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今日も揺れて揺れて揺れまくってる栃木です。震度は3~4程度なのでたいして気にならない感じになってきましたが。地震発生時は店の商品が総崩れになりましたが、人的被害がなかったのは幸いでした。そして驚異的な復活力で翌日には営業再開。意外と頑丈な店で感心しました。今は計画停電との戦いの日々。これが結構面倒くさい。東電さんよ、もっと分かりやすい停電情報をお願いしますぜ。それにコマ切れでの停電ではなく、企業は丸1日停電とかにして欲しいぞ。そうすれは店もスタッフもちゃんと休めるのに。ネオンなしの自粛節電営業にも慣れましたが、端から見れば閉店しているようにしか見えない。それでもお客様はやってくる。お客様が来るから店を開けるのか、店が開いてるからお客様が来るのか。どっちか良く分からない今日この頃です。地震の被害がさらに拡大しています。印刷所では紙が不足し、輸送も滞る状況。版元の倉庫の被害も大きいようです。18日発売の本も入荷は19日に伸びました。来週はどうなることやら。早く通常の営業に戻りたい。最初の仕事は既に決めてある。「がんばれ日本、がんばれ東北フェア」だ。この英国紙のパクりなんですけどね。英紙が1面で日の丸に「がんばれ、東北。」
2011.03.16
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時間がないので簡潔に。生きてます。無事です。家は屋根瓦が落ちヒビ割れだらけ。食器は相当壊れました。私の部屋は宙を舞った本が四散し本の山ならず海と化しました。震度6強は初めての体験でした。今でも余震が続いてます。強い余震が何度もあり、数えるには指が足りない。体感する地震を数えるのはもうやめました。実は、紆余曲折を経て先月元の職場に復帰してました。なのでこんな状況でも出勤せねばならないのがなんとも。あ、ついに本の流通も打撃を受け、16日発売の本は、17日にならないと届かない事態となりました。ガソリンが不足している・・・唐突な書き込みで失礼しました。落ち着いたらまた書こうと思います。皆さまのご無事をお祈りします。
2011.03.15
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中国と日本の問題。今のところ私個人としての被害といえば、滅多に見ない街宣車が家の前を大音量で疾走し、うるさくて寝ていられないという程度のものですが、(曲はなぜか『雪の進軍』)今後の推移が非常に気になるところです。船長の釈放が金曜日だったため、ニュース番組の少ない週末にぶち当たり、テレビをつけていても十分な情報が得られないのが歯がゆい。これって特番組むくらいのことだと思うんだけどな。素人考えですが現段階での感想というか疑問点をいくつか。●中国人船長はたった独りでずっと拘束され続けていたにも拘わらず最後まで容疑を 認めなかったとのこと。良く訓練された人のような気がするがいかに。 一方、フジタの社員4人が拘束されていますが、日本人は彼ほど毅然としていられる のだろうか?●中国船が海保巡視船に衝突したビデオがあるとのことだがいつ公開してくれるのだろう。 少なくとも世界に対して日本の主張を客観的に提示出来ると思うのですが。 中国船は帰国してから船腹に大きな傷を捏造して、あたかも日本側が衝突したかの ような印象操作をしているらしいので早くした方が良いような気がする。●中国の国内に対日強硬派が存在し、それを抑えるために中国は止むを得ず日本に対して 厳しく出ているとの見方があるが、日本が中国に対して譲歩すればするほど中国の 民主化が遠のき、強硬派ではない人たちや国内に抱える被抑圧民族の方々が不幸に なっていくのではないか。中国人民の人権はどうでもいいのでしょうか。●ロシアや韓国とも領土の問題がある日本。こちらは今後どうするのか? 中国は沖ノ鳥島も『島』ではなく『岩』だと主張している点も見逃せない。●東シナ海では中国の拡大にベトナム・台湾・フィリピンが既にやられている。 これら諸国と共闘どころか信頼を失ったのではないか。この海域が完全に 中国の支配下になった場合、今回のような事件が起こるたびに海域を封鎖され、 臨検・拿捕が発生したらどうなるか。当然商船は遠回りのルートを通るだろうから、 その分コストが跳ね上がり、日本人は高い商品を買わされるハメになるのでは。 商船の保険料自体高騰するだろうから、そのツケも回ってくるでしょう。●日本の国連常任理事国入りはさらに遠のくのではないか。 アジアで中国独り勝ちという状況は世界的に見ても不安だと思うのですが。●『富国強軍』を旗印に軍拡に邁進する中国。このまま放置すれば近隣諸国の軍拡にも 繋がるのは必定。いいのでしょうか? 正直、早く平和的な方法で解決して欲しい。中国は中々折れないでしょうから、(折れたら国内で暴動=第二の天安門事件か?)各国へきちんと説明して理解と協力を求めてはいかがでしょう。国際的な世論を味方にすることが肝要かと。かつてトウ小平はこう言いました。『白猫だろうが黒猫だろうが鼠を捕るのが良い猫だ』どんな手段を使っても領土を獲得するのが良いことだ、などと中国側で解釈されていないことを願います。それにしても一番怖いのは次に同様の事件が発生すること。海保の方々は大丈夫でしょうか?追記。そうそう、中国が求めている『謝罪と賠償』。日本政府はこれに応じないでしょうが、その裏で、後になってからこっそり『ナントカ資金援助』とか『ナントカ協力金』などという名目で税金を注ぎ込みかねないので注意が必要かも。
2010.09.26
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連日報道されてきた中国との尖閣を巡る問題。最悪の方向にすすんでしまっているように思う。そんな中。日本の報道を見ると、この船長のサインを、ピースサインと報道。その一方で中国では、ビクトリーサインと報道していた。とても『平和』のサインとは思えないのですが、なんでピースサインという言い方をするのだろうか?不思議!しばらく体調不良で療養していましたが、少しずつ次に向けて動き出しました。それにしても飯がまずい日が続いているのがなんとも。
2010.09.25
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自分の体を過信していたわけではないのですが、油断はしていたかも知れません。*ちょっと汚い話でスミマセン熱中症なのか食中毒なのか良く分かりませんが、全身の倦怠感からはじまり徐々に具合が悪くなり、熱38.0度、そして頭痛がやってきた。それだけなら寝てなんとかなったのですが、今回は同時に激しい腹痛+下痢。これは辛かった。今までも多少の腹痛は良くあったので、とにかくGO TO トイレで解決や、と意気込んだものの、そう簡単にはいかない。出すだけ出してもちっともすっきりしない。それどころかトイレを出た後からすぐにまた行きたくなる。30分~1時間ごとにずっとトイレ。最初間欠泉だったのが、華厳の滝になるのにさほど時間はかからなかった。これが夜も朝も昼もずっと続き、クスリを飲んでもあまり変化が見られない。発熱と頭痛は一晩で治まったので良かったですが、いかんせんドバドバが止まらない。ほんと、ドバドバでした。(毎回ほぼ水状で時たま空砲)こんなのはじめて。3日間で2kg減。飲食した分を差っ引くと、数キロいきましたね。すごい。ちょっと前までで2kg減していたので、はからずも結果的に4kg減に成功してしまった。にしても間断なくトイレに入るって辛いわ。ずっと本読んでましたが、疲れる。それに頭がまわらなくなりますね。PCに向かう気も起きませんでした。考え事をはじめると直ぐ下腹部に違和感が出てくるんだもの。集中出来ない。で、ほぼ寝てるかトイレ入ってるかを繰り返し、ようやく落ち着きはじめたところです。正露丸が少し効いたかな。そういや原因は未だに良く分かりません。思い当たる節がこれといってないのです。いつもと同じものを食べ、同じ生活をしていたので。ただ、最近エアコン使わずにいたので、これは改めました。熱中症の症状なんですかね?? 良く分からん。仕事していた頃はこんなこと一度もなかったのに、辞めたら急にこんなになるなんて、やはり緊張の糸が切れると万事こうなるものなのか。ちょっと衝撃の数日を過ごしています。完治まではもう少し時間が必要かも。 本日天気晴朗ナレドモウォシュレットノ浪高シ
2010.08.27
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現代のミステリー。色んな意味で感心しました。何の役にも立たないけれど。ロシアの謎の短波放送 UVB-76。 『ザ・ブザー』。ではウィキペディア先生に詳しく聞いてみましょう。 UVB-76 UVB-76とは、通常周波数4625kHzで放送している、短波ラジオ放送局の コールサインである。その放送内容から、『ザ・ブザー(The Buzzer)』 という名で知られている。 この放送局は、1日のうち23時間10分(グリニッジ標準時7:00~7:50の間は、 送信機の保守点検を行なっている[1])もの間、1分間に約25回のペースで 短く単調なブザー音(サンプル音)を繰り返し流し続け、またごくまれに ロシア語による音声メッセージが放送されるという、極めて不自然かつ 謎めいた放送内容から、広く議論の的となってきた。 様々な憶測が流れているものの、 この放送局の実際の目的は明らかにされていない。毎日毎日ほとんどの時間で、ひたすら謎のブザー音を流し続けているという。で、この放送が今年の6月に一時中断。その際にこの存在そのものをネットで知りました。私的に衝撃だったのが、この存在もさることながら、この放送を常時観測している暇人、いや、人がいるということ。 極めてまれに、ブザー音が中断され、ロシア語による音声メッセージが 放送されることがある。このようなことは、UVB-76の28年間の歴史の中で たった3回しか観測されておらず、 またその全てが1990年代後半以降に行われている。謎のブザー音を流し続ける仕事があり、また、それを聴き続ける仕事がある。世の中には色んな仕事があるのだなと心から感心いたしました。もちろんこれはハローワークには載ってませんでしたが。そういや百科事典にも載ってなさそう。ムダかどうかは別としてネットの情報力は凄いや。肝心のブザー音はYoutubeで確認出来ます。 *注意 ちょっと怖いです現在はまたブザー音が再開されているようです。今、この瞬間もどこかで観測している人がいるのでしょうか?
