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2005/01/06
小泉首相と岡田代表の伊勢神宮参拝
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年に一回組(自治会にあたる)を通じて、伊勢神宮の大麻(お札)の頒布がある。私は断っているが、こういうやり方はおかしい。あれこれたくさんある宗教がこのようなことをはじめたら、皆さんどう考えるのだろう。
昨日、ちょっと書いたが、民主党の岡田代表が伊勢神宮に参拝した。民主党は菅代表時代から継続して参拝している。なぜわざわざ東京から伊勢神宮まで参拝に行くのだろう。それも、小泉首相の靖国参拝を批判する党がである。
伊勢神宮は明治以降以下のような存在だった。
「そもそも当大神宮は、申すもかしこきことながらも、我皇室の御大祖にましまして帝国最高の御宮なれば、朝廷の御尊崇もまた格別にして、祭主の宮をおきてこれを祀らしめ給い、国家の大事、皇室の吉兆、即ち宣戦、講和、即位、成婚等のごとき必ず先ず、当大神宮に報奏せらるるを例となさるるなり。今や我国は国威八紘に揚がり、御稜威(みいつ)は年とともに盛んなるを見ても、帝国の臣民なるものは誰かこの天祖の鴻業と、大いとくとを仰ぎ尊ばざるものあらんや。」(大正二年『御神徳記』)
伊勢神宮は皇室の祖先を祭る場所であると同時に「帝国の大祀」であって、「国家神道の中心に位置し、国家神道そのものを構成する最高の神的施設」であったし、あろうとしている。
平成五年(1993年)の式年遷宮を前に伊勢神宮から出されたメッセージには「今回で第61回の神宮式年遷宮は、日本民族が、そこで根源的なおのれの始源に立ち帰り、本当の自分に対面する。」とあり、大神宮が「日本民族の始源」だとなお主張し続けているという。
自民党の党首が毎年伊勢に向かうのは、このような思想をなお維持しているからだ。小泉首相の「初詣」も単なる初詣ではない。単なる初詣なら、(それも問題になる可能性があるが)近くの神社でもいいはずだ。
民主党の代表が伊勢へ行くというのも、同じだ。
このような党が改憲をいい、その中で「伝統」をいうとき、危ういものを感じるのは、私だけだろうか。
振り返れば、日本が敗戦したとき、時の天皇(昭和天皇)が最初に赴いて敗戦を報告しわびたのは伊勢神宮だった。
(資料は子安宣邦著『国家と祭祀』から)
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Last updated 2005/01/06 02:58:54 PM
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