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2020.05.21
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 ただ、この映像はぼやけていて、その男が受刑者であると特定できる代物ではなかった。

 警察と検察は、この免税店前から、普通自動車を運転して受刑者宅に通じる細い道の入り口まで、どのくらいの時間がかかるかについてのみ実証実験をした。そして、その結果、朝7時50分頃までに受刑者が自宅に戻ることが「何とか可能だ」と法廷で説明した。

 この点について、現地の交通事情に精通している冤罪論者は、「何とか可能」どころか、絶対に不可能であると断定するのである。

 以下に、冤罪論者がそう断定する根拠を述べる。

 まず、冤罪論者が指摘するのは、警察と検察の実証実験は、がらがらに道路がすいている時に行なったものである点である。

 放火殺人事件が起きた朝は、火事のために消防などの緊急車両や野次馬の車が往来していたのだから、交通量が多く、警察や検察が主張するほどスムーズに車を走らせることは出来ない、と言う。

 そして、次に冤罪論者が指摘しているのは、警察と検察の実証実験は、靴を履いた警察官が普通自動車を運転するものであって、犯行時の状況とは違っている点である。犯人はサンダル履きで軽トラを運転したわけであるから、実証実験でもその通りにやらないと信頼度に欠けると言っているわけである。

 さらには、警察と検察が法廷に出した検証映像では赤信号にひっかかり止まる場面が少ないから、どうせ、何度も何度も検証実験をして、その中で一番、スムーズに車を走らせることが出来た映像を持ってきたんだろうと、冤罪論者は言うのである。

 そして、最後に、この実証実験は所詮、防犯映像に記録されていた免税店前から、受刑者宅のある小道に通じる入り口までに限った実験であるところに、そもそも欠陥があると冤罪論者は言う。

 警察と検察は、受刑者は自宅に戻る前、軽トラを家族や近所の人達の目の届かない所に隠して、自宅に戻ったと主張した。なぜなら、家族や近所の人達は、その軽トラに乗ってFさんが受刑者宅の隣接鉄工所にやって来ていたことを知っていたから、絶対に見られてはならなかった。

 そして自宅の自部屋に戻る際も、玄関から入ったのではなくて自宅外階段から2階の自部屋へ戻ったと、警察と検察は主張した。

 つまり、警察と検察は、実証実験でも、受刑者宅に通じる小道まで入り込み、軽トラを隠し、外階段から2階の部屋に戻る所までやっていないから、受刑者に犯行が「なんとか可能だ」なんて言えないと冤罪論者は呆れるのである。

 その上、冤罪論者が「絶対に不可能」と言うのには、科学的根拠がある。

 受刑者宅近所には軽トラを隠せるような場所はそう沢山はない。それらの隠し場所は何処をとっても受刑者の自宅からは徒歩で数分はかかる。

 その何れの隠し場所からでも、サンダル履きでは、自宅までの結構な距離を走って戻ることはできない上、自宅外に辿りついたとしても、最後は外階段で時間を取られることになる。

 実は、受刑者の家の外階段は長年の雨露で至る所が浸食または腐食、陥没していて、家族は誰も、普段、使っていない。仮に受刑者に使用可能であると仮定しても、80キロを超える体重の受刑者が無理してその階段を登ろうとすると、急ぎ足では不可能である。

 結局、防犯映像の記録のある免税店前から、受刑者が、サンダル履きで軽トラを運転して、朝7時50分頃までに自宅2階の自部屋へ戻ることは不可能である。だから、警察と検察は全区間での実証実験ができなかったのだと冤罪論者は断定するのである。
















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Last updated  2021.10.09 13:34:31
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