Paolo Birroはどうかな?この人の「Fair Play」って耽美的なピアノトリオの作品はファンが多いのでは無いか?っておもうのですが、絞り込まれた必要な音をだけで、曲を歌いあげ、私の好きなロータスブロッサムをロマンティックに奏でていたのが印象的です。聴きましたかぁ? そう、表現がちょっとマイナスっぽいのですが、趣味の良いピアノ、ってイメージぴったりなきがします。最近のピアノトリオブームには乗り遅れたようですが、マイペースで結構、、と、素敵なアルバムに結構参加してます。 私的には彼がいると、買いの衝動を押さえるのに苦労しちゃうピアノです。(^_^);そんなのばかりで、なかなか、「これは絶対いいぞぉ」、、ってアルバムに手がまわりません。。。
良いデュオの作品って、演奏だけでなくて相手の人生に共感して、、尊敬して思い入れて、とうい感じで、、どちらかの人生の晩年にエモーショナルな作品ができあがることもありますが、(以前に話題にあがった「A Little Pleasure」「People time」はこちらの秀作ですよね)このアルバムはもっと平らな意味での信頼関係や演奏での互いの理解にすぐれた作品です。
Emanuele Cisi の曲が3曲、 Paolo Birroの曲が3曲、他にスタンダードなど3曲いれて構成的にも良いバランスです。 二人とも素敵なオリジナルをかくのですが、特にシシの曲って、どこか遠くを眺めるような、遠くに行きたくなるような、、現実逃避行的なメロディ(^_^);;で、なんか、好きなんですよね。一曲目のMay dayは、彼のそんな漂うような視線が、誰もが心にもってる郷愁を呼び起こすような曲で、たまに頭をぐるぐる巡ってしまいます。スタンダードのAlone togetherもLong ago and far awayも原曲を生かしながら、、お互いの世界を往き来して、アグレッシブな演奏をみせるスリリングな展開も、本当に何気なく行われていて彼らの信頼の深さを感じてしまいます。 どちらかと言えば、静かに、でも、決して退屈ではない、濃い時間が流れてる。フリーキーな音もでちゃったりして、見た目以上に熱いのです。 どちらかと言えば、、耽美的で音数の少ない、って印象のビッロですが、シシとのインタープレイではかなり饒舌。でも、やり過ぎない、、、バランス感覚。。絶妙ですよね♪ 兎に角、かなりの仲良しぶりを聴くことができます。はい。
1. May day 2. Alone together 3. Onde 4. Surrey with the fringe on top 5. La notte delle lucciole
7. Long ago and far away 8. Inverso calypso 9. Neve in citta