2010.08.24
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前の記事を書いていて思い出しました。昨年、講談社おはなし隊による絵本の読み聞かせ会を行っていたのでした。暑い日でしたが、予想を大きく上回る参加者数だったので、臨時で2回に分けてやってもらうほど盛況でした。 講談社おはなし隊 HPで、全国を周っているおはなし隊。キャラバンカーは2台あるようです。そのうち、昨年私の勤務先の書店に来てくれたのは、出来たてほやほやの最新号でした。ピッカピカでした。こんな感じ 中には絵本がたくさん スピーカーとエアコンも もったいないばあさんの作者さんによるサイン ちなみに、全国の読み聞かせ会で使う絵本はどんなものが多いのか聞いてみたら、上位はほとんど講談社さんの絵本でしたが、他社の本も相当入っておりました。すずき出版、福音館書店、偕成社あたりが目立ちます。その時のベスト3はこんな感じ 3位 『ふってきました』 2位 『ぼくのくれよん』 1位 『もったいないばあさん』 このキャバンカーは、読み聞かせ会の前後で参加者たちに開放されます。読み放題です。もちろん無料です。なので、お近くで開催されるようなことがありましたら、ぜひ覗いてみてくださいね。
2010.08.23
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『絵本ナビ』のサイトにて、9月16日までの間、31作品が全ページ無料で読めます。会員登録をすると、1作品あたり30分の制限はあるものの、全ページ読めてしまいます。中身を確認してから買いたいという人にはちょうど良いサービスですね。今回は試験的なもので、10月から本格的に稼働するとのことなので、さらに作品数が増えるかも知れません。 絵本ナビ HPで、ちょっと見て来ましたが、作品数が少ないのと、肝心の福音館書店の絵本が全くないのが残念でした。今後に期待ですかね。店頭ですと、絵本は結構手間がかかる商品でした。シュリンクといって、ビニールパックを店でかけるようにしていましたが、全てシュリンクしてしまうと、一切立ち読み出来なくなってしまうので、平積み商品の一番上のものを『見本』として読めるようにしていました。なぜシュリンクをはじめたかというと、小さなお子さんが読むものですから、親御さんがなるべく綺麗な状態のものを選ぶからです。絵本コーナーは常に子どもたちが遊んでいるような所なので、彼らが思わず汚してしまったりページを破いてしまうなどは日常茶飯事。そうなると売るわけにはいきませんから、売り物と見本を明確に分ける作業が必ず伴います。ただ、棚に1冊しか入っていない本は悩みのタネでした。シュリンクしてしまえば中が読めないから売れないし、しなければ汚されて売れないし。ほとほと困っていた頃は、もういっそ絵本は全部ネット販売にしちゃえばいいのに、なんて思ったこともありました。『もっと綺麗なのないの?』嗚呼、何度この言葉に打ちひしがれたことでしょう!ないんですよ、棚の本は1冊しか。それで何度チャンスロスをしたか分かりません・・・絵本ナビはネット販売とリンクしているため、書店のメリットはあまりないかも知れませんが、書店の最大のメリットは全てを手に取って確認出来ることなので、そこを上手く衝くことがカギになるのではないかと思っています。ちなみに私は版元情報以外では『MOE』や『別冊太陽』などから絵本の情報を得ていました。
2010.08.23
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かつて、オーストラリアの北、木曜島へ出稼ぎに行った日本人たちがいた。 昨日、今日と暑さが戻ってきた。今までは日焼けとは無縁の生活をしていた分、天気の良い日はなるべく日に当たるようにしています。庭か日の当たる部屋で読書する。水分の補給は欠かさない。それに運動不足を解消することも考え、腕立てしながら読書する。戦う読書。もちろん腕立て伏せだと辛いので、腕立ての姿勢が疲れたら戻し、また繰り返す。そしたら腹筋が少し戻ってきた。ような気がする。体重も10日ほどで2kg減。まだまだいけそう。走れば良いようなものですが、走る時間があれば読書に充てたい。いつか読む日もあるだろうと積ん読していたものが意外に多いのだ。で、積ん読の山から出てきたのがこの『木曜島の夜会』。いつ買ったのかすら忘れていた。 『木曜島の夜会』 司馬遼太郎 文藝春秋 オーストラリアの北にある小さな島、木曜島。ここには明治のはじめの頃から日本人が出稼ぎに行っていた。この海で獲れる白蝶貝や黒蝶貝がヨーロッパの貴婦人たちの胸を飾るボタンとして高く売れたので、良い稼ぎだったらしい。面白かったのが、日本人の仕事は主にダイバーとして海に潜ることで、親方は大抵他国人だったということ。日本人より深く潜れる者はいなかったし、日本人よりそれを面白いと考える者がいなかったからだろう。かつての倭寇も、後半は日本人が戦闘を担い、親方は明人だったという。金の工面、対外交渉や経営よりも現場仕事を好む民族性。職人気質。これは分かる。現場仕事は面白くて仕方がないもんな。そういやウチも職人の家系だった。ただ、戦争の影がここにも現れた。この地でダイバーだった日本人たちは、戦争が始まってから皆オーストラリアの収容所に入れられたそうだ。そこでの奴隷船なみの扱いに、人種差別的なものを感じずにはおれない。そして戦後は需要がなくなり仕事もなくなっていった。高度経済成長期に司馬氏がこの寂れた島を訪れ、かつてダイバーだった屈強な男たちから話を聞く。それを本にまとめたものがこの作品。他に短い歴史小説が3篇収録されており、中でも『有隣は悪形にて』が面白かった。吉田寅次郎(吉田松陰)と富永有隣の話。二人の関係を、なんとなく『アマデウス』におけるモーツァルトとサリエリに例えて読んだら余計に面白かった。尤も吉田松陰は清廉潔白で、富永有隣は悪形だから外見は逆だけど。才能を持たざる者は、持っている者をただ眺めているのが一番良いのかも知れない。
2010.08.23
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先日頼んでおいた塩コーラが本日届きました。こんな箱に入って。 取り出して。 早速飲んでみた。とっても暑い昼下がりだったので、冷蔵まで待てず。グラスに氷を入れて飲んだ。お、泡が少ない。コカコーラみたいにしゅわわんしゅわわんしない。宗谷の塩のなせる技か。で、飲んだ感想。う~ん。面白い味がした。コーラというよりか、何ていうんでしょう、懐かしい味? な部分もありました。はるか昭和の昔に駄菓子屋さんで出会ってたような。もっとしょっぱいかと思ったのですが、意外とそうでもなく。ただ、後からじんわりと塩気がきますけど。コカコーラよりも軽い感じですが、さすがに2本連続で飲んだらちょっとお腹がつらいです。 北海道限定 宗谷の塩コーラ北海道発! 熊出没注意塩コーラ 500ml×24本期間限定1ケース送料...価格:4,296円(税込、送料込)
2010.08.22
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今日はうつのみや花火大会がありました。一人で行っても面白くないので自宅から観賞。花火なんてまともに見るのは十ウン年ぶり。世界的な花火大会に比べれば規模の小さなものですが、やはり地元で開催される花火はいいもんですな。また来年もやってもらいたいものです。で、試しに動画に撮ってみた。 動画の編集の仕方が少しずつ分かってきたぞ。お気に入りの音楽を入れてみた。ただ、いかんせん古いデジカメなので画質が悪い。悪すぎる。今日届いていた家電ショップの決算セールチラシを思わず隅々まで見てしまった。1000万画素とか普通だったのね・・・
2010.08.21
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書店で無料で配布しているものです。 版元さんが独自に出しており、文庫、新書、コミック、単行本・・・と何でもあります。書店に置いてなければ、店員さんに取り寄せを頼むことも出来ます。もちろんタダ。中はこんな感じ。 作者順に並んだ書名が、解説付きでずらっと並んでいます。時刻表を読み物として読む人がいるといいます。まるで旅をしている感覚になるそうです。私もそんな感じでたまに目録を読みます。とても勉強になります。書店に足を踏み入れた際には、目録をもらってみると良いでしょう。何かと使えます。なぜ急に目録なのかというと、実は、先日元スタッフより何か面白い本はないかと急に聞かれ、フハッ、と言葉に詰まってしまったので、慌ててチェックしているから(笑)今晩のおかずは何にしようかな~?おいしいやつ!!これって結構困る。
2010.08.21
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スピルバーグとトム・ハンクスが手掛ける壮絶なる太平洋戦記ドラマ。 現在、WOWOWにて毎週日曜日に放送されている全10話のTVドラマシリーズです。 『ザ・パシフィック』 公式HP映画『プライベート・ライアン』では監督と主演の関係であったスピルバーグとトム・ハンクス。その2人がタッグを組んで、同じ欧州戦線を舞台にした『バンド・オブ・ブラザーズ』というTVドラマシリーズを制作しましたが、今回の『ザ・パシフィック』では、その名の示す通り太平洋戦線での第1海兵師団の行動を中心に描いています。『プライベート・ライアン』以降、そのトーンを抑えた映像、目の前で本当に戦争しているとしか思えない表現、主義主張よりもそこで何があったのか、を徹底して追求するリアリズムに惹かれて観てきましたが、『ザ・パシフィック』でもそれらが踏襲されており、悲惨度はさらに上をいく。熱帯のジャングルでの戦闘の過酷さ。欧州戦線とは異なり、非文明の真っ只中。それに、米兵による日本兵に対する残虐行為。これが繰り返し出てくる。ひどい。ここまで描いたアメリカ作品は過去なかったのではと思えるほどに直接的だ。確かにこれは地上波では無理だなと納得。『ジャップ』という呼び方が散々出てくるのは事実そうであったのだから当然として、ここまで描いて大丈夫なのかと余計な心配をしてしまう。実在の3人の兵士の手記を元にドラマ化しているので、それを忠実に再現したいというスピルバーグの姿勢には今回も拍手を送ろう。ただ、日本兵の内面はほとんど描かれていないので、その感情は窺い知れない。ベトナム戦争もののベトコンみたいな戦闘マシーンになっている。主人公ら第1海兵師団がガダルカナル島に上陸して以降、メルボルンでの休息、ニューブリテン島南部での戦闘を経て、ペリリュー島に上陸したところまで現在放送されています。今後、硫黄島~沖縄と描かれていくようですが、第1海兵師団が常に最前線での危険な上陸作戦を引き受け、日本を追い詰めていったということが示されていくのでしょう。 ↑ノベライズ ↑主人公の一人、ユージン・スレッジが書いた本 メイキング映像 脱線しますが、今、ドナルド・キーンの『日本人の戦争』を読んでいます。 本屋の片隅で棄てられたような安い値段で置かれていた源氏物語を戦争直前に読んで日本に興味を持ったという氏。アッツ島以降の戦争を経験。その間日本兵の日記を読んで分析したり日本兵捕虜の尋問を行うなど『ナマ』の日本兵に接した日本語の出来る数少ない米軍兵士でした。そして戦後は日本文学の碩学に。そんな体験を持つ氏が戦時下の日本人作家の日記について書き記した素晴らしい本です。日本兵、日本人の内面に一番詳しい元米兵が氏だと思います。いつかスピルバーグの手によって、彼の体験が映像化されないかな・・・と淡い期待を持っております。
2010.08.20
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古代ローマの男、現代日本の風呂へタイムスリップ!! もうそろそろお風呂に入るのが気持ち良い季節になってきたのでしょうか。昨日までとは打って変わって今夜は涼しげな風が吹いてきております。以前読んだマンガです。 『テルマエ・ロマエ』 ヤマザキマリ エンターブレイン タイトルは『ローマ人の浴場』の意味。古代ローマ時代の男が入浴中に、突然現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、その先で会った『平たい顔』の人種、日本人から得た知識をもって再び古代へ戻り、成功を収める・・・という、カルチャーギャップ&シチュエーションギャグマンガです。毎話タイムスリップを繰り返すのですが、古代ローマ人と日本人のお風呂に関する情熱がいちいち面白い。ただ、マンネリ化するとネタが尽きそうなところは、なんとなく『聖☆おにいさん』に近い気がします。別に古代ローマ人を引き合いに出さなくても、普通に外国人のニッポン体験で十分マンガ化出来そうなものですが、『聖☆おにいさん』があったのでやらなかったのかな。その分古代ローマの暮らしぶりについてはかなり研究しているようで、描写は真剣かつ真面目な感じ。途中で古代ローマに関するコラムもあるし、さりげない1コマにも当時の風俗が描かれていたりしていて侮れない。なるほどそれで表紙も手が抜けなかったのだなと妙に納得。だって、この表紙。丸出しなんだもの。発売日に新刊台に積んであるのを見て驚きましたよ。ちなみに『マンガ大賞2010』大賞受賞作品です。私は先日店で2巻の予約を入れてしまった。来月発売です。
2010.08.19
