Laub🍃

Laub🍃

2012.10.06
XML
カテゴリ: ◎2次裏漫
「おいこら、パンツくらい履け」
「うーん…」

 HSK(ハイスペック彼氏)と巷で呼ばれているらしい同居人は、最近家の中ではかなりだらしなくなっている。
 風呂場前のマッサージ椅子の上、タオルを掛けると言う最低限の良識を持ち合わせてはいるようだが奴の姿を見ると疲れているのだな、とアホみたいな恰好をしているな、としか思えない。今だってせっかく俺が声を掛けてやったというのに腰の辺りをぼりぼりと掻いただけ。
 実に、だらしないこと極まりない。
 一緒に住むようになるまではこうじゃなかった気がするのだが。
 むしろ俺がうっかり用意しそこなったラッキーアイテムのフォローをするくらいだったのだから、相当に余裕があったと考えて良いだろう。
「いくら夏だとはいえ、夜は冷える。そのままでは風邪をひくのだよ」
「やっさし…でも和成パンツくらい履いて……履いて……」



「は…履イテナーイ!!!」

「ぶっ」

 その後しばらく謎のツボに嵌った俺は、次の朝呆れ交じり不機嫌交じりで

「なー…真ちゃんそんな面白かった?」
「下らな過ぎて失笑が漏れただけなのだよ……ふっ……ふふ……」
「あー!また笑い止まらなくなってるー!!」

 と言われ、更にそれを仕事先で思い出し笑いしてしまい、取引先の赤司に訝しまれた。




*****

社畜高尾が家の中でだけつい息抜いちゃう話。
社畜高尾×医者緑間の吐血二次がすごく好きなんですが、
がんばりすぎちゃう高尾にとって、緑間は気を張る相手なのか、それとも気を抜ける相手なのかなーと悩む所です。両方かもしれないですが!!!






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.09.03 02:51:49
コメント(0) | コメントを書く
[◎2次裏漫] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: