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海自で自衛官が死亡した事件で、調査委員会の報告が出された。新聞の報道でしるのみで詳細は分からないが、不審な点がおおい。
15対1での格闘が訓練だというもいい、送別のためのはなむけの伝統儀式だともいっているが、どちらも真実とは思えない。
訓練だとして、特別な場合に、特別な相手にしか行われていないようであるのは、なぜだろう。訓練だとしたら、全員が交代で1対15の格闘を繰り返すのであろうか。そんな形跡はないし、そんなことはまず身体的に無理だろう。
送別のための伝統儀式というのはどうだろう。伝統というが、海自そのものが戦後数年たって作られたものであり、当該の部隊はごく最近作られてものである。伝統というにはあまりに浅い。
それに1対15という形は送別の儀式というにはあまりにむごい。特殊な場面で特別な相手のみに行う暴力が伝統儀式であるというのは受け入れがたい。
ここで浮かぶのは、彼らが先の戦争で降伏するまでの海軍と一体のものとしてそう感じそう思っているかもしれないということである。
海軍のいじめのすごさは、体験記などでよく知られている。陸軍の内務班でいじめは映画などになっているが、海軍のそれは陸軍以上であったらしい。
現在の海自もいじめがすごいと当事者から聞いたことがある。今回の行為が「訓練」であり、「伝統儀式」であるとするなら、かつての海軍のいじめの伝統が形を変えて生き残っているということであろう。
人を殺すことを任務とする軍隊は、人を殺すことを受け入れさせるためにいじめが生じる。今回の海自自衛官の死も、どういいのがれようと、いじめとしか思えない。そして、そのいじめが海外に派兵されたりして、軍隊としての機能を一段と高めている事情と別のものだとは思えない。