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先日発売された雑誌『TIME』の表紙が話題になっていました。鼻と耳を切り落とされたアフガン少女が表紙だったからです。タリバン指導者の命令だったそうです。 『TIME』アーカイブ HP (画像あり) *注意 ややショッキングです雑誌は時代を映す鏡と言われてきましたが、『TIME』ではその時代を象徴する人物をカバーパーソンとして毎回表紙に取り上げています。日本人も過去に幾度となく選ばれてきました。気になったので、その中からいくつかご紹介してみようと思います。 東郷平八郎元帥 1926年11月8日号 昭和天皇 1928年11月19日号 犬養毅総理大臣 1931年12月28日号 近衛文麿総理大臣 1940年7月22日号 松岡洋右外務大臣 1941年7月7日号 野村吉三郎駐米大使 1941年9月22日号 東條英機総理大臣 1941年11月3日号 山本五十六連合艦隊司令長官 1941年12月22日号 山下奉文第25軍司令官 1942年4月2日号 板垣征四郎朝鮮軍司令官 1942年8月3日号 永野修身軍令部総長 1943年2月15日号 鳩山一郎総理大臣 1955年3月14日号 美智子皇太子妃 1959年3月23日号 岸信介総理大臣 1960年1月25日号 松下幸之助 1962年2月23日号 盛田昭夫 1971年5月10日号 昭和天皇 1971年10月4日号 麻原彰晃 1995年4月3日号 渡辺絹代 (広島原爆の被害者) 2005年8月1日号ウィキペディアによると、日本人は38回取り上げられているようです。中でも、昭和天皇が6回とダントツに多いです。全てを取り上げることは出来ませんでしたが、日米開戦に向かっていく時期と、戦時中の緊迫度があの表紙からも窺い知れるような気がします。一方で、戦後の扱いの少なさを考えると、日本は政治不在の扱いを受けているような気がしないでもありません。吉田茂の表紙がないのにも驚きました。最後の方は、恐らく戦後60年の節目で取り上げられたのだろうと思いますが、それからの5年間、日本人は全く取り上げられていない様子です。
2010.08.18
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さあ行こう、デリーからロンドンまで。行けるところまで行ってみよう。 一度読んだきりで忘れかけていた本を探し出した。ちょっと思い出してみようとページをめくる。ほんの20ページくらい読めば満足するはずだった。でも、気付いた時にはどっぷりと日が暮れ、いつしか暑さも忘れていた。 『深夜特急 1 -香港・マカオ-』 沢木耕太郎 新潮社 一日を何ものにも邪魔されず自由気ままに過ごしている今、それは無計画な一人旅にも似ている気がした。ゴールだけは設定してあるものの、その過程は全く決めていない。全てが気分の赴くまま。自由なのだ。かつて、ユーラシアをそんな具合で旅した男がいた。沢木耕太郎。26歳。インドのデリーから乗り合いバスでロンドンまで。敢えて乗り合いバスを選んだ旅だった。 人のためにもならず、学問の進歩に役立つわけでもなく、 真実をきわめることもなく、記録を作るためのものでもなく、 血湧き肉踊る冒険大活劇でもなく、まるで何の意味もなく、 誰にでも可能で、しかし、およそ酔狂な奴でなくては しそうにないことを、やりたかったのだ。1巻はデリー前哨戦の香港とマカオの話。読み始めるとやはり面白い。途中でやめようと思ってもむつかしい。ここで面白いことが起こった。香港まで一気に読み終え、次はマカオへ旅立とうとページをめくろうとしたところ、計ったかのようにケータイが鳴った。昔、同じ職場で戦った仲間からだった。少しの話をし、電話を切った。深夜特急の車窓から、街の灯りが見えたような気がした。さあ行こう。行けるところまで行ってみよう。やはりいい本だな、と思った。
2010.08.18
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こういうの・・・すごく好きです。 とあるロボットの国。ある日、メインの動力源が事故により動かなくなってしまう。そして全てが眠りについた1万年後。偶然カミナリが落ちて動力を得た1台のロボットを操作してメインの動力源を復旧させるのだ。 フラッシュゲーム 『LITTLE WHEEL』 *音量注意無料のちょっとしたアドベンチャー風ゲームです。操作は簡単。画面に出てくる白い丸を順番を考えながらクリックしていくだけ。間違ってクリックしても問題なし。とにかくクリック。私は最初からいきなりつまづきましたが、望遠鏡を覗いて見えた通りに9個並んだスイッチのいずれかを押せばOK。音楽も絵もなかなか良いセンスです。作ったのはスロバキアのクリエイターだそうです。 OneClickDog.COMそれにしても今日も暑い!
2010.08.18
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昨日の夕方のTVで紹介されていたものです。北海道限定 宗谷の塩コーラ北海道発! 熊出没注意塩コーラ 500ml×24本期間限定1ケース送料...価格:4,296円(税込、送料込)雑誌で話題の商品です!!【送料無料】日本最北端 塩サイダー500ml×24本入【smtb-T】価格:3,528円(税込、送料込)どちらも北海道産。宗谷の塩を使用しているようです。普段はこ~いうのほとんど買った試しがないのですが、酷暑に疲弊していたもので、番組観ながら即クリックしていました。昨年辺りから店頭でもタイトルに『サレ』がつく本が多く出ていて、どんなオサレなものなのかと思っていたら、塩を使ったスイーツが流行りとのこと。ようやく『ソルト』のおふらんす語読みが『サレ』なのかと理解した次第。 こんなのとか いつの間にか塩もの食品って増えていたのですね。そういやキットカットの塩のやつ一度だけ食べた気がする。もともと私は目玉焼きにも野菜にも塩をかける『シオラー』だった。まだまだ暑い日が続きそうなので届くのが楽しみです。届いたらまた記事にしてみよう。それまではしおらーしく待つとしますか。それにしても塩コーラの『熊出没注意』のデザインいいなあ。
2010.08.18
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岩盤温度摂氏160度超。数メートルに1人の犠牲者を出した隧道工事を描く。 今日も暑い。暑い日こそ激辛カレーを食べるように、敢えて暑そうな小説を読んでみた。ところが暑いどころか熱すぎる話だった。 『高熱隧道』 吉村昭 新潮社 吉村昭は記録文学の名手。その淡々と事実に基づいた記述が好きな作家さんです。これは、昭和11年にはじまり、以後4年間にわたってすすめられた黒部第三発電所建設工事の中でも、最も過酷であった隧道(建設材料を運ぶための軌道トンネル)掘削工事に焦点を当て、登場人物はフィクションであるものの、事実を基にしたすさまじい内容の小説です。私は知りませんでしたが、山の腹に穴を開けて掘り進んでいくと、猛烈な高温になるらしい。特にこの地域は温泉湧出地帯に当たってしまったらしく、掘り進むごとに人知を超えた温度になっていく。岩盤温度65度にはじまり、最終的には166度(!)。岩盤破砕に必要なダイナマイトが自然発火してしまう温度を軽く超える。マイトの安全基準は40度だ。次々と事故が起こり、起こるたびに吉村昭の筆はそれを克明に描写する。えぐい。冬には冬で大自然の驚異が襲いかかる。雪崩だ。それも泡雪崩というらしい。鉄筋5階建ての宿舎を人夫もろとも根こそぎ山の向こうまで吹き飛ばしてしまうとは。最終的に、この工事により300人を超える命が失われたそうだ。でも工事は中止されなかった。戦争へ向かって突き進む当時の国家的要請が人命よりも優先された。軍需工場群にはこの発電所が生み出す8万8千KWの電力が必要だった。大自然と人間の闘い。人夫のプライド。工事監督官の苦悩と挑戦。吉村昭の冷静な筆致がいかにもテーマに合っていて興味深い本でした。黒部ダムにも行きたくなってきた。(ミーハーですかね)戦後、映画『黒部の太陽』の舞台となった黒部ダムの建設に際し、170人以上の殉職者が出たことはまた別の話ですが、英仏海峡トンネルを掘削していった日本製のシールドマシンが誇らしくもあったため、その陰ではこういう犠牲が払われてきたのか・・・と思うとより感慨深いものがありました。
2010.08.17
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『乙女の皆さん、アンネ・フランクをちゃんと思いだしてください!』文藝春秋9月特別号を読みました。 今回は第143回芥川賞受賞作『乙女の密告』全文掲載。で、『乙女の密告』読んでみました。京都外国語大学のドイツ語学科では、風変わりなドイツ人バッハマン教授によるドイツ語スピーチコンテストが開催されようとしていた。女子学生たちを教授は『乙女』と呼ぶ。その乙女たちに課せられたのは、『ヘト アハテルハイス』、隠れ家、つまり『アンネの日記』の暗唱。それも、教授が言うところの、『ヘト アハテルハイス』の一番重要な日の部分。かくして乙女たちは、『記憶喪失』とたたかい、乙女らしい密告とたたかいながら、スピーチ当日を迎えることになる・・・僅か40ページほどの短編でしたが、じっくり読めました。現実の話と『アンネの日記』がリンクして話がすすんでいくので、『アンネの日記』を知ってるつもり!?だった気がして仕方がなかった。ユーモアを織り交ぜた読みやすい文体ですが、重いテーマを内包しています。覚えることよりも、忘れることの方が怖い。そんなことを感じました。ラストの種明かしもなかなか興味深いものでした。あらためて『アンネの日記』が読みたくなりますね、これ読むと。店頭ではぜひ並列販売をして頂きたい。 『乙女の密告』は既に単行本化もされています。 蛇足。『文藝春秋』では、受賞作と共に選評も掲載されるのですが、今回も石原慎太郎さんの厳しい選評がいかしてましたね。もはやひとつの芸風なのか。毎回楽しみだわ。『文学賞メッタ斬り!』シリーズはそういうマニアックな楽しみ方を教えてくれます。
2010.08.17
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すべての漫画家に喧嘩売ります!! 今年の3月の新刊でした。小学館のマンガ雑誌『スペリオール』にて連載中のものを単行本にまとめたもの。サイバラさんは『まあじゃんほうろうき』『ぼくんち』『毎日かあさん』と読んできてハマった漫画家さん。表現がすっごく下品でストレートなんだけども、この人の笑いのツボというか、サービス精神というのか、なんか水木しげる大先生に通じるものを感じ、私的にプッシュしていた漫画家さんでした。自分をあれだけ笑いのネタに出来て、それがまた面白くて、たまに泣かせてしまう技術は、なんだかずるいほど凄い人だなと思うのですよ。曰く『無頼派』。誰が名付けたのかは知りませんが、上手いこといいます。で、『西原理恵子の人生画力対決』。 様々な漫画家にケンカを売りながら画力対決をし、その様子を漫画化したもの。1巻の収録内容VS しりあがり寿VS みうらじゅんVS 藤子不二雄AVS 国友やすゆきVS ちばてつやVS とがしやすたかVS やなせたかしVS 江口寿史VS 福本伸行 ざわ・・・ざわ・・・お題に対して記憶力を頼りに描いて対決していきます。内容の一部をちょこっと 本気なのかふざけているのか良く分かりませんが、意外と他人のキャラを描くのって大変なのかも知れません。何も見ないで描くわけだし。ま、絵そのものよりも、その間のやり取り、かなり過激なギリギリトークがひたすら面白い。ギリギリどころか超えちゃってるような気もしますがご愛敬です。対戦相手の漫画家さんも、罵り合ってはいてもホントは仲がいいのかなと思えたり。まあサイバラさんの人徳(?)のなせる技なのか。今後、さらなる大御所たちとの対決が楽しみです。私的に一番受けたのは次のコマ。 うっは、ヨゴレ棚!!その手があったか!!(笑)いえいえ、そんな『ヨゴレ』なんてプレートが棚に収まっていたらシュールすぎます。でも、場所が分かりずらくて御免なさい。あちこち放浪させてはいけない。エッセイコミックコーナーはきちんと確立すべきですな。 小学館コミック HP ↑この作品の第1話が読めます 人生画力対決WEB限定ライブレポ ↑対決の様子の一部を動画で観ることが出来ます記憶を頼りに描くという点では、こんなのもありますよ。
2010.08.16
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先ほどの更新から宇都宮の上空に雷様(らいさま)が現れました。結構近くに落ちまくってるらしく、停電も2度ほどありました。これ書いてる時間もまだ雷鳴っててとてもうるさいです。地響きも凄いし。地震かよと。で、夏休みの実験。試しに動画を撮ってみた。最初の停電時の様子です。18秒あたりで雷が鳴り、同時に付近一帯停電に。1分34秒あたりで復旧します。 アップしてみたらかなり画質が劣化してなんだか良く分からないですかね。撮ってる範囲も良くないし。今度は暗い時でも上手く撮れる方法を考えてみよう。そういやHDレコーダーで録画した番組をDVDにダビングしていたのですが、1枚ムダになってしまった。
2010.08.16
