「千客万来」
【腸粘膜の重要性】(21)
「良い腸は1歳までにつくられる」(4)
完全に母乳で育てられた乳児でもアレルギ-反応を示す場合がある。
それは、母乳は母親が食した食べ物によって構成されるところに原因がある。
妊娠中に母親が食した食べ物によってアレルゲンとなった可能性もある。
こんな場合の母乳を授乳している母親は、子供にとってのアレルゲンを作り出さないために、日常の食事に留意すべきである。
まず、レモンや蜜柑を避けるべきである。
そして、チ-ズ、ヨ-グルト、バタ-、ホイップクリ-ム、ビスケット、パンケ-キ、シュペッツレなど全ての乳牛製品と鶏卵製品を避けなければならない。
そうすれば、ほとんどの場合アレルギ-の問題は減らせる。
アレルギ-患者自身も厳しい食事療法は必要だが、当然母親にも厳格な食事制限が要求される。
では母乳が乏しい母親の場合には、どうすればよいかという問題が出てくる。
当然牛以外の乳で代行をせざるを得ない。
幸いなことに山羊、羊、豆乳ではアレルギ-反応の出ることは非常に稀である。
この理由として、羊乳、山羊乳、豆乳は、人間の遺伝構造の中に、それほどまだ強く組み込まれていないと考えられる。
人類の生活の中で、これらの乳はそれほど広く使われてこなかった特別な食品といえる。
特に山羊乳の成分は、母乳ととても似ているのでお薦めである。
ただ、リステリア症予防に山羊乳を飲む場合は、加熱は1分以内とし、温度も60℃位とすべきである。
山羊乳を乳児に与える場合には、濃いので最初に三分の一の水を混ぜると良い。
また、小麦や米の重湯を加えてもよい。
アレルギ-患者には、豆乳と豆乳製品は欠かせない食品である。
ただ豆乳にアレルギ-を示す子供がいるが、交差感作が発達してしまっているか、またはその豆乳の脂肪と蛋白質の含有量が多いために病状が出ていると考えられる。
この場合はそのままの豆乳ではなく、「調整豆乳(=乳児用に成分を母乳に近くして有る)」を与えると過剰反応は起きない。
もう一つ豆乳を乳児に与える場合、注意すべき点がある。
多くの母親は豆乳を薄めないでそのまま与えているが、これだと豆乳を分解するために膵臓から出る分解酵素が不足し、下痢を起し、ガスが生成されて子供は落ち着きを失う。
さらにはその際、不要物質や毒素が湿疹やアトピ-性皮膚炎などの皮膚炎を起し、皮膚を通して毒素を排出しようとする。
従って豆乳を乳幼児に与える場合は、必ず薄めて与えるべきである。
また、豆乳は沸騰点まで熱すると味が変わり、変な味となり、乳児に嫌われてしまう。
豆乳の作り方は、まず適量の水を加熱し、次にカロリ-調整用の米粥を加え2~3分冷ましておく。
最後に大豆の粉末を加えて完成させると良い。
(つづく)
PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着