Laub🍃

Laub🍃

2011.10.29
XML
カテゴリ: .1次長
この世界はどうやら戦争をする為に作られたようだ。
この世界はそれなりに美しいのに誰もそれを見ようとしない。
この世界の人々はそれなりに綺麗なのに誰もそれを見ようとしない。

みな自分との利害関係ばかりを大事にしている。

勿論美しさに感動して守ることはある。醜さに同情して助けることもある。

しかし一般的な価値観というものを共有したがらない世界では相対的な価値観という色眼鏡ぐらいしか頼るものはないのだ。
一般的な価値観は宗教と同じとされる世界では。

金も女も酒も取り払って一か所に捨てて。
こんな世界で戦争ばかりしているのが僕たちの日常だ。




目から入るもの耳から入るものそれ自体はただのものだが共感の回路を通した時点で毒になる。
それは自分自身じゃない痛みを自分のものと感じる事。
それは自分自身じゃない想いを自分のものと感じる事。

優しい?とんでもない。
空っぽだから詰め込めただけだ。
だから俺に共感しろなんて言う奴は得てして傲慢だ。
だから清くアレ正しくアレ美しくアレなんていうのも傲慢だ。

エゴだと認めるべきだ。
自分ただ一人の情動と認めるべきだ。
そうでなくば何かに染められた結果だと認めるべきだ。

自分が塗り替えられていく感覚に耐えられないから皆目を閉じ耳を塞ぎぎゃあぎゃあと自分の言いたい事ばかりを喚き散らすのだ。



世界に向けたそんな態度は報われない。
己に共感しろなんてのは余程の出来た奴使える奴にしか許されない。
ここでは血縁と呪いと異世界との縁が勝つ世界だ。過去の呪縛から逃げられない。
積み上げたら結局奪われるだけなら、頑張るだけ無駄というものだ。

強くひたすら強く。優しくひたすら優しく。

汚く間違って醜いそんな価値判断は己と身内がすればいい。

世間は間違っている。
ならば逆説的に俺達は正しい筈だ。


そう思いながらも、俺達はどこかで指導者とやらを求めている。

清く正しく美しい指導者を。
強くなくても生き残れる指導者を。
優しくなくても尊敬できる指導者を。


歳月を重ねて得た濃い知識と祈願。
呪いのようなそれを若い世代へ受け継ぐことにどうか否と言ってくれて想いを叩き付けることを許してくれる指導者を、求めている。

to be continued... ?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.05.05 12:29:43
コメント(0) | コメントを書く
[.1次長] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: