成定 竜一~高速バス新時代~
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「バスドライバーnavi(どらなび)」主催による「バス営業所見学ツアー」が、おかげさまでお天気にも恵まれ無事に実施することができました。企画した当初は集客に不安がありましたが、蓋を開けてみると、補助席までほとんど満席という盛況ぶりでした。高速乗合バス事業者のアルバイトとしてバスの世界と出会った私は、バスの営業所(車庫)といえば、いわゆる「既存」事業者の、平場の乗合バスや高速バスを中心に担当する営業所の雰囲気しか知りませんでした。その後、楽天トラベルに転職し、高速ツアーバスに関係する貸切専業者の営業所にお邪魔するようになると、驚くことがたくさんありました。「既存」事業者の営業所の多くが古めかしい建物で、逆に貸切専業者の営業所はおおむね新しいという違いはあります。しかし最も異なるのは、営業所内にいる人の数です。1営業所あたりの台数が多いうえに、日々の運行で現金(小銭)の取扱いがある乗合バスの営業所は、運行管理者(会社によって「操車」「運行助役」などと呼ばれます)のほかに、会計担当など多くの地上スタッフがいます。また、乗務員も、食事休憩などの際には必ず営業所に戻ってくるように運行ダイヤが設定されています。だから、ほとんどの乗合営業所には従業員食堂があるし、休憩室の面積も大きく、ジムが用意されているところさえあります。一方、貸切専業者では、乗務員本人が現金を触ることはほとんどありません。これは、完全予約制を取ることが多い、高速ツアーバスからの「移行」事業者でも同じです。どちらも、いったん出庫した後、営業所に帰ってくるのは業務終了時。多くは翌日以降です。だから営業所の雰囲気はとても静かです。ということは、乗務員さん本人にとっては、前者であれば営業所という「本拠地」があって、同僚たちと密度の大きい交流があります。後者であれば、ツーマン仕業や梯団運行もあるものの、一人の時間を長く過ごします。そのあたりの雰囲気を知ったうえで、バス事業者の求人に応募することで、ご本人にも満足して乗務いただきたいし、事業者としても定着率の向上につなげていただこう。そう考えてこのツアーを企画しました。当日は、京王バス中央の府中営業所と、東京空港交通の羽田運行事業所を、両社の貸切バスを使って見学させていただきました。また府中営業所では、従業員食堂でみんなで昼食を取りました。運転席に座ってミラーで確認しながらドアの開閉を行なったり、音声合成装置で放送を流したり、バゲッジルーム(トランク)の取扱いを経験したり、みんな盛り上がっていました。ご参加いただいた皆様と、ご協力いただいた2社の皆様にお礼を申し上げます。なお、1月27日(火)7:00~の東京MXテレビ『モーニングクロス』の「俺のニュース」のコーナー(8:00過ぎから)で、2社の現役乗務員やツアー参加者のインタビューが放送される予定です。また、大手新聞社さんにも同行取材いただきましたが、他に大きなニュースが続いており掲載が延期されています。掲載されましたらご報告します。
2015.01.26
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