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うだるような暑さ。セミの鳴き声も耳に入らない。集中力ゼロの昼下がり。それに家の中のもの、何もかもが熱い。水道も最初お湯が出てきたし。私のノートPCも異常な熱さ。これやばいんじゃないの。使っていない外付けHDまで熱いのが不思議。コンセント抜いた方が良いのかな。昨晩はさすがにエアコンつけてしまったが、今日もがんばるエアコンなしで。この夏は節電の夏と決めたのだ。で、そんな暑さの中、祖父母のお墓参りに行ってきました。地獄の釜の蓋が開くのか閉じるのか父母で言い合いしていたが、今日はどっちの日なのだろう。 37度(一時38度を示していた)の暑さが全ての思考を奪っていった今日一日でした。次に向けての勉強を今日から始めたのに、初日からこれとは。・・・って、ここまで書いていたら、今しがた突然豪雨になりました。これで少しは涼しくなると良いのですが。
2010.08.16
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NY、数百組が「勝者のキス」 対日戦勝65年祝い 【ニューヨーク共同】ニューヨークの繁華街タイムズスクエアで14日、 水兵の帽子をかぶった男性と、ナースキャップなどを着けた女性のカップル 数百組が熱烈なキスを交わし、第2次大戦の対日戦勝利65年を祝う催しが行われた。 元の記事元になったのは今から65年前に撮られた有名なこの写真。 A・アイゼンシュタット 『ビクトリー・セレブレーション』ドイツ生まれのアメリカ人であるアイゼンシュタット氏が対日戦勝利で沸くニューヨーク・タイムズスクエアでの決定的瞬間を捉えたもの。雑誌『LIFE』の表紙を飾った。長い長い戦争がついに終わった。その喜びを十二分に写し取った傑作だと思う。一方日本では。その少し後に撮影された写真がこれ。 米海軍カメラマンのジョー・オダネル氏が原爆投下後の長崎浦上川周辺の焼き場で撮影したもの。 以前書いた記事戦後の日本人たちは歯を食いしばって頑張った。その上で今の私たちがいる。もうひとつ気になることが。日米以外の、戦場になった国々のその時の写真はどのくらい残っているのだろうか。
2010.08.16
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ベッドの中で孤軍奮闘1時間。ダメだ暑くて眠れない。そこでついPCを再び立ち上げてしまうのがなんとも。YouTubeで涼めそうな動画を漁ってしまう自分がいた。んで、見つけた。果たして催眠効果はいかほどに。 はぁ。 栃木にもこ~いうのがあればいいのに。秘宝館ならあるのだけれど。 さすがに今夜はエアコンスイッチONで寝るしかないか・・・今月に入ってからずっとエアコン使わないできたのになあ。
2010.08.16
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今日は母方の実家へ線香をあげに行っていた。 既にわらわらと集まっていた親族一同。 平均年齢はおよそ75歳くらいか。 線香をあげて直ぐお暇しようと思ったものの、 丁度放送されていた池上彰の終戦記念特番に影響されたか、 皆いつしか昔話に花が咲き、終わりのない戦中派トークが続く。 今まではお盆の時期のこうした集まりに参加出来ずにいたので、 これも勉強と最後までお付き合いする形になっていた。 とりあえず忘れないようにメモしておく。 ・母方は9人きょうだい。(母は下から3番目、戦後生まれ) ・長兄は母とは親子ほど年が離れており、戦中は霞ケ浦航空隊にいた海軍サンだったらしい。 その真っ白な将校服を着てたまに帰省すると、田舎では大騒ぎだった。 口笛を吹きながら、軍刀を持つ手を草を刈るように左右に振りつつ田舎道をやってきたそうだ。 ・長姉は終戦時13歳。とんでもないド田舎(周りは今でも山林と田んぼのみ)なのに、 空襲警報があるたびに防空壕に入ったことが忘れられない。 壕の入口は板ではなく菰であったらしい。 こんな田舎でも空襲あったの? 警報があって皆防空壕に入ってるのに、近所のおじさんがイモ掘りに夢中で 中々入ってこない。しまいにおじさんのすぐそばで爆弾が炸裂した。 でも無事だった。ホントにあった。 警報機とかあったの? 役場の人が言って周ってた。 いつも腰に防空頭巾を下げていて、いざという時にすぐ使えるようにしていた。 防火訓練のバケツリレーがとにかく辛くていやだった。 玉音放送は一応聞いたらしい。 ここは田舎だから食べ物は比較的恵まれていた。でも代用食は多かった。 ・祖父は大工だったためか、軍需工場に徴用された。 砲弾の元になるような鉄(?)が雨ざらしになっていたので、 なぜそうするのか聞いてみたところ、却って錆があった方が命中率が 上がるのだと言われたらしい。(ホントかよ~) ・近所の○○おじさんは、ビルマから中国大陸を歩いて無事に帰ってきた。 2人の中国兵を殺したことが終生忘れえぬ出来事だったようだ。 銃で撃ったのではなく、銃剣で突いて殺した。上官の命令だった。 彼らにも家族がいたはずだ。と、それ以上は語らなかったらしい。 もっとたくさん話が出たが、9人もきょうだいがいたので、 食べるものも着るものも履くものもたった1台しかない自転車も取り合いだった、 という話が一番訴えたかったようだ。 今の人は恵まれている、と。 すいません、その通りです。感謝いたします。 一人残っていた孫(中学一年生)は、興味なさそうでずっとPSPで遊んでいた。 桃が美味かった。 また来年も話を聞きに行こうと思った。
2010.08.15
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『願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ』日本民俗学の原点たる『遠野物語』。生誕100周年を迎え、水木しげるがマンガ化しました。 私の最後のご奉公は、この『遠野物語100周年フェア』を成功させることでした。 水木しげる大先生が、遠野物語100周年の公式キャラクターを描いていたのと、 そのマンガ化をすすめていたということが決定的でした。 たまたまスタッフに民俗学を勉強している学生がいたので、 2人でフェアに使う本の選定をすすめ、遠野市にも協力を頂いてチラシをもらい、 (上記写真)最後だけに気合いを入れて展開しました。 意外にも(?)売上は予想を上回り割と成功。 思ってもみない本が売れたりして私的にも面白かったですね。で、『水木しげるの遠野物語』。 原作の『遠野物語』は、遠野(岩手県)出身の学生だった佐々木喜善の記憶にある遠野地方の民話を柳田國男が美しい文章でまとめたもの。 『鏡石(佐々木喜善)君は話上手には非ざれども、誠実なる人なり。 自分も亦一字一句をも加減せず、感じたるままを書きたり。』と柳田國男が書いている通り、遠野地方に伝わる昔話、民間伝承、説話、怪奇譚などが起承転結に捉われずに書かれています。一つの話は極めて短く、簡潔です。全部で119話。 それを『遠野物語』発刊100周年を記念して、水木しげるがその行間を読む雰囲気そのままにマンガ化。たまに短い解説を入れたりしています。マンガの方も1話の分量は短く、中には1コマで終わってしまっているのもありますが、 抜けている部分もあるものの、ほぼ全話を詰め込んでいるので仕方のないことなのでしょう。 ザシキワラシ、オシラサマ、河童に雪女、多彩な妖怪と摩訶不思議な話の数々。 妖怪描かせたら右に出る者なしの水木しげるの起用は正解だなと思いました。(実際は水木プロ作品らしいですが)マンガなので読みやすい作品です。私的にはおすすめです。 当時の売場の様子をちょこっと 『遠野物語』初版の最初に、『此書を外国に在る人々に呈す』と柳田國男は書きました。 100年前の日本。日清・日露の戦争に勝利し、朝鮮半島を併合、世界の一等国となるべく 追いつけ、追い越せの富国強兵まっしぐら。 土着の日本的なものを蔑み、外国(西洋)のもの、科学・物質文明に偏重し帝国主義の仲間入り。 そんな『外国に在る人々』に対して、日本をもう一度見直す必要があるのではないか? このままでいいのか?という問いかけが柳田國男の中にあったようです。 高齢者が行方不明になったり、幼児が親に棄てられたりと、天狗のしわざとしか思えないことが起こっている現代、姥捨てや間引き、神隠しが実際にあったことを伝える『遠野物語』を読むことは何かのヒントになるかもと思いました。 ちなみに『遠野物語』初版はデジタルライブラリーで無料で読めます。凄い時代です。 近代デジタルライブラリー HP 遠野物語百周年 公式HP 『神秘家列伝 其の四』 水木しげる 角川書店 ↑こちらでは、原作者の柳田國男そのものをマンガ化しています 『国内の山村にして遠野より更に物深き所には、又無数の山神山人の伝説あるべし。 願わくは之を語りて平地人を戦慄せしめよ。』 語り継ぐことの大切さ。本日は8月15日。終戦の日ですね。
2010.08.15
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最近買ったCDです。『アニメイヤ・ジブリソングス』 メイヤ 大のジブリファンだというメイヤが自らジブリアニメの名曲をカバーしたもの。 ジブリ関係はなぜかつい手が出てしまう。 収録曲は以下の通り。 1.となりのトトロ (となりのトトロ) 2.Arrietty’s Song (借り暮らしのアリエッティ) 3.もののけ姫 (もののけ姫) 4.ルージュの伝言 (魔女の宅急便) 5.テルーの唄 (ゲド戦記) 6.君をのせて (天空の城ラピュタ) 7.崖の上のポニョ (崖の上のポニョ) 8.風の谷のナウシカ (風の谷のナウシカ) 9.カントリー・ロード (耳をすませば) 10.いつも何度でも (千と千尋の神隠し) 11.世界の約束 (ハウルの動く城) ん? 何か聞いたことない曲が入っているなと思ったら、 ゲド戦記はまだ観ていないのだった。もちろんアリエッティも。 メイヤの歌声は耳に心地よいのでなかなか良いですな。 でもポニョがかかるとちょっと恥ずかしいのは気のせい?年のせい? 基本英語でのカバーですが、カントリー・ロードのみは日本語でのカバーです。 この曲が一番沁みた。 そういやこのCD、店頭品切れだったので取り寄せたのですが、 CD業界は書籍業界以上に厳しい状況ですね。 売場を覗いても、本当に欲しいCDがない。 本当に欲しいものは取り寄せないといけない。 ならば、わざわざ店頭まで行かないで、ネットで買った方が絶対いいよ。 あるいはYouTubeで聴いて満足しちゃうぞ? それでいいのか? と、つい最近までそういう仕事をしていた私が言うのもなんですが。 案の定、私の元職場でこのCD切らしていたので取り寄せました。 ジャニーズやAKB48はケタ違いに売れるので(これほんとう)、スタッフもそちらばかり目がいっている。 聞くと、私が取り寄せした頃から急に注文が入りだし、慌てて追加した模様。 最初から強気でいけばいいのに~ ストアプレイでもプロモでもガンガンやれば売れますって、これ。 売れないと第2弾つくらないと思うので、頑張って売ってください。 そしたら『海がきこえる』のあの曲もカバーしてもらえるかも。名曲だ。
2010.08.14
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今更なのかもしれませんが、私はさっき知りました。なので、早速やってみます。ネットの繋がりの情報で出来るようになったので、いかにもネットならではのお気に入りのPVを埋め込んでみます。 やり方はカンタン。YouTube動画の再生画面にある『共有』→『楽天ブログ』をクリックすると、記事作成画面になるので、そこで記事を書くだけ。良かった良かった。にしてもいつから出来るようになっていたのでしょうかね??全く知りませんでした。
2010.08.13
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今日買った本のつづき。『『怖い絵』で人間を読む』 NHK出版 中野京子 (『怖い絵』1~3巻は入手済みのもの 我が家の新刊台にて撮影) これ、まだ最初の方しか読んでいないのですが、 『怖い絵』の時と同じ絵が再掲載されているものの、 より分かりやすい新たな図版が加わっているため、 さらに理解が深まるように出来ていますね。 絵を鑑賞する際に、単に感性のみで楽しむのではなく、 その背景(とっても怖い)も知った方が面白い!という方針。 確かに中野さんの歴史的背景の解説は非常に分かりやすく面白い。 1枚の絵の中のどんな細かな動きも見逃さない視点はすごすぎる。 以前、NHKでも放送されていましたね、この『怖い絵』。 当時、私も売場で大きめに展開していました。 関連本含めて結構売れました。 ↓こんな本も *新刊本・話題の本を売るに際しては、必ず関連書を一緒に展開します。 『ポテトはいかがですか作戦』です。 ああ、もっと西洋史を勉強しておけば良かった。 結構苦手だったので、この本でも、 ナントカ○世とかたくさん出てくると混乱します。 私が高校生だった時の西洋史で、なぜか今でもフラッシュバックするフレーズがこれ。 小ピピンがカロリング朝 もはや何かの暗号にしか思えませんが。 往年の名番組にもなった『カノッサの屈辱』よりも印象に残ってます。ふしぎ! 以前書いた記事 『怖い絵』 『怖い絵2』 *追伸 決してGoogleで『怖い絵』と画像検索してはいけませんよ! 絶対だよ!
