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2007年10月20日
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テーマ: Jazz(2004)
カテゴリ: JAZZ(Born In The U.S.A. )

我が家のブナの葉もイイ感じに色づいております。
朝晩の寒さ、ちょっと、厚めの毛布がうれいしい今日この頃。
私は、毎度の微熱の他に少し、、声がれ。風邪かなぁ。。?!
私、毛布の暖かさって大好き♪羊さん、ありがとうぉ。って感じよ。

さて、クリポタ強化月間の黄昏月、もう一つはデュオでありました。
人肌恋しいこの季節、やっぱ、毛布のかわりはサックスの暖かな音。
ま、テナーでしょ。つうことで、強化月間のクリポタのこの作品を中心に簡単に4枚。

ケニーワーナーとクリスポッター、初期のクリポタの作品のピアノは彼がレギュラーでした。どづも、学校が一緒だったらしい。

日本語ライナーのある他のアルバムの情報だと、ふたりはマンハッタン音楽学院の講師だったケニーワーナーと生徒!!(クリポタがぁ、、)
で、今気付いた、クリポタって1971年うまれ!ホントか?えらく、老けてません?
ちょっと前に、ユーチューブでクリポタ吹きまくりみてたけど、この人、、なんか、サックス吹く以外に、なんも気にしないタイプですね。(ま、女心ちょっと、揺れる)
さて、この英語のライナーによると、(この後は私の独断的な解釈)
クリポタは個人レッスンにケニーワーナーを「呼んだ」らしい。
ま、お金払えばいいのよね。。きっと。
で、ケニーワーナー曰く、、
1回目、普通にお手合わせ、二回目、探り合い、、3回目、互いに共通する部分での共鳴しあえる演奏にいきあたり、、、
4回目には、自分が彼のレッスンとりたくなった!

てな具合だったようす。。(ホントか?)
そんなこんなのふたりのデュオは、まさに丁々発止。

流れるような感情のやりとりが手に分かるような素晴らしい作品です。
曲は、彼等のオリジナルが仲良く二曲づつ、共作が一曲、そして、スタンダード?二曲に、トムハレル、モンク、コルトレーンの曲です。

このデュオのアルバム、コンコードのデュオのシリーズです。
ええとね、このレーベルではソロシリーズもあるんですけど、Maybeck Recital Hallというカナダの同じホールを利用してます。ですから、ライブ盤ですね。

まずは、比較的「温厚」に、始まる(^_^);ポッターのオリジナルから。

ちょっと、身体があたたまってきたところで、つぎは、ケニーワーナーの古いオリジナル。ちょっと早めのテンポではずむようなリズムを意識した、チックコリアの好きなワーナーらしい演奏。段々、ふたりの息が、息が合う、って状況を越えた、瞬発的直感的なものであることに聴き手を引き込んでいきます。
曲が変わって、Istanbul になってもそれは次第に加速していきまぁす。
車のラジオから流れてきて気にいったクリポタの選曲らしく、まぁ、嬉しそうにようようと吹いてます。それも、どんな風にいってもちゃんと反応してくれるケニーワーナーがいるから。クリポタの意外な一面をみるようで楽しい。

ソプラノサックスに変えて、ハレルのSail Away 。
一転して叙情豊かに原曲の持つ高揚感、期待感を浮き上がるようなサックスで見事に演奏。
ケニーワーナーのリリカルなピアノも別人格を見るようで、いいわぁ。
この演奏を聞けば、クリポタが歌心がたっぷりな人だって分かるとおもうのです。
なんて、言ってますと、Talaは、インプロを全面的に前に押し出した共作が待ってます。
互いの理解だけでなくて、自分の主張を如何に成し遂げるか、それもスリリングな演奏には必要条件ですよねぇ。

バスクラでスタンダードを1曲。
秋というキーワード、、味わい深さと、バスクラの深い響きがぴったり。
ゆったり、うっとりしてると、New Left はピアソラに刺激された?タンゴ曲。
う~ん、意外!ケニーワーナーはわかるんだけど、クリポタがピアソラ好きなの。
やっぱ、ポルタル&ガリアーノのデュオなんてもきいてるのだろうか。
やはり、えらく、張り切ってるワーナー!
お馴染み、モンクのEpistrophy、、モンクらしいかわいらしさと、ヘンな感じをそのままキープ。えらく、大変な演奏にになってますね。モンクには不可能な演奏。。
Hey Reggieもソプラノです。マイナーな調べだけど、不思議な浮遊感がソプラノにぴったりかも。
さて、このふたりの終演は、コルトレーン(ふたりとも大好きでしょう!)のGiant Steps。
終演にふさわしい、緊張感と面白さの二つを兼ね備えた演奏。
丁々発止なんて、もんじゃないから、一度聴くべし。
ま、聴衆を最後まで、惹きつけてやまないふたりのデュオは拍手喝采でおわります。
つうか、拍手すくなすぎぃ。
デュオは情緒だけでなく、互いの理解は絶対必要条件、ってホント、よくわかる一枚でしたぁ。

昨日の先生、今日の友。
ジャズの世界は、面白いよね♪

1 Hibiscus
2 Boulevard of Broken Time
3 Istanbul (Not Constantinople)
4 Sail Away
5 Tala
6 September Song
7 New Left (And We Have Our Own Talk Show Host)
8 Epistrophy
9 Hey Reggie
10 Giant Steps

Chris Potter (ts,ss,bass-cl)
Kenny Werner (p)


こんなテナー&ピアノのデュオもありま~す

Cancoes Do Brasil/Rich Perry Harold Danko
これが、また、以前追っかけてたふたり。
ブラジルの曲集なんですが、結構、コア?な選曲で、そっちの方面の方々は手をだしたくなります。
が、まぁ、演奏はジャズ。しかも、結構、まったり感たっぷり。
心広い、秋を楽しみたい人向け。こんなん、ジスモンチじゃない、とか、、言う人は駄目。
秋色であることは間違いない。
昔、ケニーワーナー、ハロルドダンコ、マークコープランドって、私の中では変態ピアノ三羽からす、でしたが、、
ワーナーとコープランドの大活躍?からすると、この人、、どうしちゃったんだろう?
ね。。
1.Canto Triste
2.Cafe
3.Beijo Partido
4.A Tarde
5.Choro Das Aguas
6.Leila Venha Ser Feliz
7.Memoria E Fado
8.Hora E Lugar
9.Folhas Secas  

Rich Perry (ts)
Harold Danko (p)


Longing/Bob Mintzer Gil Goldstein

イエロージャケッツでお馴染みのボブミンツァーとギルゴのデュオ。
ジャコへの愛情のこもった曲など、彼等のオリジナルを中心に、これまた秋らしい色合いが展開されてます。
つうか、時間が無くなってきた。
テナーの響きが、艶っぽいあのだよねぇ。。
最後のEverything Happens to Meはバスクラなのですが、これ、ちょっと、くらっと来る演奏。

1.Overlap
2.Jaco
3.Angelique & Ellen [Themes from the Film Radio Inside]
4.Comotion
5.Longing
6.Your Story
7.What's the Word
8.Two to Tango
9.Three Little Initials
10.Everything Happens to Me

Bob Mintzer (ts,bass-cl)
Gil Goldstein (p,accordian)


他にもすでにでてるとこところで、 『May Day /Emanuele Cisi & Paolo Birro』 なんて、ありました。
他にもあったかなぁ。。
とりあえず、思いつくままに……。
秋の夜長はテナーで暖まろうね。





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最終更新日  2010年04月18日 21時28分55秒
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