2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
全14件 (14件中 1-14件目)
1
一週間前から、ある女性のコーチングを始めた。ここに書くに当たって、公表してもよいと言う了解はもちろんとってある。名前や特定する内容は出さないが、なんだか彼女の変化の様子は、コーチングのご紹介にふさわしいと思うのだ。ご本人もこの日記を見てくれている。彼女は大阪に本社がある某建築系の福岡営業所のOL。本人はOLとは言わずに、「事務員です」という。熊本の出身で子供のときは、歩いて10キロもの道を学校に通ったそうだ。毎日だ。私が、ある件でサポートをしているこの会社に入社して半年くらいである。会議の時に、私がファシリテーターとして、ホワイトボードに書き出していく内容を、彼女が、メモにして行ってくれる。彼女がノートに写せたかどうかを確認しながら、僕はホワイトボードを消し、次にいく。会議が終わって、翌日には、ワードに直したメモがメールで送られてくるのだが、それが、よく出来ていて、会議中はホワイトボードに書きなぐっている僕としてはこれは嬉しい。そんな彼女と、個人的に話をすることがあった。たまたま、いつもの所長や社員が不在で、待っていた時だった。「いつも、メモよく出来ているね。安心して会議を進められるよ。ところで、君、何か将来に夢ってあるの?」と何気なく聞いた。彼女はちょっともじもじしたが「実は、夢ってあるんです。でも恥ずかしい。」そこはコーチのmusameji、聞き出さない訳には行かない!「言ってごらんよ。人に言うと、夢って叶うものなんだよ!」「実は行政書士になりたいんです。来年10月の試験目指して2週間前から通信教育の講座を受けはじめたところなんです」「フーン。」(内心、こりゃコーチmusamejiの血が騒ぐではないか!コーチングでの格好の「目標達成型コーチング」だぞ!)。「僕と、コーチングやってみる?」「エーッ?いいんですか?嬉しい。このこと、友達には言ったけど、周りに誰も相談できる人いなかったんです。聞いてくれる人がいたら心強いなあと思っていたんだけど‥」「よし、やろう!来年10月の資格試験合格が目標だね?」実は、私は、4月に自分の会社設立に当たって行政書士の人たちと知り合っていた。中のお一人の福岡のK.K氏とは、彼の主宰する行政書士グループに対して、コーチング基礎講座をやって欲しいといわれ、すでに3回のレクチャー講座もしているんだ。「じつはねえ、行政書士のひとも紹介してあげられるよ!」しかし、彼女の給料から僕のコーチング料金は大丈夫だろうか?「よし!君が晴れて資格を取ったときにコーチング料金をもらおう。その時は次の目標達成のためのプロを目指すんだから、しっかりいただくよ。」「うわー、がんばります!」ということで、セッションをやることに決定!ここはMusamejiも心意気!そして1時間にわたって、「コーチングとは」、セッションの約束と心得、契約書類関係、ゴールリスト、日本コーチ協会倫理綱領の紹介など、正式なオリエンテーションをした。その翌日朝7時15分、彼女からの電話のベルガなった。第一回の、コーチングセッションが始まった。(以下時々)
2004.09.27
コメント(0)
鹿児島報告、きのうの第一日から‥朝5時におきて、自宅前の停留所から6時にバスに乗り、福岡空港7時5分発のJALへ。機上25分でもう鹿児島空港上空。機内からずーっと、九州の地形が地図のとおりに見えて、何処かがよくわかって、久しぶりに窓から目が離せないのに、もう着陸!折角早く到着したが、鹿児島市内行きバスは8時10分とのことで、余った30分ほどは空港内をうろついて、観光地図とガイドパンフをゲット。バスは約1時間で市内に。宿泊の東急インに9時10分着、荷物だけ預け、天文館にある会場の鹿児島商工会議所へ着いたのは、9時半過ぎ。受付にちょこんとかわいく座っていらしたのが、「ゴエゴエコーチ」こと中越こずえさん、初タイメーン!だった。愛媛松山から参加。実は、半年まえ5分間コーチングをした仲なので、声だけの付き合いの人だった!エレベータ前で、こんにちはと声をかけてくれたのが、大阪からの「Frution」さんこと荒木康司さん。この人とも初タイメーン!しかしどこかで見た顔だ?後でわかったのだが、楽天に出してあった彼の似顔絵が、そっくりだったのだ。そして2週間ぶりの再会が、宮崎の「たぬきコーチ」こと、こがひろのりさん。そして1年ぶりの再会は今回の主催仕掛け人の鹿児島の「ママコーチ」こと佐々木のり子さんであった。そして、71歳で博士でもある「人生大先輩コーチ!」の牛島日出男さんを見つけて、ご挨拶する。今回の代表である。奥様同伴で、その笑顔が人を包み込む不思議な暖かさの方であった。もう一人は、東京からの「実践親子会話術」の本を書いている谷口貴彦さんにも初対面。お名前はかねがねといったひとなのだが、明るく行き届いていて、3枚目部分もチョットある?2枚目のキャラクター。きっと典型的DISCタイプで「i」、プロモーターだな!私とは、何か合いそうな感じの人であった。皆さん、今回主催のCDL(コーチデベロップメントラボラトリー)にも所属の皆さんのようだ。初日は、コーチングの紹介。こが、谷口、荒木のお3方が、それぞれ分担して「承認」、「質問」、「聞くこと」の3つの代表的スキルを紹介していく。初日参加の約50人の方々は、半数以上が初心者の方だった様子。鹿児島で初めてのコーチング集会とのことだったが、夫婦で参加している若いカップルと食事の席では一緒になりこんな風に夫婦でコーチングを学ぶなんていいねえと嬉しくなる。やがて、神奈川から参加の、遅れて来たのかな?やっと発見の「ひろっしゅさん」こと山崎洋実さんにごタイメーン。想像で思っていたよりずっと若い!パワフルであったかい、なるほど元気オーラねえ。ところで、皆さん3人のプレゼンテーションが見事、素敵だった。巧みな話術、人の心をしっかり捕まえる小道具やロールプレーの構成、内容はメリハリがあって、具体的で、実感があって、3人の事前打ち合わせは一回だけときいたが、非常に錬られた内容だった。コーチング講座の講師を10月から自身も務めるmusamejiには、大いに参考になってしかも刺激的な!?皆さんの講師ぶりであった。ありがとう。夜は、懇親会。鹿児島の企業のサラリーマンの皆さん数人とも話をする。各業界から多方面、いろいろといらして、主催者の佐々木さんがよくやられたなあと、今回は裏方に徹していた、この日の奥ゆかしい振る舞いにも感心してしまった。飲んで食べた後は、三々五々で各所へ。10人ほどの偶然の仲間で、先週オープンしたばかりの九州一の駅ビル「AMUプラザ」にある、スタンドパーラーへ。なんとここで、みなさん野菜ジュース1杯で2時間近くも粘っての2次会が弾んだのである。タバコを吸う人無し、お酒がなくちゃダメという人無しで、「ヘー!コーチってみんなそういう傾向ですか?」と互いにニッコリ!ぼくは、これってうれいいんだが。ここでは、佐々木さんの後援をしてくれた川崎さんと言う地元の大サポーターと、Frutionさんこと荒木さんと、鹿児島のコーチ活動の可能性や、ビジネスでのコーチングのあり方などについていろいろと話ができて、実り多い初日であった。
2004.09.26
コメント(5)
今、午前5時。起きたばかり!今日これから、福岡空港、7:10発JAL3641便で鹿児島へ行ってくる。コーチたちのあつまり、C&C勉強会「CDL九州大会」というのに参加するのだ。鹿児島のママコーチさんや宮崎のたぬきコーチさんに再会できるのも楽しみ。ひろっしゅさんやゴエゴエコーチさんとは電話で話したことありなのだが今回初のごタイメーンになる。”コーチに悪人無し!”を信じているmusameji、どんな人たちとの出会いが生まれるのか、ワクワクする。では行ってきまーす。
2004.09.25
コメント(4)
今日は、自己PRかも知れないんだけど、こんなことをしたという経験を。先日、日本ファシリテーション協会の福岡での集まりで、グループ作業をした際に、とても面白いやり方を経験したのだ。そのときのテーマは「ファシリテーション協会のビジョンを作る」だったのだが、やり方がすごくユニークなんだ。まず夫々が「自分の過去・現在」を振り返る事で自分の「リソース素材探し」をしたのである。4人ほどでグループをつくり、その日初めて顔をあわせた人もいる。そして最初は、ポストイットにひたすら書き出す個人作業。30分ほどたって、各人が自分を語って発表する。ポストイットを、机の上にドンドン並べていく。みんなの発言が一回りすると、不思議な事に、いくつかの共通項がみえてくる。例えば「得意な事」で皆さんの語ったポストイットのメモは、「人の世話が好き」とか、「人脈はすごいんだ」とか、「ボランティア精神」とか、「主役も脇役も好き」とか、「企画スキルはまかせて」なんてのもある。話していくうち、”リーダーシップ”なんて言葉が、くくりのタイトルに見つかったりする。実は今回は、最初にこんな設問が用意されていた。設問1)、あなたの現状把握をしましょう。・今までやってきたこと(成果)や得意なことをあげてください<仕事のこと>私musamejiの書き出したこと。これまでの基本ベースは、1、マーケティングの知識と実践経験(広告営業28年)2、アナウンスや日本語表現(昔HBC局アナ)3、コーチングとコーチ(コーチ業とコーチング講座の講師)今後これに、地域でのリーダーシップを付け加えたいものです。 <遊びのこと>1、ピアノを弾く事(今は我流でビートルズ)2、昆虫採集(蝶やセミは今でも好きで‥)3、蔵書や、レコード、CDの大量コレクション(きりがなく増え続けています)<子供時代>1、時代劇大好き(紅孔雀の錦之助、千代の介に憧れました)2、少年サンデー発刊とともに(小5から6にかけて表紙モデルでした)3、テレビ出演(熱血カクタス準主演・舞台で芝居も)<学生時代>1、仲間と16ミリでの映画つくり2、母校の中学の同窓会活動で記念誌発行やコンサート実施3、マーケティングゼミで初めて勉強に熱が入る<楽しかったこと、好きだったこと>1、北海道時代の思い出(札幌と釧路は第2のふるさと)2、友人間の男と女!を引き合わせ紹介することが得意だった(たくさんのカップル誕生に寄与!)3、種子島、沖縄石垣島、ハワイにまた行きたい(暑いところの島が好き)・人に喜ばれたことをあげてください→ 自分の人との関係で、こんな事で感謝されたなんてことを‥1、頼まれ司会(地域の夏祭りや、自治会イベントでついつい)2、紹介やコーディネート(人脈はあまり使いませんでしたがこれからは‥)喜ばれた事、あまりないなあ‥ショック!以上、こんな具合で各人がディスクローズするのだ。これらの自己「素材」を次は‥‥(以下次回に)
2004.09.24
コメント(2)
秋分の日である。この日の祝日は、うごかせないんだね!この1週間忙しくすごした。2つのカルチャーセンターで、「コーチング講座」の講師を10月から務める。事前説明会が、それぞれ18日(土)と、20日(祝)開かれた。18日のほうは、N○○福岡文化センターの「コーチング入門」講座である。2時間で、1人参加費を1890円也をいただいての「秋の一日講座」主催者側であった!定員24人に対し、23人の申し込みとのこと、当日は雨天にもかかわらず19人が来場。大方が女性かなと思いきや、会社管理職と思しき男性陣も数人。職場のコミュニケーションスキルとして、少しずつ認知され始めているのかなと実感。嬉しかったのは、夫婦で参加という方たちが2組もあったこと。私も、昨年はじめてコーチングを学び始めたとき、「夫婦の会話」に少しでもコーチングが役立てばいちばんいい!と思っていたのだが、実際のところは‥。しかし、先達コーチの方々に尋ねてみても、「夫婦間でのコーチング自体むずかしいもの」というのが定評という。実際に夫婦でこられて講座を受けようと言いあえる関係は素敵、うらやましい!拍手である!この日の講師をやる前に、私が自分に課したのは、“メモを見ずに、トークする、と言うこと。”自分の中にある、「コーチングのあれこれ」をどの程度、自然に語っていって、「モレやダブりなく」、しかも参加者に「ロールプレーの体験」も、随所に入れようと思った。で、結果は?途中、チョッと手元のメモは、見ちゃった!「ロールプレー」は、半分しか実施出来なかった。2時間では、やはりかなり、ロールプレーの時間確保は難しいことがわかる。レジメは用意していたが、事前には配布せず、並べてあった机も取っ払って、椅子だけを24個、3列で並べた。話の合間に、参加者の方々ふたり一組になっていただき、「聞く」スキルの体験のさわりをしていただく。その「ロールプレー」後、それまでどうにも堅苦しかった場の雰囲気が、なごやかで、明るい雰囲気に変化していた。そして、休憩時間には名刺交換も!中に、70歳という塾の経営をしていらっしゃる女性がいらして、うなずきを返しながら聴いていてくださっていた。これが嬉しかった。他にも、昨年のNHKでコーチング紹介をしていた「九州沖縄金曜リポート」という番組を見て以来、ズーと「コーチング」が気になっていたが、ようやく講座に来れる時間が作れると、やる気まんまんの女性もいらして、これも嬉しかった。終了後、レジメをお渡しする。コーチングの概要と私の自己紹介をつけた5ページのメモである。さて、10月からの講座には何人がいらしてくださるのだろうか?もうひとつ20日(祝)は、I○屋コミュニティカレッジのほうの説明会。参加者の中に、昨年一緒の時期に勉強を始め、コーチ資格をやはり持っている「O.K」さんが、来てくださった。「20日、見せて下さいね。おイヤかもしれないけれど‥」と丁寧に事前にメールを下さっていた。この方は、地元KBC局でかつて女性アナウンサーで、今某学園でコミュニケーション論の講師もしておられるという。どうもマブシイ大先輩!なのである。こちらの講座説明会は無料。30人の定員に34人の申し込みがあったという。そして当日は、25人が来てくださった。説明会の時間は、こちらは1時間であった。パワーポイントで前日に作成した「レジメ」をこの日は、事前に配布する。この日は、私はメモを元に、1時間でコーチングの概要を、「話す」というより「説明」することを課題にした。午後7時開始、そして8時になったところで、まだロールプレーが1つしか消化できていなかった。参加の皆さんにきいてみる。「あと15分いただけたら、実はおみやげスキルをご紹介したいんですが?もしお約束などあって都合悪い方がいらっしゃれば、ここまでで一応説明はおえられるのですが‥」私は、「アイメッセージ」スキルの話をしたかったのだ。参加者の方に一番わかりやすく、そしてすぐ家で職場でじっせんできる「おみやげスキル」なのである。私が、「小学3年生の男の子になって、ワーイ100点トッタヨーと元気に帰宅!」という想定で‥。一番前に座っていた男性に、お父さん、なんていいます?と指名すると、「僕、答え知っているんです!」とおっしゃる。これが楽天日記の「けんパパ@福岡」さんとの出会いであった。彼が、その日の日記を書いてくれている。http://plaza.rakuten.co.jp/okirakumono/再開した私の楽天日記、またまた楽天日記つながりで、いろいろなことが始まりそうである!改めてよろしくね、「けんパパ@福岡」さん!
2004.09.23
コメント(4)
”何人かの友人、親しい知人(‥と自分が思っている?)人たちに、この楽天のホームページのことを、披露した。「した」というより、「してしまった」という気持ちだったのだが‥‥。しかし、この披露をきっかけに、いろいろな情報が皆から届き始めた。まず自分が、ディスクローズ、情報を開示すると言うことで、ヒトから、世の中からも情報をもらえるのだと言うことを、「やはりそうなのだ。」と実感する。自分のことをオープンにすると言うことは、ある程度。リスクを伴う。もちろん、恥ずかしいという感覚的な面もあるし、知られたら不都合なこともある。自分の発した情報がある人にとっては関係がないことでも、別の誰かにとっては不利益ということもあるだろう。楽天日記、旧知の友人、知人には今までほとんど教えていなかった。これまでの自分を知っている人々に、さらに自分のことに関して知ってほしいということに、自分の気持ちがあまり気が進まない、そぐわないと思っていた。自身を語ることに、気恥ずかしさがある。次に、厚かましい、目立ちたがり、気取ったやな奴だとわざわざ表明するようなものとも思っていたからだ。しかし、このHPの存在を披露した結果、私書箱やメールアドレス、そして書き込みなどに、すぐ何人かが便りを入れてくれた。そして、今まで書いている仕事のこと、マンション管理のこと、コーチングのこと、学校のこと、それぞれ各人のかかわりの中で、「感想と情報」をくれたのだ。このHPを4月15日に開設し約100日、2700ものアクセスをいただいたということ、このHPが縁で、私の人生に今後大きなかかわりがあるだろうという人間関係まで生じている。そのことへの驚きも、友人知人たちに伝えたかったということも大いにある。そのいきさつはそのまま、このHPに記してもあるからだ。もとより、新たに披露したのは、みんな旧知の友人、知人である。皆互いに顔を思い浮かべられる仲である。よく知っている関係だ。その人たちにも、自分の行動考えをこれからも伝え続けて行くと言う自覚は、これからの自分の行き方に新しいサムシングがあるとも思っている。自分をありのままで、と、思う。”ディスクローズ(情報開示)、今でも悩むところである。このときのHPでの私は、「musameji」とし、鮫島宗哉という本名はやはり出さなかった。実は今年の4月23日、私の57歳の誕生日に会社を立ち上げたのだがその会社名を「株式会社 鮫島宗哉事務所」にしてから、躊躇する気持ちは吹っ飛んでしまった!ある友人が、会社の名前でいろいろと悩んでいたとき「売り物はなんだ?」と訊ねた。「私は、”俺”しかないさ。」と答えた。「じゃー、お前の名前が会社だろ?」「そうか、よし、大橋巨泉事務所に習おう!決めた!株式会社 鮫島宗哉事務所。フルネームでいくぞ。」だったのだ!
