Laub🍃

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2012.01.03
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カテゴリ: 🌾7種2次裏
「こいつはこのまま育てた方がいいんじゃねぇか?」
「……それは…」
「おい。安居お前、これから憎まれるとしても、狂うとしても、それでも記憶を取り戻したいか?」
 『少年』の黒い瞳が、真っ直ぐにこちらを射抜く。
「……憎まれなくても、狂わなくても、起こったことはなかったことにできないんですよね」
「ああ」
「そして、亡くしたものももとに戻らない。……だったら、僕は覚えていたいです」

 -その覚悟したような顔付には、どこか見覚えがあった。


*******記憶喪失安居




「こいつは弱いんだ、オレが助けてやらないと」





*お互いに相手が居ないと駄目だし自分が居ないと困るだろうと思ってるタイプの茂安居







「そういえば涼ちんって何でそんなに安居が気になるんだ?」
「あ?」
「……くだらない理由だ。昔あいつに助けられた、その時にあいつなら未来に行けそうだと思った。……じきに、あいつが居ない未来が想像できないと思うようになった。それだけだ」
「そんなのあいつにとっては特別でも何でもないだろう、あいつは覚えても居ないに決まってる」




*覚えていられても困る涼様





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最終更新日  2017.10.07 05:38:51
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