南包の風呂敷

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柳居子 @ Re:『神々のたそがれ(アレクセイ・ゲルマン)』(06/01)  よく分からない映画を、面白と感得され…
南包 @ Re:周囲が評価は己の評価に非ず(07/19) 柳居子さん >穿った見方では無く、正鵠を…
柳居子 @ 周囲が評価は己の評価に非ず 穿った見方では無く、正鵠を突いていると…
南包 @ Re[1]:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) KUMA0504さん コメント有難うございませ…
KUMA0504 @ Re:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) 私は観ない作品は一切評価しないことにし…

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南包

南包

2007.07.09
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カテゴリ: 本・読書
久し振りの庄野潤三です。
昨年2006年1月から12月まで、「文學界」に連載さたものです。
ここ何年か、庄野潤三は1年単位で、文芸雑誌に連載をし、それを単行本にしています。これも、その一冊で、最新作です。

冒頭を引用する。

自伝風のものを書いてみたい。もっとも、私はこれまでその折々の自分の生活を素材とした作品をずっと書いてきた作家だから、いってみればなしくずしに自伝を書いてきたようなもので、特にこの十年はそうであった。子供がみな結婚して、「山の上」の家に二人きり残された夫婦がいったいどんなことをよろこび、どんなことを楽しみに暮らして来たかを書き続けたから、いつも「自伝」を書いて来たようなものだ。『貝がらと海の音』に始まり『けい子ちゃんのゆかた』まで続く十年がそうである。

この、十年の自伝風のもの、十冊あるうち少しでも読んでいると、この『ワシントンのうた』が、これら十冊(実は十一冊目『星に願いを』がある)と、同じ線上にあると分かる。

読み始めは、何となく退屈だが、読み進めるに従って興味深く面白くなるのが、このシリーズである。
特に『ワシントンのうた』は、作家になる頃の話なので、師事した伊東静雄や井伏鱒二、同僚の安岡章太郎、吉行淳之介など作家が出てくるところが面白い。

続きは、後日・・・。


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庄野潤三
文藝春秋
2007年4月25日 第一刷発行





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Last updated  2007.07.10 00:29:43
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