2004.09.22
コメント(0)
”友人がメールをくれた私が「コーチング」を学び始めたことに関してである。「思ったことをまず文章にする、そのことによって自分の思いがより具体的にそして行動を促すものになる」と指摘があったと書いたことに、こんな内容であった。《言語表現が如何に大切で難しいものか、それは相手に「自分の何か」を如何に伝えるかと同時に、自分の頭を整理する手段でもあって、言語化することでまとまってくる。それは「新たなことに気づくきっかけ」にもなる。カントの「純粋理性批判」はそんなことを言っているらしい》‥‥と。カウンセリングでは、話をする時、メモは使わないで、その時浮かぶことを重視して話す、精神分析でいうところの「自由連想」みたいにやって行くという。メモがあると、その内容に拘ってしまうので、むしろ言い忘れることは、所詮その時に言うべき順位が高くない、本当に思ってないことなのだそうだ。搾り出すようにして言語化するもののほうが、作り出して言う言葉よりも正確な場合が多いという。体内で熟成した言葉のほうが説得力があると友人は言う。カウンセリングは治療法のひとつでもあろうが、「思考と言語表現の訓練」は現代を生きる我々に、一番大切なコミュニケーション能力ではないかと思った。自分が話すということがまず出来て、次に、「聞く」ということが始めて意味を持って、可能になるのだろう。彼も、まさに、「話すは聞くの始まり」なんだといっていた。そして、「表現の基本は、説明ではなく描写だ」という言葉をかみ締めたいと言う。文章というものは、「ファクト:事実」と「フィーリング:感覚」の組み合わせで成り立つと辻邦生が、ある本で語っていたが、この楽天日記も描写としての事実と自分の「‥‥と思う」という組み合わせである。しかし、‥‥と思うという文章を多く書けることが、これからより意味を持つと思う。他人の文章を読んでも、その人が何をしたというより、何を思ったのかという、考えが出ているほうがやはり面白い。この楽天で出会う未知のひとびとの日記も、気に入るのは、その人の考えを言っているという場合が多い。友人の手紙は、「コーチング」をきっかけとして、日記の書き方にもヒントと納得を与えてくれた。”今、少し当時よりコーチングに関し学び実践している日々の中ででも、友人は鋭い指摘をくれていたと思う。「描写」と「解釈」は確実に違うのだということを、明確に分けている。コーチングで行なわれる「フィードバック」は、すぐれて「描写」であるべきなのだが実際は「○○の様に見える」ということが精一杯でついつい「○○に思う」といってしまったりする。なかなか難しいのだ。
2004.09.21
コメント(0)
”朝から忙しい土曜日である。朝9時半から、マンション管理組合の年次総会が、近くの区民センターで開かれる。築8年目になったところで、補修・修繕計画がそろそろ大きな課題であるとともに、より安い良い管理会社の選定、ペイオフにからむ積立金管理、滞納者対応、防犯対策、ペット問題等々、検討課題も多く、興味を持って参加した。全7棟580世帯余のマンションであるが、この日の出席者は80名足らず。日々の生活に密着した問題であるにも関わらず、他人任せの人たちがやはり大多数。しかし、自治会活動や地域イベントで知り合った何人かの人たちは、大変熱心に勉強している方々がいて、特に修繕計画の早期準備着手、管理会社コンペの可能性等、個人で情報収集し、勉強会を主催し、皆さんにも情報提供する方がこの中に確実にいるのでもある。その方たちから声がかかり、最近の勉強会に私も参加、お手伝いを始めたところでもあった。この勉強会は、月1、2回の打ち合わせ会を持ち、管理会社にも改善策のプレゼンを求めていく事など早速具体的行動を話してもいるのだ。総会は、会場から熱心な質疑もあって、11時半の終了が大分ずれ込み、顔見知りの方たちとのおしゃべりもそこそこに大急ぎで、帰宅した。そして、昼も食べずに午後1時からの、日本コーチ協会の福岡支部が開いている「コーチング勉強会」へ駆けつける。40人近い人たちがきていたのだろうか。先日のNHKを見てという人も何人かいてテレビの力はやはり侮れない。まず1時から約1時間、初めての参加者向けに基本編があり、「コーチとは、コーチングとは」について、私の初めて正式に知るところとなった。講師の黒木雅裕氏自身が、職場(社会福祉法人理事長とのこと)でかつて、自分がいかに「指示命令叱責型」の上司でいたか、それがコーチングを学んでから「質問提案承認型」にいかに変わったかから話しが始まる。面白かったのは、黒木氏自身の職場の皆さんをこの日のお手伝いとして伴い、一部は生徒としても参加させていたことで、中のお一人は「指示命令叱責型」時代のコワイ黒木氏のロールプレイ相手役にも引っ張り出され、なかなかの名優振りであった。職場で上手に「コーチング」ができると、双方のコミュニケーションが活性化され、より元気になって参加意識が旺盛になり、職場で効果的な成果が得られるという。そのためには「聞く耳」を持つことが大切ですと……。そして2部は、受け皿(レセプター)としての自分の役割を実感しようと参加者同士で互いに、自己紹介をしあい、次に他己?紹介できるように互いを良く聞き合うことを試してみる。このロールプレイで、「普段、いかにみんな自身のことを聞いてもらえていないか」ということにも気がつき、他人のことをきちんと聞くことの大切さと難しさを両方味わったのである。目を合わせ、うなずき、それで?と続けることが、こんなに難しく出来ないなんて、悲しいものである。かく言う私自身、日々女房の話しを聞いてやってないという自責の念がかなり生じてしまった。良く聞くとは、近しい関係だと余計難しいのも事実であろう。そう、前日お会いしたKさんも2時から参加、またお目にかかることが出来た。この日の締めくくりは、クライアント役の人が「バーチャルイチロー」になり、コーチ役からいかに自身の自信を再び回復できるかというところを、実際どおりにやってみるというもの。