重信川の岸辺から

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志記:高田郁 New! 天地 はるなさん

Welcome to Ichiro’s… Ichiro_Kishimiさん
沖縄でウエディング… 上等沖縄司会屋さん
2006/02/21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 茨木のり子さんが亡くなられた。残念でならない。

 長く詩やエッセイを愛読してきた。次に出る本が待ちどおしかった。

 『見えない配達夫』『人名詩集』『寸志』『食卓に珈琲の匂い流れ』『自分の感受性くらい』『倚りかからず』といった詩集。

 『言の葉さやげ』『詩のこころを読む』『ハングルへの旅』『一本の茎の上に』といったエッセイ。

 名訳詩集『韓国現代詩選』

 分かりやすく、鋭いことばで、はっとこころをうつ詩やエッセイを書かれた。

 好きな詩は多いが、どれも長い。

 短い詩をひとつ。




 もはや
 できあいの思想には倚りかかりたくない
 もはや
 できあいの宗教には倚りかかりたくない
 もはや
 できあいの学問には倚りかかりたくない
 もはや
 いかなる権威にも倚りかかりたくない
 ながく生きて
 心底学んだのはそれぐらい
 自分の耳目

 なに不都合のことやある
 倚りかかるとすれば
 それは
 椅子の背もたれだけ


 茨木さんの詩もエッセイもこの詩のとおり自分の耳目、自分の二本足の上にたち背をりんと伸ばしていた。



 もう茨木さんの詩もエッセイも読めない。

 返す返す残念だが、お年でもあったし、仕方あるまい。

 こころからご冥福をお祈りしたい。 





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Last updated  2006/02/21 03:04:05 PM


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