2010.08.13
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今日は、元職場に本を買いに行ってました。思ったよりお客さんが入っていて良かった良かった。『敗走記』『白い旗』『姑娘』の3冊。(『総員玉砕せよ!』は購入済みのもの) いずれも水木しげる大先生が『ゲゲゲの鬼太郎』で成功する前の段階、 貸本マンガ時代の古い作品を復刻したもの。 収録内容 ■『敗走記』 敗走記 ダンピール海峡 レーモン河畔 KANDERE ごきぶり 幽霊艦長 ■『白い旗』 白い旗 ブーゲンビル上空涙あり 田中頼三 特攻 ■『姑娘』 姑娘 海の男 此一戦 奇襲ツラギ沖 戦艦『比叡』の悲劇 元が貸本マンガのため、原稿が既に失われているようで、 水木先生の手元に残っていた本をコピーして復刻したそうです。 このため、ところどころセリフの活字がつぶれ気味だったり、 かすれていたりしますが、そもそも絵柄が相当古いですから、 当時の雰囲気が味わえてよいなとポジティブに考えましょう。 で、収録内容のタイトル通り、 当時の少年たちが喜んだであろうカッコイイ戦闘場面を描いた作品が多いなか、 私的には、南方最前線で敵弾の下をくぐり抜け、現地人との交流を持つという経験もした水木しげるならではの視点で描かれた作品の方が良かった。 パプアニューギニア付近の島で、現地女性と結ばれカンデレ(同族)となるも、哀しい結末が待っている日本兵の話(KANDERE)、敵に向けて降伏の白い旗を振り続けるも味方に殺されてしまう話(白い旗)、中国戦線で現地女性(姑娘)狩りをしたことによって、女性共々運命を大きく変えられえてしまった日本兵の話などなど、単に食べていくためだけに描いたのではないと思える作品が良い。 自身の体験、戦友・友人の話を元に構成されたこれらは、実に貴重なものであると思いますね。 また、『敗走記』あとがきに以下の記述があり非常に気になりました。 南方というと、兵隊との混血児はいないと思っていたが、 戦後、ラバウルに行ってみると、かなりいる。 そんな驚きもあり作品にしてみたかった。 もっと知りたい。もっと描いて欲しい。水木しげる大先生の手元にはまだ数十冊の貸本マンガ時代の作品が残っているようです。講談社様におかれましては、速やかに順次文庫化されますよう謹んで申し上げる次第でございます。フハッ。 ちなみに水木しげる戦記マンガで一番のおすすめは『総員玉砕せよ!』ですね。 氏の、これだけは後世に残さねばならない、という気持ちがビビビビビビビンと伝わってきます。
2010.08.13
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今年に入ってから発売された新刊本のとあるページ。 著者はどえらく成功した青年実業家らしい。 本の万引きを自慢する記述のある本を売りたいとは思いませんでしたが、 申し訳ないけど私的にはこういうのもパスでした。 例え同じ地元出身の著者だとしても。
2010.08.13
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彼らはなぜ、終わったはずの戦争で命を落とさなければいけなかったのか。 『終わらざる夏 上・下』 浅田次郎 集英社 発売直後、書店店頭で山積みになっているのを見て気になり、ちらと内容を確認すると、どうやら終戦後の占守島ソ連軍侵攻をテーマにした本の模様。以前これのノンフィクション本を読んでいたのでますます気になり、購入して読んでみました。感想。上・下合わせて920ページほどもあるこの長編、完走するのにえらく時間が掛かりました。方言、旧字旧かなづかいが多用されているため、なかなかスムーズに読み進められなかったこともありますが、地理的関係、歴史的事実を確認しながら読んでしまったので余計にそうでした。一気読みは出来ませんでしたが、最後まで読み終え、特に最後の数ページを読み終えた時、読んで良かったと思いましたね。自由とは、平和とはこんなことなんだろうなと。しかし、それを夢見ながらも果たせず、多くの人命が失われてしまったことは忘れてはならないと。終戦直前にありえない召集を受けた3人の男たち。彼らが向かった先は、北の果ての最前線『占守島』。 『ほたるの光』の4番で、『ちしまのおくも、おきなはも、やしまのうちの、まもりなり・・・』と 歌われた、まさに千島の奥がこの島でした。それだけに、同島守備隊は戦車・砲を多数有する日本軍一の精強部隊として、また、それまで攻撃を受けてこなかったこともあり、無傷のまま残されていた。そのなかで迎えた8月15日の玉音放送。 戦争は終わった。ところが、彼らには矛を収め日常へ戻ることは許されなかった。その後突如としてソ連軍が武力上陸を行ってきたために・・・ 中心となる3人の主人公以外にも、学童疎開の児童と訓導、都会に暮らす妻、召集する者される者、田舎の年老いた母、ソ連軍兵士などなど、多彩な登場人物が織りなす多色刷りの『戦争』が描かれる。決して十把一絡げでは語りつくせない戦争というものを、あらためて考えさせてくれる力を持った作品だと感じました。以下余談。作中で上陸したソ連軍を迎え撃つ際、こんなやりとりが出てきます。 鬼熊は再びトラックに飛び乗ると、荷台前縁の托荷に対空機銃を据え付け始めた。 『富永軍曹殿-』 もういちど呼びかけると、鬼熊は面倒くさそうな舌打ちをした。 『やがまし』 『お訊ねいたします。日本は国際法に基づいて降伏をしたのに、 なぜソ連は攻めてきたのでありますか』 『殺されてってが、この野郎』 『殺されても知りたくあります。八月十五日をもって、戦争は終わりました。 ソ連軍はそれを知らずに攻撃してきたのでしょうか』 『樺太でも満洲でも、まだ戦は続いとるらしい。止めても止まんねんだべ』 『いえ、それはおかしいと思うのであります。樺太や満洲は噂は、 自分も耳にしておりますが、止めて止まらぬ戦争と、終わってから仕掛けてくる 戦争とでは、同じ戦争でもまるでちがうと思うのであります』 先日、『ソ連軍は南サハリンとクリル諸島(千島列島)を解放して戦争の終結を早めた』として、ロシアでは日本が降伏文書に調印した9月2日を『第2次世界大戦終結の日』として記念日とする法改正を定めた、というニュースを読みました。ロシアは9月2日を終戦の日とするのだから、その日までに手に入れた島はソ連(ロシア)の支配下であり正当であるという主張。だから、8月15日以後も軍事的に侵攻したことは問題ないのだ、と。父祖の血が流されて手に入れた北方領土は返さないぞということなのでしょうか。スターリンが8月15日以後に、敢えて平和的手段を使わず、準備不十分のまま、無理やり精強な日本軍のいる占守島に侵攻し、逆に多数の死傷者を出さしめたことは、島を将来に渡って手に入れ続けるための、いわばアリバイ工作として自国兵士に死ねと命令したとしか思えません。そこで斃れた日ソ両軍兵士にとってもあまりにもやるせない、非情な話だなと思います。それにしても上記のニュース。アメリカがいつも言っている、『戦争終結を早め、多くの命を救った原子爆弾は正しかった』と同じ理屈に聞こえるのがなんだかなあ・・・ *音声あり 集英社 『終わらざる夏』 公式HP ↑著者の浅田次郎氏のインタビュー映像もあり。 本作品には解説がありませんが、こちらで詳しく読むことが出来ます。 また、占守島の戦いについて、『終わらざる夏』では詳しく語られなかった部分、戦闘状況や停戦交渉については、下記の本が詳しいです。『終わらざる夏』のモデルとなったであろう登場人物やエピソードも書かれています。
2010.08.12
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こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげは たごんを にしんき する ときに その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんうに もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。 どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ? 『アルファルファモザイクだった』よりコンピュータがこれを認識出来る日はやってくるのでしょうかね??アンドロイドが電気羊の夢を見れれば可能? やっぱ人間の脳は凄い!そうえいば しうょわ の ころの はなでしすが こんのなも ありしまたね こなさ~ん みんばんわ~すねーまくんょしう も じつは けきんゅうてしいた?これ、なんですか?スネークマンショー
2010.08.12
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最後の勤務地では、気軽に話が出来るお客さんが結構いました。田舎のせいか書店が少ないからか、とにかく本に対する思いを共有出来たのは嬉しかった。その中でもあるお爺さんは忘れ難い。背が高く、白く整ったヒゲがまるで映画俳優のようなお方。赤いスカーフがまた似合っている。なぜか話し方が江戸っ子風で、どこか栃木人ではなさそうな雰囲気が漂っていました。音楽雑誌『スイングジャーナル』を定期購読していた方だったので、ジャズの好きなおしゃれな人なんだな~といつも感心して見ていましたが、いつの頃からか来店するたびに話し込むようになりました。で、ある時出身は東京なのかと思い切って聞いてみました。 『とんでもねぇよ。半世紀前から市内の○○書店で本を買ってたくらいでぇ。 ただあすこはよ、もう閉店しちまったんだよな』へえ、と思っていると矢継ぎ早に早口でまくしたてる。 『『スイングジャーナル』な、10代の頃からずぅ~っと買ってるんだよ。 あんた、古い号見てみたいか? 全部取ってあるんだよ。良かったら今度持ってくるわ』ほうほう、そういうの大好きなので即お願いする。そしたら1週間と待たずに黒いバッグを持って登場。 『これなんだわ。どうよ、あんた若いから見たことねぇだろ?』そりゃあ、このお方からすれば若いですよ。で、その時撮らせてもらったのがこの写真。 1960年5月号。『スヰングジャーナル』。半世紀前だわホントに。しばらくしげしげと観察してしまった。お客が少ない時間帯で良かった。 『映画とかも好きで良く観に行ったなぁ。映画雑誌もたくさん残ってるんだぜ。 ほれ、こんなのも』 おお、『映画の友』。これも古いなあ。値段も数十円とか時代を感じます。今ではもう廃刊になってしまった雑誌。半世紀も大切に保存していたとは余程好きだったのでしょう。そういやこのお方、CD売場ではジャズをよく買われてました。在庫のないものが多く、ほとんどが取り寄せのケースでしたが。それからも来るたびに色々と珍しいものを見せてもらったりしてましたが、私は退職が決まってしまった。それとほぼ時を同じくするように、『スイング・ジャーナル』も63年の歴史に幕を閉じた。 『最近は読みたいものがねぇんだよな・・・』そう呟いていたあのお爺さん。お爺さんが毎号買っていたという『平凡パンチ』も『プレイボーイ』も今はもうない。
2010.08.12