コーチ役は、本当のプロフェッショナル認定資格を持つ、Fコーチがつとめ、イチロー役は黒木氏が「外角低目を打つ自信がなくなってしまった」イチローになっての「コーチング」、自信をとり戻すまでが見事に進行して行く。そして、この日の参加者も「バーチャルカルロスゴーン」や、「バーチャル小泉総理」などになって、コーチ役とクライアント役を互いに経験してみる。私は「バーチャル黒澤明監督」になり、「新作が出せない悩み」をコーチにぶつけるという役、コーチ役の方が、なんと実際のコーチをしている内藤素子さんというコーチだったこともあり、なりきった「バーチャルクロサワ」は、巧みなコーチの問いかけに答えて行くうち、見事に新作のテーマを見出すことができた!勉強会の帰路、書店によ寄って早速クラルテさんお勧めのローラ・ウイットワースの「コーチングバイブル」を求める。新しい出会い、この「コーチング」は、私にとって今後のキーワードのようだ!昨日の興奮の余韻をさらに引きずって、帰宅したのであった。”今、再掲出して読み返しながら自分自身で興奮してきます。その時の講師、黒木雅裕氏は今、日本コーチ協会福岡支部の支部長、「F」さんは「最上輝未子」事務局長です。そしてかく言う私musamejiは、支部運営委員!なのですから‥。
2004.09.20
コメント(1)
<タイトル:ついに、面会!HPのご縁の不思議と潜在力に驚愕: 2003年6月20日の日記から> ”この楽天のHPがご縁で、その存在を知ることになった「K」さんにお会いしたのである。先週の「NHK九州沖縄リポート」にも登場のあの「K」さんである。「コーチング」という聞き慣れない言葉で自身のHPのテーマを設定し、毎日非常にわかりやすく例を挙げて書かれている。私もKさんの日記によって次第に興味をひかれ、Kさんに「書き込み」をしたところ、すぐに返事を頂き、その後「お気に入り」にも加えさえていただいていたのだ。NHKの番組登場で、「コーチング」の実際を垣間見て、不遜にも自分もこの「コーチング」やってみたいと思いだした。そこでKさんに、いくつか質問を送り、また「コーチ」というキーワードでネット探索、市立図書館でも「コーチ」「コーチング」の本を探したり、いろいろと始めてみると、何とここ福岡で、21日に日本コーチ協会の福岡支部による「コーチング」の定例勉強会があるという情報もキャッチできた。そして、即実行(コシが軽いだけ!?)の私は、早速申し込みをして、そのことをKさんにメールしたところ、「実は私も行くのですよ!」との返事!そして、「コーチ」について事前にもっとお教えしましょうか、何でも聞いてください、説明するのって大好きなので遠慮なさらず!、とのメールを続いて頂いたのだ。そして、20日午後2時5分、西鉄グランドホテルロビーで感激のごタイメーン!と相成ったのであった。楽天のHPだけのご縁で、わずかこの1ヶ月にも満たない時間経過での出会いが、とうとう実際の面会にまで行き着くことの不思議さに興奮しつつ、Kさンの持参してくれた、「あなたのタイプ分析」というKさんについてのレポートを拝見した。これはNASAが宇宙ロケットの乗員メンバーの組み合わせに活用しているという、なかなか科学的な深いところまで書き込まれたレポートである。わずか40問からなる質問に答えてていくことで、「あなたはこういう人」という分析が提示されるのだそうだ。Kさんは、何事にも積極的で好奇心旺盛、仕事は早く、行動もすばやい、ただ恐れも知らない向こう見ずなところもありなど記されていて、ご本人を前に読ませていただけるのでほほえましい。ソウ、向こう見ずだからこそ、今日この設定が実現されたのだ!何て私にとってラッキーな!「コーチ」になるにはどこでどんな方法があるのかなどの資料を拝見しながら、瞬く間に時はすぎていった。週2回6ケ月間の養成講座の受講で、費用は60万円くらいと言う。決断するにはヤハリもう少し考えようと思うが、「コーチング」と言う仕事、自分にとってかなり運命的出遭いかなとも感じるのである。「コーチング」の話だけでなく、互いのHPに共通して訪問のある、そして名前をおぼえてしまうユニークな数人のかたがたのHP日記の感想を話したり、でもこんなに数多い、広い楽天のHPで、日本全国からなのになぜ地元の人たちが不思議に、リンクされるのかねえと、お互いどこか波長の合う人たちを嗅ぎ分けているのかな?不思議、不思議と言い合ったのでした。さあ、この新たな展開が、私をどんな方向に目覚めさせてくれるのだろうか?自分でも楽しみ、興奮!”今読み返してもまさに、まさに運命の出会い!私の「コーチングへの入り口」の天使はこの「K」さんでした。彼女は「クラルテ」さんで楽天日記のページはここ http://plaza.rakuten.co.jp/clarte/
2004.09.19
コメント(0)
昨年2003年4月15日記述からその時の、「はじめに」です。(これから日記がかけなかった日は過去日記からの「埋めネタ」‥いや「リソース」で)”2002年11月18日の月曜、早期優遇退職の募集が発表された。当初、内容にぴんとこなかった私だが、よく吟味すると自分のためにあるのではないかと思えるほどの条件内容で、にわかに「退職」の文字が頭の中を踊った。しかし‥‥‥その週の金曜の22日、今思えば、運命の「朗読コンサート」があった。その年の夏の終わり頃、H社で持つ「買切り情報ミニ番組」の制作スタッフの一人に「僕は定年後は地元で朗読サークルをやりたいんだ‥‥。大昔、北海道で局アナだったんだよ」などと軽口をきいていた時、「では、村元さんにご相談なさったら、村元さんは元アナウンサーですよ」といわれた。「エッ、村元さんが!」と驚いた。地元FM福岡で20年、アナウンサーだったのが村元陽一氏だったのだが、そのときはカメラマンとしてスタッフに加わっていた人なのだ。自分は東京からの転勤組で、まったく地元アナウンサーやタレントの顔には疎かった。改めて挨拶をしたところ、村元氏から、「今度自前で開くささやかな朗読コンサートをやりますがよかったら」と案内を受けたのが、その22日の会だったのだ。彼は、宮沢賢治の「よだかの星」を朗読。NHK的な端正なアナウンサー的語り口、読み方で、よどみないきれいな声であった。