、なぜだか分かりませんがそれ以降、大人になってしまうとあまり「なぜ?」を感じなくなります。
それは「自分の頭で考え、自分の感覚で感じる」ことをしなくなるからなのでしょう。
そして、自分の頭で考えるより、本やネットの中に「知識」や「正解」を探すようになります。

それに対して、子ども達はいつも自分の頭で考え、自分の感覚で感じています。だからこそ、その答えは常に大人の常識とは無関係に「個性的」なんです。

自分の頭で考えなくなった大人達は、子ども達のその「個性的な答え」を馬鹿にして、世間一般の知識や常識を教えます。
でも、子どもにはその「世間一般の知識や常識」が理解出来ません。

そこで、親と子、大人と子どもの対立が生まれたりします。

ただし、大人になってももその「なぜ?」が消えない人もいます。
私もその一人です。ですから私はいつも「なぜ?」と考えています。そして「どうしてみんなは なぜ? と考えないのだろう?」と考えています。

どうしてマスコミはメリットばかりを言い立てて、デメリットについては言わないのだろうか?
というのも、その一つです。



学者達はテレビやゲームや早期教育の害をよく知っていますが、マスコミはその害については知らん顔しています。

原発推進派は原発のメリットばかり語り、反原発派は原発を止めるメリットしか語りません。

そして、双方共に、デメリットについて語ると「悲観的だ」とか陰謀論者だと言われたり、パッシングを受けたり、仲間から追い出されたりします。

戦争中、「兵隊さんがかわいそう」と作文に書いた少女が、「反日的」「赤だ」ということで、厳しく叱られたそうです。

今の日本にも同じような状況はあります。そして、「なぜ?」については誰も言及しません。


なぜ人は大人になると「なぜ?」と問いかけなくなるのでしょうか。
不思議です。

自分の身を守るためでしょうか。





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Last updated  2023.01.04 07:00:10
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