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夏の書店店頭を賑わす夏の文庫フェア。今年も角川文庫、集英社文庫、新潮文庫の大手3社をメインに大きく展開されていることでしょう。カバーを変えたりオマケを付けたりと読者獲得に余念がありませんが、今年はちょっと変わった取り組みがなされていました。取次のニッパン主催で、ネットで参加出来る『夏のブンコ検定』が実施されています。期間は8月31日まで。問題は4択で全30問。時間制限は60分。結構本格的な内容です。 夏のブンコ検定 HP私もちょっとやってみました。が、これかなり難しいです。まず、読んでいないと全く分かりません。それに、読んでいてもすぐには思い出せません。ファイナルアンサー!! って気合い入れてもダメなものはダメでした。でも、ヤマカンでやったら5問も合ってました(笑)分からない問題は、制限時間が60分もあるからネットで検索すればいいんじゃない?なんて思ったらとんでもない。非常に歯ごたえのある内容でした。で、私の結果はこんな感じ。 27点。『文庫お友だち級』だって。最高ランクの『文庫大親友級』はというと・・・ 全問正解じゃないとダメなんじゃん!これは厳しい。でも、成績上位者には抽選で景品がもらえるようなので、参加してみるといいことあるかも。
2010.08.11
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やりました!毎日少しづつコツコツと。1週間かかって達成しました。非常に手間のかかる作業ではありましたが、時間だけはいくらでもあるので、なんとか8kg減までいけました。といっても↓コレなんですがね。雑誌8kg減(笑)すいません、そこ石投げちゃダメ。人の話は最後まで聞くよろし。ところで、最近『自炊』がブームだとのこと。電子書籍市場はiPadが発売されて勢いがついたのか、紙以外の媒体で本を読む人が増えているようです。しかし、読者の需要を満たすほどコンテンツが十分ではないため、自分で持っている本をスキャナーで取り込みデータ化し、それをiPadなどで読む人が増えているそうです。いわく『自炊』。上手いこというな。で、私的に考えた。iPadもキンドルもちっとも欲しくないのですが、『自炊』すれば、部屋の雑誌が処分出来るなと。汚部屋のダイエット(笑)んで、色々と調べてました。そしたら、通常は、本を全てバラバラに裁断してスキャンするとのこと。専用の道具も充実しているらしい。 ↓こんなのとか 【送料無料】【お盆休み限定特価】【あす楽対応_関東】富士通 カラーイメージスキャナ ScanSnap S1500 FI-S1500【smtb-u】【PC家電_176P2】【PC家電_177P2】【02P17aug10】 PK513L 使いやすい大人気の裁断機がリニューアルで新登場!現在欠品中9月6日入荷予定!!PK-513L【プラス】裁断器 【送料無料】【smtb-TK】PK513Lブック○フに本が流れないという点でも裁断スキャンは大変よろしいかも。が、私はまがりなりにも本屋のはしくれだった人間。本を裁断するなど言語道断ッ!とまでは気負いませんが、なんか厭じゃないですかそんなの。なので、裁断しないでスキャンする方法を選びました。それで↓コレを購入しました。 Plustek OpticBook 4600 |書籍や雑誌を裁断せずにスキャンできる高速読取りブックスキャナー| OpticBook4600 |ブックスキャナー Plustek OpticBook 4600 〔高速読取り〕 結構デカいですこんな感じで使います。 様々な機能が付いているのですが、まだ使いこなせていません。でも、確実に汚部屋が軽くなっていくのを実感出来るのが嬉しい。カラー写真を沢山使ってる雑誌って結構重いんですよね。書店で雑誌の返品をしている方は分かって頂けるはず。特にリクルートには文句を言った方が良いです。あれは凶器です。で、今回ようやく捨てる決心を付けた雑誌からデータ化はじめました。いや、データ化するから捨てる決心を付けたのか。ただ、裁断スキャンと違って、この方法だと非常に手間がかかります。1ページづつ手作業で行わないといけない。なのであまり人にはおすすめ出来ませんが、本の置き場で困っている方は、データ化するのも一つの選択肢ではないかと思いました。ちなみに私はPDFファイルではなく、単にJPG化して読むことにしました。(保存形式は他にも色々と選べる) ↓PCにデータを移すとこんな感じ 画像ビューアで読めば、拡大・縮小・加工なんでも出来る。これって紙の本よりもいいかも・・・と、ほんのちょっとでも思ってしまったいけないワタクシでした。
2010.08.11
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今日も暑い。暑くて家に居られません。なので、ちょっと出かけてきます。店はエアコン効いてるから暑い寒い関係なかったんですよねえ。そもそも昼間に家にいることなんてほとんどなかったし。最近、あまりにも暑い日は山に行くようにしています。宇都宮からだと、日光や那須はちょっとドライブすれば行ける範囲なので、今日は暑いんでないかい、と思ったら即行動でドライブしています。ちょっと前に、ドライブレコーダー『あんしんmini』を購入したこともあり、【ポイント最大10倍】 2つのオマケ■お米&送料無料■常時録画 ド...価格:27,800円(税込、送料込)面白くてついムダに走ってしまっているというのもあります。2時間連続録画のスグレモノなんです。先日、今日と同じような暑い日に日光へ行ったので、試しに『あんしんmini』を使ってその様子を録画しYoutubeにアップしてみました。 日光街道杉並木 動画 日光宇都宮道路 動画 ←帰りは有料道路でスイスイとこの『あんしんmini』、トンネル内も割とまともに見れるので、イザという時も安心かな。山は涼しい。気持いい。でも、一歩間違うと大変。山の天気は変わりやすい。宇都宮が34~35℃くらいでたまらず、那須岳に行った時はこんな感じでした。↓ 午後2時の気温19℃同じ栃木県内とは思えませんでした。霧深く人もほとんどいない・・・半そでTシャツはちと厳しかった(笑)
2010.08.11
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最近、ようやく気持ちが落ち着いてきた気がします。色々ありまして、ちょっと前に会社を辞めました。晴れて自由の身になり、ここもすぐに復活しようと考えていましたが、肉体的・精神的に疲れていたようで、何も手につかない状況が続きました。復活するする詐欺みたいになってしまって申し訳ありませんでした。コメント頂いた皆様に感謝いたします。現在は完全休養に充てておりまして、今しばらくはそうしようと考えていますので、健全な精神を取り戻すためにも、勝手ながらここで少しづつ吐き出させてもらおうかなと思っています。ま、この歳での退職なので、すぐに次が見つかるとも思えないので(笑)、就活の方はぼちぼちやっていこうかと思っています。で、辞めた理由など。ここ1年はさらに厳しい状況が続き、ブログどころか本を読む時間さえも削られてしまうという、追いつめられた状態が続きました。社内ではそれなりの地位にいたので、数字が出せない責任を取るため、いわば最前線の激戦地に降格の上赴任することを自ら希望したからです。特に最後の半年はキツかったですね。その最前線は、我が家から片道40km先の県南部。通勤往復80kmの道を、毎日高速を走ってしのいでいました。昨年購入したインサイトでなければ、通勤コストはさらに掛かったに違いなく、ゾッとします。↓これで~す。 我が愛しのゲゲゲのインサイトです。 納車日は奇遇にも昨年の私の誕生日でした。ちょっと脱線しますが、せっかく買ったこの新車、最初はほとんど乗り回すことも出来ませんでしたが、この毎日の高速通勤のお陰で、わずか半年で1万kmの走行距離と燃費16.4km/Lを手に入れてしまった。この燃費はインサイトオーナーとしては最悪の数字ではなかろうか。哀しい。今ではようやく17.4/L。これから少しづつ改善したいです。で、仕事の方はこれが最後でしたが、久しぶりの現場はそれなりに楽しかったですね。お客さんと仲良くなって色んな話をしたり、その地域について色々調べたり(文化の香りが比較的高い地域)、若いスタッフたちからも刺激を受けたし、なんといっても売り場を好き放題いじれるのが良かった。ええ、そうですとも、最後だけにやりたい放題やらせていただきましたよ~(笑) 権限があるって素敵。このブログでも紹介していたオススメ本を直に売場で展開し放題。それがまた売れるもんだから至福の時を過ごせたなあ。対競合店戦略としても、この独自の品揃えは悪くはなかったと思う。(あちらさんには置いてないもんね)まあ、そこらへんは今後少しづつアップしていきたいと思っていますので乞うご期待。ただ、肉体的疲労が重なるにつれ、精神的にも余裕がなくなり、思考が低下していくのが自分でも良く分かりました。(もうトシだしね)そして日々の数字もなかなか改善しないところで、上層部からA級戦犯扱いされるようになり、ついに頭をもたげる『退職』の2文字。人間、疲れている時は正常な判断が出来ない、この判断は間違っているかも知れないからもっと様子を見るべし。と、自分に言い聞かせながら過ごすも、深夜に帰宅するともう疲労困憊。2階の自室に上がる気力もなくなってきた段階で、分かっちゃいるけどこれは本当にダメかも。と決断に至ったわけであります。やはり、肉体的・精神的な健康と引き換えるには、あまりに現状は厳しかったのです。で、15年間の書店の仕事に終止符を打ち、こうしてここに戻ってきたのですが、何て言うんでしょう、ムショから出てきた人が、いざシャバに出てきたらついていけず、やっぱりムショの方が・・・という気持ちがちょっと分かりかけてきたのが悔しい。確かに脇目も振らず、友人関係も切り捨て、結婚生活も破綻するほど打ち込んできてこのザマはないよなあ。と。んで、今まで絶対にそんなことはないと過信していたのですが、情けない話、昼間から家にいる生活が始まった途端、何もやる気が起こらなくなってしまった。これには驚いた!動かないとブクブク太っていくのにももっと驚いた! 早くも+3kg!で、これはヤバイとリハビリ兼ねてなるべく外に出るようにしてようやくここに戻れた感じ。・・・我が人生3度目の失敗。大学中退、離婚、そして失職。これ以上失うものはなにもないかな。何もないから最強だー! のアレをつい思い出して一人笑ってる昼下がりの午後でありました。 アレ→世界中で大人気のはっぱ隊の動画ま、他に何か出来るわけではないので、また書店の仕事でも探すとしますかね。根は楽天家なんです。*PS コメント返信大変遅れており申し訳ありません。 徐々に返信いたします。 また、栗@岡山様 ご心配ありがとうございます。 合わせる顔がなく、ご連絡が遅れ申し訳ないです。じっくりお話したく、 出来ましたら私のメルアドにメールでアドレスを教えてください。 以前教えてもらったメルアドの入ったPCが壊れてしまい、分からなくなってしまったので。 お手数をおかけいたします。
2010.08.11