同じFM局OBという男性一人、女性一人が登場し、計3人でのステージ。会場は、若いOL、学生、小学生ファミリーなど、ピアノ発表会の雰囲気。そこにややラフな服装のプロダクションスタッフと思しき、髪を染めたり、ひげの若者たちがちらほら。チェロの生演奏を幕間につなぎ、3人の朗読が終わってから、村元氏が司会をして、ステージで鼎談。彼らは、日本文学の明治大正昭和初期の古典から、美しい日本語を「声」で伝えたいと、CDを制作販売、そしてデモンストレーションとしてのこの日のコンサートを持ったのだという。「有名な顔を知られた俳優、タレントさんが朗読をしていますが、あれってどうですか?顔が浮かんでくると朗読聴いていて邪魔じゃありません?岸田今日子さんがおとぎ話しても顔浮かんじゃうとチョッと‥‥」に場内爆笑。「すると僕らはまったく顔わからないでしょう。声はラジオで聞いていただいていて知っていたかもわからないけど、今日初めてアッこんな顔だと思った方もいるでしょう?」と、場内が湧く。これを聞きながら、「そうだ、自分もこんなことをやりたかったんだ。「声の仕事」ならば、身体が健康な限り定年はない」、漠然としていた、自分がやりたいことの再発見、「気付き」の瞬間だった。その後、村元氏を食事に誘う機会を得て、実は自分はフリーアナウンサーに復帰したいが、福岡での状況はどうだろうと相談した。村元氏は、想像を超えて親切に好意的に話をしてくれ、一緒にやりましょう、出来ますよと、なんのてらいも屈託もなく激励してくれたのだ。この出会いが。私の早期退職の気持ちを、ここでどんと肩を押したのだ。そして女房の、残っている住宅ローンが払えるなら、好きにやってみたら‥‥の一言が。”あれからもうそろそろ2年、初心を改めて確認しているmusamejiである。
2004.09.18
コメント(0)
福岡出身の女性の建築家K.Kさんの「出版お祝いパーティ」が開かれた。K.Kさんとの初めての出会いは、3年ほど前、前職の広告会社時代、あるホームセンターの外装デザインを広告会社の視点で提案してほしいというオーダーがあり、競合コンペで彼女に提案していただいたもので見事プレゼンを勝ち、その業務での扱いは社内でも話題にしてもらった。そして実作業に入ってからの誠実な、細やかな仕事振りを目の当たりにすることになる。たまたま、私の横浜時代の同じマンションの友人建築家I.Yが彼女と同じ大学の先輩で親しいとか、私の大学時代のゼミ仲間H.Sが教授をしているT大学に彼女が教授に招かれ、聞くと教授会で意見があい印象強かったとか、さらに私の小学校時代の友人M.Tという車デザイナーの実家が彼女のパートナーの実家の隣で親しかったなど、ヨタ話をしていくうちにいくつものシンクロする事実を発見し、互いに一挙に親さが増したということがある。1997年、福岡市都心部で、当時地域の4つの小学校を統廃合して新たに誕生する小学校の建設にあたり、どんな学校デザインがよいかという競合コンペが実施され、見事「最優秀提案者」に選ばれたのが、彼女だった。彼女がテーマとしたのは「学校はまち、まちは学校」2001年に独創的なデザインで完成したそれは、当時大きく話題となった「博多小学校」である。そのときの建設にからむドキュメンタリーを、彼女の学校建築論、新教育論という視点で、丁寧に説得力ある筆致で記された、大変面白い本になった。本のタイトルは「学校をつくろう!子供の心がはずむ空間」TOTO出版。9月17日の夜、彼女の「サポーター」とでもいうべき福岡在住の友人知人が集まって「出版のお祝い」をしようと、発起人団が呼びかけ、パーティが企画開催された。場所は、博多小学校の近くの酒屋さんの2階のイベントスペース。地元の古い酒屋さんが、建て替え後、モダンでそれでいておしゃれな店舗になっている。そこに、今は東京住まいであるが、鹿児島生まれで福岡育ち、という彼女をめぐる建築デザイン関係、地元・学校関係・役所と、仕事や私的仲間までを含めた100人近い仲間たちが、お祝いに駆けつけた。私は、司会進行を要請され、10日ほど前の準備打ち合わせから参加した。彼女の古くからの仲間が、地元大学や大学院で教えていてその研究室の建築家のタマゴの男女学生たち10人ほどが、当日の運営スタッフとして、かいがいしくお手伝いしている。進行役の私にとって、今回100人の立食という一番悩む人数での司会進行であった。実は、一番、集団として扱いにくい人数なのである。50人くらいまでならば、皆さんにマイクがなくて声も通り、一斉に注意を向けることもできる。逆に100人以上であれば、皆さんがバラバラでもお構いなく、式次第の進行役に徹しきれる。ところが、70人から80人という人数は、まったくまとめにくいのだ。ましてお酒が入っていると‥。司会から紹介して、ゲストが話し始めても、向こうの隅で自分たちの話が弾み、目もくれないというグループが必ず幾つかできる。そこを無理やり、どうぞ話を聞いてくださいと、声を張り上げても、もうそのときの雰囲気では、ほとんど通用しないのだ。日本ファソシリテーション協会の紹介している「アイスブレーク」スキルも、50人から100人の人数を想定するスキルはほとんどない。大体が2,30人前後に向けてのスキルばかりである。そこで、パーティの開始時間にいらしている方々に、名刺交換のタイミングを提案し、2分ごとに合図を出し、発起人挨拶までの20分間ほどを、1人で来られて手持ち無沙汰の人が、生じないようにと心がけた。私自身も、皆さんに交じって何人かの方たちと名刺を交換した。初対面の方々が多いパーティにしては、参加の方も最後までいろんな方がたと、賑やかに話が弾んだ様子。むしろ、スタッフの心ずくしの手料理が意外にお皿に残りそうで、途中で改めて紹介して促したほど。ワインやお酒の消費量もほどほどで、ゆったりと皆さん飲食されたようで、「一番の肴は会話コミュニケーション」ということが、改めて確認できた場であった。中締めになって、会の発起人10人から、この日の主役のK.Kさんに旅行バッグのプレゼントというパフォーマンスがあり、和やかに盛り上がって、お開きとなった。「これからも新しい学校を作るために、ランドセルの代わりに、この旅行バッグを携えて全国を飛び回ってください」、と発起人一同が彼女にメッセージを添えて。その後、慰労会と称する2次会を近所の焼き鳥店で開催。K,Kさんも付き合ってくれたホントのお開きは、0時を大幅に回ったシンデレラ時刻であった。
