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2013/04/02
ジャック・ロンドン『奈落の人びと』
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カテゴリ未分類
ジャック・ロンドンは1902年、大英帝国のイングランドのロンドンを訪ねた。彼はロンドンの貧民街イーストエンドにもぐりこみ、2か月にわたって住民と同じ暮らしをする。
イングランドはその最盛期の栄華を誇ってきたとき、その下層では、最低、最悪の生活をする人が数百万人もいた。
最低の仕事に何とかありつけたひとはまだいい。物を拾って食べる人。救貧所の施しでなんとか生き延びる人。それも得られない人。一部屋に数人が住む住宅事情。救貧所で夜を過ごす人。それも得られなくて、街頭で夜を過ごす人。最悪の生活が感情を抑えて書かれる。
劣悪な労働事情で人びとは体を壊す。壊した人たちは生活をすべりおちていく。だが、農村から次々補給される労働力。
この本でロンドンは、資本主義というものの酷薄さを徹底して暴き出す。理論でなく事実で。彼はこのような社会にしたやり口を批判する。
『奈落の人びと』は、今も基本的には変わらない資本主義の本質を具体的な事実によって示す。
なお、ジョージ・オウエルの『パリ・ロンドン放浪記』(1933年)は、ジャック・ロンドンのこの本に刺激を受けての本だという。1933年頃のパリとロンドンの最底辺の生活に潜り込んでの事情が叙述してある。これも必読である。
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Last updated 2013/04/02 09:56:13 AM
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