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長らくご無沙汰いたしました。 恥ずかしながら・・・還ってまいりました。 ほぼ1年に渡っての放置状態。でもブログって何にもしなくてもそのまま残ってるもんなんですね。なんか凄い。 とりあえず、とある事情により復活出来そうなので、誠に勝手ながら、またよろしくお願いします。 前置きはこのくらいにしておいて、昨晩の『はやぶさ』帰還劇。 リアルタイムで観てましたが、猛烈に感動してしまった。 テレビでは生中継を全くやってないようだったので、ネット中継を通じて観てましたが、『はやぶさ』のこれまでの背景とその業績(実は凄いことらしいです)を知るにつけ、どんどん引き込まれ、最後はいい年して感涙にむせびましたね。 2003年に打ち上げられて以来、幾度となくトラブルに見舞われるも、 その都度ニッポンの技術者魂を以て次々と克服。 これに『はやぶさ』も良く応えた。 推進機構にダメージを負い、通信も一時途絶し、すわこのまま永久に宇宙の藻屑か、 と思われるところまでいっておきながらも奇跡の復活を遂げる。まさに不死鳥。 そして艱難辛苦を乗り越えて地球へと帰還するわけですが、 小惑星『イトカワ』の砂粒が入っていると思われるカプセルのみ地表に降り立ち、肝心の本体は大気圏で燃え尽きてしまう(当初の予定では再利用されるはずだったが燃料の問題で変更に)というあたり、何か琴線に触れるものがありましたね。 この写真は、『はやぶさ』が地球に接近し、燃え尽きる最後に捉えたものなのだそうです。 地球接近までカメラは地球と反対方向を向いていたのですが、 責任者の『はやぶさの最後に地球を見せてやりたい』という粋な計らいで(これが日本らしい) 無理して向きを180度変えて撮影したそうです。 そして数枚撮影した内、最後の1枚のみ地球の姿が捉えられていたとのこと。 通信が途切れるギリギリのところで送られてきたもののため不完全な写真となったのですね。 これに関してはこちらでマンガ化されているのが分かりやすいです。『こんなこともあろうかと』事前に様々な工夫も加えていたことが結果的に奏功した、という点も含め、これは教科書掲載レベルではないかとも思いましたね。いやホントに。 まあ、詳しいことはにわかなので良く分かりませんが、宇宙開発史的にはゴダードのロケット発射実験、スプートニクやガガーリンやアポロの月面着陸にも比肩しうる立派な業績だと思います。 少なくとも、『ニッポンのものづくり』の今後の一つの未来を見せてくれたような気がするので、私は評価したい。 ちなみに『はやぶさ』について面白い動画がありましたので貼っておきます。 『探査機はやぶさにおける、日本技術者の変態力』 動画また、海外のHPですが、『惑星協会』のHPが画像や動画が充実してます 『惑星協会』 HP カプセルは無事に回収されたようなので、後は中身がどうなのか、これから楽しみです! 事業仕分けに負けるな~ 『JAXA 宇宙航空研究開発機構』 公式HP 【予約】 一番じゃなきゃダメですか?価格:945円(税込、送料別)
2010.06.14
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・・・と言っても、ちょっと前の7月9日のことでしたが。この日は東京国際ブックフェアに参加するため東京出張だったので、ついでに行ってきたのです。(ホントについでなのかどうかはかなり怪しい)ブックフェアもガンダムも同じ『ゆりかもめ』の路線なので丁度良かったのね。フジテレビのある台場駅で降りて、徒歩数分で行けました。事前にニュースで知っていたので、一目見たいと思っておったのですよ。圧倒的な存在感とリアルな造形。昔作った300円のプラモとはワケが違う。ファーストガンダムをリアルタイム放送で観ていた世代なので、本当にこんなのが出来るなんて隔世の感があります。やれば出来るんですねえ。凄いですねえ。いくつか写真撮ってきたので載せちゃいます。 一応動画も撮ってみました。 こちらで観れます。この1/1ガンダムは11日からが正式の公開だったそうで、私の行った9日はまだ準備段階でした。でも猛暑にも拘わらずあたりには数百人のギャラリーがいて、出店もあって盛況でした。ガンダムファンの外国人の他、シャアや連邦軍と思しきコスプレした人もいました。皆嬉しそうに写真撮りまくりでしたね。(私もその一人)でも、本当は11日以降に行きたかったのですがね~ブックフェアと私の日程上、どうしても9日しか東京へ行けなかったのです(怒)このイベント、8月31日まで実施するとのことなので、行ける方はぜひ行ってみてくださいね。 ガンダムプロジェクト公式HPちなみにこの1/1ガンダム。実は防衛省の肝入りで、核ミサイルを迎撃する機能があったりするかも!などど、つまらぬ妄想をたくましゅうしておりましたが、全くそういうことはないらしいです(笑)まあ、ここまで造れるわけですから、最終的には1/1スペースコロニーを・・・と、妄想はさらに膨らんでいくのでありますが・・・果たして!?
2009.07.23
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皆さま、お元気ですかあ~??気づいたらもう夏まっ盛り。またまた完全放置してしまいました。ダメダメさ全開の日々が続き、ど~してもここに来れませんでした。コメント頂いた方、お返事遅れてすみません~ 後で対応しますので。まず、お仕事の方ですが、近年稀に見る業績の悪さで本当に頭を抱えてます。村上春樹の新刊も業績回復の特効薬たりえず、ひたすら頑張るしかない状況。いつの間にか『蟹工船』状態に・・・今、ようやく一時寄港したといったところでしょうか。そして、ブログの再開が出来なかったもう一つの理由。それは、ついに婚活を始めちゃったからなんですよね。もうね、正直焦ってます(爆)が、始めて分かったこの辛さ(笑)こんなに辛いものだなんて・・・ま、私は北欧の日照時間よりも遥かに少ない時間でしか婚活出来ない生活なので、とりあえず某婚活サイトに登録してみたのです。これなら僅かな時間でも深夜でも参加出来るから。結婚を望むたくさんの女性が登録しているとのことなので、割と簡単に出会えるのかな~なあんてパラダイス脳全開で始めましたが、なかなかどうしてこれが大変なのですよ。検索すると私の希望に合った方がたくさんヒットします。凄い数です。ところが、私のスペックが低すぎるので、ほとんどその相手の範囲外になってしまう模様。これは辛いですね~まず私は以下の点で足切りされてしまいます。■年齢(企業の就活と同じく35歳まででないと難しい)■身長が高くない(170cm以上ないと厳しい)■学歴がないと難しい(最低でも大卒以上が標準らしい・・・私は大学中退)■収入の問題(私の年齢だと500~600万の年収はないと相手にされない・・・ちなみに私は平均以下)バツイチ&タバコを吸う、というのもバリバリのマイナス評価。親との同居の可否が検討されるまでもなく、不合格の烙印を押されてしまいますね。で、ネットだと、このカタログデータでほぼ決まってしまうということが辛い。たくさんのお相手の中から、効率良く自分に合った方を見つけるという合理的なシステムなので、一見多くの女性と知り合えるかも!なあんて思ってはみたものの、却って私のような『持たざる』者には厳しい現実を見せ付けられる格好になってしまった。なんか、一流企業の就活よりも難しい印象ですねえ・・・ふぅ。そして、普通の人の生活とはどんなものなのか?というのも再認識させられ、うな垂れる日々です・・・こんなんで良く結婚出来たよなあ、と改めて思う。いや、だから上手くいかなかったんでしょうけども(爆)なんとかせねば~でもね~あまりにストレスが高じて、悪魔の右手がMAXで発動!先日、思わずコレ買っちゃいました(笑)今のクルマが13年以上前の古いクルマなので、廃車にすれば国から25万貰えるし、宇都宮市民だとエコカー買うとさらに10万貰えるのね。(7/1より)これに重量税&取得税がロハなので、今が買い時というのもありましたが。納車は9月。今から楽しみ~だが、今のところ助手席に乗る人はいないというのはここだけの秘密ね(笑)
2009.07.22
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今年のGWは長かった!!GW、皆さまはいかがでしたでしょうか??楽しまれたでしょうか~ええ? 遊びすぎで魂抜けきってますって?分かります。分かります。最近は大型連休とかいうみたいですね。長い方だと2週間以上とか。お疲れ様でございます。私も長かったですよ。『GW』。ええ?本屋にGWがあるのかですって??あるんです。毎度のことですが。私にとっての『GW』とは、がんばるウィークのことですから!!・・・それが、やっと終わった。ナガカッタ。んで、明日はお出かけしてきます!行先は⇒ココなかなかシブいチョイスでしょ?(笑)なんでも最近リニューアルしたらしく、『東京マガジンバンク』という雑誌のもの凄い蔵書が拝めるらしいというので。全国初の取り組みらしいです。というわけで、朝6時に起きないといけないのでもう寝ます。またしてもお返事遅れててすみません~皆さまの連休中のご様子も後で読ませていただきますので~
2009.05.11
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日本であって日本でない場所。それが大阪!?やっとこさ全部読み終えました。 『プリンセス・トヨトミ』 万城目学 文藝春秋 万城目さんの本を読むのはこれが初めてでした。最初はちょっと取っつきにくくって、我慢の読書が続きました。が、徐々にエンジンがかかってきて、中盤辺りからはハイペースで読めましたね。それからは最後まで一気読み。読後感も良かったです。会計検査院の3人の調査官が、税金の無駄遣いをしてないか大阪に出向いて調査を始めます。すると、一見平和そのものに見える大阪で、とんでもない『事実』を突き止めてしまう・・・そこに地元の中学生(かなり風変りなので面喰いましたが)が、重要な役どころとして絡んで話が展開していきます。舞台は大阪なのですが、いやあ、大阪ならでは(?)の展開というか、大阪だからこそ成立するストーリーというか、全く以て万城目さんの着想が面白かったですね。大阪といえば大坂城。大坂城を造ったのは? ダイクサ~ン!なんてCMを未だに覚えていますが(笑)、大坂城の話も面白かった。宇都宮にも宇都宮城がありますが、それでは全くこうはいかないでしょう(笑)せいぜい水戸黄門で釣り天井がちょろっと出てくる程度か。(実際には釣り天井はなかったらしいですが)そもそも大阪人特有の人情があってこその物語。(たぶん)『公然の秘密』ってのがありますよね。誰でも知ってるのに誰も知らないふりをする。もしも大阪にそんな『公然の秘密』があったなら・・・それも、タイトルにあるように『豊臣家』に関することだったら・・・ああ~ 凄く言いたいんですけど、これ言っちゃうと読書の楽しみがなくなってしまうと思うので、とりあえず言いません。だって、大阪の人は皆知ってても言ってはいけないんでしょう?(笑)戦国モノに興味のある方なら、登場人物の名前を見ただけでピンと来るものがあるかも知れません。でも私はしばらく気づきませんでした。中盤辺りでようやく『なるほど!』と。大阪は修学旅行でちょこっと行っただけですが、東京よりも多くの古い建築物があるというのが書いてあったので、その点でも再訪したくなりました。特に辰野金吾に興味が出ました~ちなみにこの本読んだらこれもおすすめしたいな(笑) 『プリンセス・トヨトミ』の登場人物のご先祖様が登場する小説です。それに司馬遼太郎も大阪出身だしね。
2009.04.30
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nyago、元気にしてる? 今でも長ズボンの丈は微妙に短いままですか?洗濯で縮んだって必死に言い訳していた nyagoをなつかしく思います。 束縛の激しいnyagoが重苦しくて、私が「もっと余裕がある人がいい」と宣告してお別れ することになったあの日から、もう22年が経ったのですね。 月日が流れるのは早いものです。 あ、そうそう、お手紙を書いたのは何か理由があるわけではないんです。 ひさびさに友達に会ったときにnyagoの話題になってなつかしかったので、 思いつくままに手紙でも書こうかなって。 思い返してみると、あのころは二人とも子供っぽかったなぁという印象があります。 nyagoは「ミニスカートは他の男の前ではダメ」とか言うし、子供っぽい私もそれに 対抗して、黙って他の男を誘惑していたのを覚えています(浮気したか?んー、 それはかわいそうだから内緒)。私は重苦しいnyagoを避けるようになっていたけど、 もう少し他に方法がなかったものかと反省しています。 そういえばnyagoにとっては私が初恋の相手なんですよね?だからか、nyagoは最初のころ、 とてもかわいかった印象があります。確か手をつなぐのでさえ「なんかごめんね。ごめんね」 なんて言っていたから、少し気持ち悪いけど、緊張しているんだなぁと思ったものです。 付き合ったばかりのころのnyagoを思い出すと、「おまえがいなくなったらおれは死ぬ」 なんて言ってくれていましたよね。重苦しかったけど、でも少し嬉しかった記憶が あります。今は健やかに過ごしていますでしょうか? nyagoと付き合えて本当によかったなぁと思うところは、「恋愛をしないほうが楽な ときもある」ということを学べたことです。nyagoと別れた後、恋愛依存の私が 「もうしばらくは恋はいいや」と思えたのは、とても大きいことです。ありがとう。 いろいろ書きましたが、私はnyagoのことがそれでも好きでした。これからもnyago らしくいられるよう、あと女の子にすぐ手品を披露するのはそろそろやめて(笑)、 幸せをふりまいてください。 またいつか会いましょう。では。 P.S. ゲーセン以外のデートコースを開拓しましたか?・・・それにしても散々な言われようだこと!重苦しいのか私は!!凹むわ~・・・実はこれ、ブログ仲間のばおばぶさんから教えてもらったサイトで遊んだ結果なのですよ(笑)あまりにテキカクなもんで、本当に初恋の女性から来たのかと錯覚しますね。実に良く出来ておる(笑) 初恋の人からの手紙 HP『おまえがいなくなったらおれは死ぬ』なんて言ったことないけど(絶対言わないけど 笑)、ミニスカにドキドキしたし、最初のデートは確かにゲーセンでした(爆)あの頃は若かったんだよ~
2009.04.29
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しかけ絵本の世界は奥が深いです。こんなのもありました(笑) 『お行儀の悪い世紀末』 ピーター・セイモア 大日本絵画 内容 (『BOOK』データベースより) 19世紀末のイギリス。おしとやかなヴィクトリ朝の終わり頃、 どんなふうに”お行儀の悪い世紀末”がやってきたのか・・・ ちょっぴりエロティックなアダルト・ポップアップとして、 大人に人気です。・・・ぶっちゃけ、19世紀末の英国紳士がセクハラおやじと化しているしかけ絵本です(笑)思わず見本で遊んじゃいました(笑)*以下、おこちゃまは見てはいけません!絵本を開くとこんな場面が・・・ 赤い矢印を引くと、とてもこっぱずかしいことになります。 次・・・ 同じように引いてみると・・・ この手!! 見えました? それでも私はやってない! と言ったとか言わないとか・・・ この『ウヒョ~』っていう顔!! かなりウケました(笑)この他、段々カゲキになっていく英国紳士たち・・・もう、何やってんだか!!思わず喜びすぎて手元がブレてしまったのは内緒です(笑)紹介文に『この絵本を開くときあなたの胸はくすぐったく泡立ちコルク栓ははじけ飛び眼鏡はくもることうけあいです。』とありましたが、なかなか的を得ていて妙に感心しました(笑)・・・おおっと、私が一番セクハラおやじだったかも・・・!?
2009.04.29
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4月26日asahi.comの記事より。 「本を壊すな」図書館動く 切り抜き被害にマナー本配布 全国一の貸出冊数をほこる大阪市立中央図書館(西区)で、年間2千冊近い本や雑誌が、 借り主に切り抜かれたり破られたりして廃棄されている。 ファッション雑誌の人気モデルの欄や韓流スターのページがまるごと切り取られるなど、 えげつない。たまりかねた図書館は25日、本を壊さないよう呼びかける マナーブックの配布を始めた。さすがに本屋でここまでやる人は見かけませんが、これはないよなあ。貸し出し記録が返却時に消去されてしまうので、犯人が特定出来ないというのがなんともはや。それを逆手に取ってやりたい放題なのではないかな・・・ 大阪市立中央図書館の高橋俊郎利用サービス課長は「本を切ったらダメと 当たり前のことを言わなければならないほどマナーは落ちている。情けないが、 他人に迷惑をかけていると教えることも社会教育の場の図書館の役割と考えて いる」と話す。こ~いうことを教えることも図書館の役目だとは。マナーうんぬんというより犯罪レベルだと思うのですが。捕まえて弁償させることが出来ないのでしょうかね??歯がゆいなあ。図書館員も大変だ・・・話は変わりますが、復活を遂げた草思社からこんな新刊が発売になりました。 『結局、自分のことしか考えない人たち』 サンディ・ホチキス 草思社 図書館でもこれおすすめしたらどうでしょう??
2009.04.28
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昨日、ようやく再入荷したしかけ絵本です。 『ギャロップ!!』 ルーファス・バトラー・セダー 大日本絵画 『スウィング!』 ルーファス・バトラー・セダー 大日本絵画 しかけ絵本とは言っても、飛び出す絵本とはちょっと違うんです。凄いんです(笑)どんな風に凄いのか。絵がなめらかに動くんです。絵本を開けば、思わず『おお~!』となること間違いなし。子どもだけでなく、大きなお友達にも喜ばれることでしょう。・・・というか、私が大喜び(笑)最初はどんなしかけなのか全く分からず、懐かしのゲームウォッチみたいな動きから、電池でも入っているのかと、ああ大いなる勘違い。あまりにも良く出来ているので、絵本売場でしばらく遊んじゃいました(爆)とにかく百聞は一見にしかず。一応その動きを撮影しておきましたので、ぜひご覧ください。 ギャロップ!! 映像 スウィング! 映像*時間がなくて雑な動きになってしまったのが残念!見る角度を変えると絵が変わる、というものとは別物ですね。全くもって凄い!ぜひ本屋さんでこの絵本を手にとってみてくださいね。
2009.04.28
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思わず表紙に惹かれて買ってしまった~ 今号の特集は『ムーミンを生んだ芸術家 トーヴェ・ヤンソンのすべて』。 芸術新潮 HPどうやらムーミン展と連動した企画のようです。そういや絵本とキャラクターの雑誌『月刊MOE』もムーミン特集なのね。 約100ページにわたって、ムーミンとトーヴェ・ヤンソンの記事が掲載されています。写真だと分かりずらいですが、大判の雑誌なので、ムーミンの絵が迫力があっていいです。 私は『ねえムーミン こっち向いて♪』のTVで親しんだクチなのですが、絵の方もいいですね。改めて見ると、ムーミン本を探しにみえる方が度々いらっしゃるのが良く分かります。癒されるキャラクターに詩的な文章がなかなか良いのですね。 ムーミン谷の地図もあって面白い。最初の頃は政治風刺画なんて描いてたんですね。 ↑は大戦中の1944年に発表されたもので、ドイツ軍がフィンランド北部ラップランドから撤退した際の略奪行為をヒトラーに似せて描いたもの。ほとんど分からないと思いますが、右下『M』の文字のところにムーミンの原型がいたりして。そもそも、今なぜムーミン?なのかと思って調べたら、今年は日本とフィンランドの修好90周年にあたるのだそうです。ロシアを挟んで隣国同士(?)の日本とフィンランド。こういうところからでも友好の輪が広がればいいな。ただ、トーヴェ・ヤンソンはスウェーデン系フィンランド人の父とスウェーデン人の母との間に生まれたので、フィンランド内ではスウェーデン語を話す少数派。ムーミンも最初はスウェーデン語で書かれたものだったというのは、この雑誌を読んでさっき知りました。1500円とチトお高い雑誌ですが、さすがに内容のクオリティは高いです。
2009.04.27
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久しぶりに魂が震える本を読みました。 『届かなかった手紙』 クレスマン・テイラー著 北代美和子訳 文藝春秋 ずっと前に購入してそのままになっていたところ、先日の本整理の際に発見。100ページもない薄い本なので、すぐに終わるだろうと思い読んでみました。(買った当時になぜ読まなかったのか、自分でも謎)1930年代が物語の舞台となります。アメリカで画廊の経営で成功した二人、サンフランシスコ在住でユダヤ系のマックスと、祖国ドイツに帰ったドイツ系のマルティンは親友同士。大西洋を挟んでアメリカ-ドイツ間で手紙のやり取りをしていき、その手紙の内容がそのままこの小説の内容になります。つまり、手紙以外に説明的なものは一切ナシ。アメリカのマックスからドイツのマルティンへの最初の手紙の日付が1932年11月12日。最初は他愛のない親友同士の手紙だったのですが、ドイツの政情の変化と共に次第に二人の間に溝が生じていき、中盤以降は驚きの展開となります。ヒトラーの政権奪取と、ナチスによるユダヤ人政策が物語に大きく影を落としていきます。20通ばかりの手紙のやり取りを読者は読んでいくわけですが、『転居先不明』で戻って来た手紙、『届かなかった手紙』の持つ意味を知った時、背筋にゾクっとするものがありましたね。(あまり詳しく書いてしまうとつまらなくなるのでやめときます)この本には解説があるので、時代背景や物語をより深く味わうのに大きな苦労は要りませんが、出来れば想像力を最大限発揮して読んでみるのが良いでしょう。1時間もかからずに読めるので、そういう点でもよろしいです。 ドイツ文学者の池内紀氏の解説 ・・・それでも作者は断乎として説明を省いただろう。 読者に言いたかったからだ。 目をよくあけ、耳をよくすまして、気づいてほしかったからだ。 日々の報道の裏にひそんでいるもの。 たとえ巧みに美化されて、国家権力によりカモフラージュされていようとも、 目をよくひらき、耳をよくすましさえすれば、 イヤでも気づかないではいられないはずのことだった。もう一つ驚いたのが、この風変わりな小説が最初に発表された時期です。『ストーリー』誌1938年9-10月号に掲載されたとのこと。翌、1939年には単行本として出版され、多くの人に読まれて『もっとも効果的なナチズムへの起訴状』という評価を得たそうです。まさにこの年、ヒトラー率いるナチス・ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦がはじまっていたのですよね。この作品、当時無名だった女性作家が書いた・・・というのも凄いなあと。とにかく良い読書でした!しかし、現在品切れ中らしいです。なんでこういう本が品切れなのか・・・本屋さんは悲しい。
2009.04.26
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