Laub🍃

Laub🍃

2011.07.01
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カテゴリ: .1次メモ
「7があつーがーはじまったよーなのになぜーてんきわるいのー」
「毎年毎年そうです」
「どうでもいいけど繰り返される悲劇って私嫌いなんだよね。何度もやってるうちに慣れるわ。そういうのでぐすぐす泣いてる奴も嫌いだしいちいち可哀想可哀想いってる奴も嫌いだし言うのも面倒だし言われる立場になった時とか発狂しそうになるわ」
「今あんたが吐いている言葉もぐだぐだと似たようなこと言ってる点では同じですしそれを自覚してるなら言うなって思いますしこっちだって言いたいことあるのに我慢してんだぞてめーは結局当たりやすい奴に当たってるだけだっつーのって思ってるのをどうせあんたは分かってるんでしょう」

そう。どこかに赦せる人が、黙る人が、飲み込む人が、和らげる人が居なければ駄目なのだ。

駄目なのに。


「3人組って、厄介なもんだと思ってたんだけどなあ」
「あんたの唐突な所も私のうざったい所も全て宥めてくれていた会長が懐かしいですね」
「ほんとに」


それはどうにも自分自身に、そうして相手を見た時に、気持ち悪いという感触を湧きあがらせるもので。

「苦虫は噛まなければ、虫のままなのに」
「自分の汚点を曝け出す快感に目覚めてしまったんですから仕方ないでしょう」

問題は噛み潰されたそれを呑み込んでくれる人が居ないというだけ。

「早く帰ってこーいこいこーい」
「突然歌い出すこいつをどうにか抑えて下さい。でないと私がもちませんから」


あなたがいないと、動けないから。





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最終更新日  2015.08.01 18:31:53
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