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2005/02/23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 かつて、小学校や中学校は、地域に開かれていた。門は開けっ放しで、人の出入りも自由だった。第一、あんな頑丈な門扉などはなかった。

 放課後の校庭では、町や村の人がぶらりとやってきて、子どもを遊ばせたりしていた。学校と地域の人との距離は近かった。それでも、もっと開かれた学校にするには、どうしたらいいかということが話題になっていたりした。

 最近、学校をめぐる事件が連続している。学校や教育行政側は、ぴたりと学校を閉ざすことで、それに対応しようとしている。文字通り、児童、生徒は学校に閉じ込められている。

 地域住民は巡視による監視や警察の巡回による監視を行って対応しようとしている。都会や街では、監視カメラの設置も増えているようだ。

 不自由になったね、殺伐としてきたね、学校がなつかしいと思えた昔がなつかしいね、そんな声があちこちで聞こえる。

 理由、原因の分からない犯人が突然殺人を犯すというような事件がつづけば、学校を閉ざし、監視を強化することも仕方がないのかもしれない。でも、なにかすっきりしない。

 すっきりしないのは、閉ざすことや監視を強化することが、さしあたりの対応になるにしても、事件そのものへの対応、ああした事件が発生する根本に迫るものではないからだ。

 それでは、どうするかと問われても、すぐに答えはだせない。ただ、あのような罪を犯す人間がなぜ生じるのか。それに対する対策から考えるべきではないかと思うばかりだ。

 当面学校を閉ざし出入りを制限することは、ある程度仕方がないのかもしれない。でも、学校はいろんな意味で開かれていてほしい。



 個人情報保護法、有事関連法、住民基本台帳、人権擁護法案などで、住民の監視は強まり、自由はより制限されつつある。そして、監視カメラ。警察や住民による監視の強化。

 善意からでたものが、いつ行政と一体になって人々の自由を奪うものに転化するかもしれない。

 すでに、上に上げた法、あるいは法案は、「決定権を無条件でお上に与えて」(森達也)しまっている。

 学校での危機に対応しているつもりが、いつのまにか、お上の住民監視政策に協力しているということだけは避けたいものだ。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 追記

  ・学校で、知らない人は恐い人といった教育がされているようだ。そのうち子どもには、声もかけられないという時代になるかもしれない。殺伐とした社会だ。

  ・今日、今年初めてと思われる黄砂があった。昨日、一昨日とはうって変わった春のような空と山々が黄色く染まった。






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Last updated  2005/02/23 06:33:16 PM


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