2004.09.17
コメント(2)
私の妻は、今子供の学校の開催する「秋のバザー」で、結構準備に忙しそうである。開催日にはまだ間があると思うのだが、いろいろと昨年の担当の方から資料をいただいたり、今年の企画をどうしたらいいかを彼女なりに工夫と夢を持って考えているようだ。今年は準備委員会の集まりで、図らずも「バーベキュー係のリーダー」に選ばれてしまい、このところの日々、準備にいろいろと時間を使って大変そうである。パソコンに向かって、「メニュー表」をどうにかエクセルで作り上げ、何時間もかかって、ヒーヒー言いながらも、出来上がりには満足そうである。ところが先日、打ち合わせで、自分の作成したバーベキューのための準備メモ8枚を、集まりで配布して説明したところ、あるメンバーの一人から、プリント枚数が多過ぎるのでは?と言われたらしい。そのメンバーは、普段から“勝気なタイプのオクサン”で、私の想像するところ、たぶん「DiSC分析」でいう”コントローラー型”と思われる?!。妻、内心カチンと来たらしい。自分としては一生懸命、苦労して作って、みなに張り切って説明しようと準備したものだ。それを、8枚も配られたら多すぎないかといわれたのだという。「でも思ったのよ、わたしって、何で気分が良くないんだろう?少し資料が多すぎるかもとは、自分でも分かっていたのは確かなの。でも、今まで何もしてないあなたがここでそんな意見を吐いて、枚数を少なくしたらと提案するのは、私には釈然としない。気分が良くないのよ。」「まず私は、言って欲しいのは、こんなに沢山書いてくれて大変だったわね、なのよ。それを聞いてからなら、きっと私もプリント枚数のことは、減らしてもいい、そんな不愉快な気分にはならないと思うわよ。」「その点、バザー全体の委員長のSさんは、いい人なの。テキパキしていて鷹揚だし、人の話をよく聞いてくれて、何か問題が出てくると「どうしますか?」って!それから「自分の意見」を言うのよ。その意見がまた的確で、みんな納得するのよ。あのヒトと一緒だったら、仕事が楽しいわ。ボランテキアでやっているんだから、せめて楽しくなけりゃ意味ないわ」妻のほぼ独り言を、私は、フーンといいながら、パソコンをいじりながら、ひたすら聞くばかりである。意見は最小限!ちなみに、妻は、先のDiSC理論では「C」のアナライザー型である。このタイプの特徴は、「大切にしているのは、自分のやり方」、「慎重」で「こだわりがある」、「コミュニケーションに一定の距離を持つ」とある。ひとしきり話すと、やがて、「これから車使うわよ」、と妻は、定期的に近所で開いている「英語サークル」の勉強会に行くと言って、さっさと出かけてしまった。円滑なコミュニケーション、企業だけでなく、男にも女にも誰の周囲にも必要のようだ。来月から私が講師を務める、N○○文化センターと、I○屋コミュニティカレッジの、「コーチング入門」講座。人々の日常生活での円滑なコミュニケーションの実現に、コーチングがどう活かされるかを、幾つかのスキルを披露してその効果を実感していただこうと思う。「承認されて」初めて人は、自分の存在を意識できるんだなあ。「あなた」の存在証明が、コーチングで無事得られますように‥
2004.09.16
コメント(2)
15日は、アニメートエンタープライズのコーチング研修会に参加。アニメートエンタープライズというのは、私が、昨年、「コーチ資格受験講座」を半年間学んだ福岡のコーチ会社で、私のコーチングの師で日本コーチ業界の草分けコーチ、「野津浩嗣ICF国際コーチ連盟プロフェッショナルコーチ」が、代表を務めている。そこが、企業の人事担当者向けに有料で開催している「一日研修会」に、久しぶりに参加してみたのである。実は、同じ内容のものに参加するのは、これで4回目。今回の参加目的は、コーチングの内容の理解というよりは、講師をする場合の時間配分、ロールプレーのタイミング、回数、テーマの設定など、“研修のやり方”を盗みたい!学びたいとひそかに思っていた!朝10時開始、終了17時半。途中1時間の昼食休憩を含めて7時間半みっちりと、密度濃い一日であった。いくつもの気がついたことの中のひとつ。野津氏は、午前中の時間は、「コーチングとは」という基本部分をたっぷり時間をかけて説明している。ゆっくり丁寧にやや過度と思えるくらいの配分。ここを十分抑え、コーチングの差別化ポイント、優位性をしっかり参加者に理解共感を得ておく、ということか。午後からは、ロールプレーを中心に参加者同士の相互での話し合いやコーチング体験。テーマを与えられて、擬似コーチングをどんどん実践経験していく。コーチングの代表的基本スキル、・ラポール・聞く・アクノレッジ(承認)・質問という各スキルを、ロールプレイを繰り返しながら学ぶ、いや実感していく。そして、最後の90分ほどが、「コーチングの構造」。この一日の学びのまとめを、目標設定、現状把握、ギャップ発見、行動と言う4つのキーワードに沿って、「どうクライアントと会話を進めていくか」、具体的な質問を、各人がふたり一組になって作っていく。この最後の部分で、私はクライアント役を立候補し、私のもうひとつの仕事アナウンサーとして「あるパーティの司会をうまくやりたい」という目標を掲げて、参加者みなさんから交互にコーチング質問を受ける役を、いただいてしまった。半分以上がコーチング初体験者の方たちだったようだが、そうとは思えない鋭い、思いがけない嬉しくなる質問が、みなさんから続出し、答えるクライアント役の私には、思いがけない役得!普段の「コーチ」をするときとは逆の立場で、「クライアント」として一生懸命、自分の仕事を考えることが出来た。講師として、参加者に野津氏の示した質問作成に当たっての大きなヒントは、「コーチングを開始するときの第1問の位置づけ、重要さ」である。”