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森の声

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2025.11.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ここのところ「心とからだをつなげる方法」「からだの各部をつなげる方法」について色々書いてきましたが、問題はそのほとんどが現代人の生活から失われてしまっていることです。

子ども達の「からだを使った遊び」にも「心とからだをつなげる働き」「からだの各部をつなげる働き」がありますが、それも「危険だから」と大人に止められたり、「遊びを伝承する群れ」が消滅することで、ほぼほぼ消えてしまいました。

また、その状態に慣れてしまった子どもに、昔の「からだを使った遊び」を提示しても、興味を示さないか、やろうとしても出来ません。コマ回しなんかでも、最初は興味を持ってやろうとするのですが、まず、ヒモが巻けません。巻いてあげても、投げ方のイメージが掴めていないのでコマが飛んでいって危険です。当然、回りません。で、すぐに諦めます。

「からだ遊び」や「群れ遊び」を大切にするような保育をしている幼稚園や保育園に通っていて、普段から「からだ遊び」をいっぱいやっているような子は、色々と工夫して結局回せるようになることが多いのですが、そういう保育をしている幼稚園、保育園は多くありません。

ちなみに、そのような能力が育つために必要なのは「先生が指導してやらせる活動」ではなく「子ども達が自主的にやる活動」です。「先生の指導で体操をやらせたから育つ能力」では無いということです。自主性が必要なんです。「遊び」ってそういうもんですよね。

それに、「からだ遊び」に興味がない子に、「からだ遊び」をやらせようとしても、からだの使い方の基本が出来ていないので非常に危険です。また、出来ないし、楽しめません。そしてすぐにふざけ始めます。

以前、子ども会の依頼で異年齢の子ども達対象に「からだ遊び」をしようとしたのですが、上級生の子ども達がふざけ始めて危険な状態になってしまったので内容を変えたことがあります。運動会から、昔は普通にやっていた数人で組んでやる騎馬戦や棒倒しのような種目が減ってきたのもそのせいでしょう。

先日、うちの教室の子が「友達が遊びに来ても、ゲームする時間がもったいないので断っちゃう」と言っていました。友達と遊ぶよりも一人でゲームをしている方が楽しい子が多いみたいです。その様な子は「言うこと」は立派なのですが、実際には何も出来ません。

先日、以下のような記事を読みました。

小学校低学年ほど暴力増加「登校した瞬間、友だちに殴りかかる」
...大人が知らない校内暴力の今<小中学校での暴力・いじめが過去最多を記録。取材を進めると、驚きの実態、その要因が見えてきた。あなたの子どもは加害者になっていないか?>
今年10月に文部科学省が発表したデータによれば、全国の小中学校で起きた子どもの暴力やいじめ事案は、過去最多を記録した。(ニューズウィーク)




今、大人達が真剣に「子どもの遊び」「子どもの環境」「大人の生活」について考え直してみなければ、日本の社会は大変なことになってしまうと思います。





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Last updated  2025.11.23 06:45:22
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