クライアントの達成イメージ”を如何に明確に描ける質問を第1問でするか?ということ。「それが、そのセッションのすべてをを制す!」クライアントはコーチングをうける前の状態では、目標を仮に持っていても、まだそれはかなり漠然としている場合が多い。そのぼんやりとしていた「目標」を、実現可能なもの、具体的なものとして、自分自身にまず自覚することが出来るかどうかが、この「達成イメージ」の描き方、持ち方、にかかっているのだ。実際のところ、明後日!私は、建築家の友人の出版パーティで司会をすることになっている。漠然とうまくやんなくちゃーと思っていた目標が、その準備段階の今、図らずも多くの気づきを、この”模擬コーチングから得る”ことになったのである。その気づきとは、当初漠然と「司会を引き受けた、では当日パーティをどう仕切るか、雰囲気も盛上げたいなあという気持ち」でいたのだが、皆さんからのコーチング会話の結果、そうではない「その友人の応援団の一人として、一緒にお祝いをする」ということが、自分の一番の気持ちで、それが今回司会をする私の大切な心得だと、気がついたのである。なんだか俄然、パーティ本番を、musameji、ワクワクしながら迎えられそうである‥これは、今日の研修会参加の、思わぬ副産物!なのであった。皆様、「コーチングって、いいでしょう?」
2004.09.15
コメント(1)
musamejiこと鮫島宗哉と申します。1日に、突如、私の楽天HPが、musamejiとして書いてきたものが削除されました。周囲の同じような目にあった方たちが、即座に日記を復活する姿に大いに励ましと力を頂き、今日、再度HPつくりに取り組みました。この間「楽天のHPどうしたの?」という問い合わせを、親しい仲間たちがくれたものに、近況報告として送ったメールの文章です。その時の気持ちを分かっていただきたく、復活初日に再掲します。「みなさまお久しぶりです。鮫島宗哉です。福岡は台風一過、すばらしい秋の空になっています。私もジョギングを再開、今朝も愛宕浜という私のマンションの前の海岸を30分ほど走り、気持ちよくデスクに向かっています。今日は、ご連絡をひとつさせていただきます。実は、楽天で、ホームページを作成、日記を公開していたのですが先週の9月1日に楽天から削除の仕打ちにあいました。理由は不明なのです。営業行為や、わいせつ物?!はもちろんダメなことを理解していましたがまさか私のHPがと、突然のことで、驚き、戸惑い、やがて怒り、悲しみと錯綜しました。昨年4月15日に設定し、約1年半の期間でしたが、初めてのフリーの生活、やがてコーチングとの出会い、母の病気等々、それぞれを記してきた、やはり分身のようなものでしたから、あらためて喪失感のような、そういう思いを感じています。すぐにでも新しいHPを別に作ろうかとも思いましたがしばらくは、休むのもありかと‥。まだどうするかは決めていません。こうやって、文章を書くきっかけってメールでも、日記でも何でも見てくれる相手がいてこそなんだなあと改めて感じます。さて、近況です。コーチングに加えて日本ファシリテーション協会の人たちとも交流が最近出来て「ファシリテーション」にも、実質的なツールとしての有用性と扱いよさを発見しこれも僕の武器のひとつにならないか探っています。友人の会社で、会議に加わってファシリテーターをしたりしていますが、コーチング手法にマーケティングの知識をベースに、会議をすすめることができます。ホワイトボードに字を書くという行為が、まったく苦手だったはずなのにいまは、これが面白くてたまらなく、おもしろいほど具体的に、プランがつくれます。57歳を迎えても、人はどんどん変化できるのですね。このやり方でみんなの話をまとめていくと、企画案の素材がいくつも出来てきて、テーマや意見をもつ人たちの何気ない会話でもきちんと書きだし、共有しながら進めていくと皆さんすばらしい考えや気づきを互いに得られるんだと言うことを目の当たりにしています。メンバーは2人からやれます。毎週ひらいている「声のレッスン」の前にも、村元陽一アナウンサーと雑談するとき本を書く話や、新しい番組案や、コミュニティFMの事業計画など、ホワイトボードで進めていくと具体的に話が進み、チャートや文字になっていくのです。声に出して読む日本語の斉藤孝氏のやり方も同じかもしれません。それと、10月から第1・3土曜、と第1・3月曜がN○○福岡文化センターとI○屋コミュニティカレッジという文化教室で「コーチング講座」の講師をします。新講座紹介チラシの印刷物があり、それに私の紹介も出してくれました。それぞれ部数は、40万部、35万部とのことで思いがけず、近所のいろいろな人が見てくれて、良い宣伝効果が得られています。考えてみれば、顔写真入りで、鮫島宗哉の「コーチングj入門」というのですからチラシの中のひと枠とはいえ、仮に有料だったらウン十万は掲載料かかるものではないかと、講師料云々よりありがたいことだったと思っています。I○屋もN○○も実は、学生時代からの、そして新しい友の仲立ちがあってあっという間の決定でした。まさに「持つべきものは友」を実感しています。古巣の広告会社のH九州支社に行くと、女性社員たちが、見ていてくれて、もう「先生」ですねなんて、言われて、写真写りが良い悪いなどと思いのほか、周囲に受け?これは予想外の副産物でした。企業にプロモートする講座研修や、個人コーチングも形ができ、6月から実施している講座もあります。講座や講演の料金付けが難しく、精一杯いろいろな観点から作成するのですがなかなか、目に見えないものの値段は、周囲には分かりにくいようです。しかし、コーチングを先駆けて導入して見ようというH社時代の得意先などからもお声がかかって、お役に立てると良いと、おおいに楽しみにもしています。長々と書きましたが削除された、楽天日記の代わりに今日は、ココロの中を書いてしまいました。もし、いずれHP再開の時にはあらためてご報告します。その時は、またどうぞよろしくおねがいします。鮫島 宗哉」
2004.09.14
コメント(12)
全14件 (14件中 1-14件目)
1