南包の風呂敷

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柳居子 @ Re:『神々のたそがれ(アレクセイ・ゲルマン)』(06/01)  よく分からない映画を、面白と感得され…
南包 @ Re:周囲が評価は己の評価に非ず(07/19) 柳居子さん >穿った見方では無く、正鵠を…
柳居子 @ 周囲が評価は己の評価に非ず 穿った見方では無く、正鵠を突いていると…
南包 @ Re[1]:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) KUMA0504さん コメント有難うございませ…
KUMA0504 @ Re:●アナ雪 DVD115万枚予約。(07/19) 私は観ない作品は一切評価しないことにし…

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南包

南包

2012.04.19
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カテゴリ: 映画
『ドライヴ(ニコラス・ウィンディング・レフン)』

開巻から100分、目を離せない、緊張感いっぱい。
クリスタルガラスのような清澄な緊張感、あるいはミステリーやホラーにある次に何が起こるかが分からないドキドキさせられる緊張感とは全く異なる。

ライアン・ゴズリングの肉体や表情が醸し出すもの、その画面から伝わって来るもの、すべてが緊張感を生み、見るものにその重圧が伝わる。

今まで経験した事のないカッコよさ。ジョニー・トーの様式美的スタイリッシュとは異なるスタイリッシュだ。人間の精神・肉体のスタイリッシュとでも言えばよいのだろう。

アメリカ映画だがどうしてもヨーロッパ映画にしか見えない。
私のイメージするアメリカのカッコよさではないからだ。フランスか、東欧か。

惚れた女へのストイックな接し方や、最後まで羽織り続けたサソリのブルゾンとそこに付いた血。それらのディテールが生み出す緊張感。

新しい感覚を見た。





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Last updated  2012.04.19 08:44:40
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Re:『ドライヴ(ニコラス・ウィンディング・レフン)』(04/19)  
KUMA0504  さん
あえて異論を書きます。

驚くほどの古典的な展開である。男(ライアン・ゴズリング)はおそらく兇状持ちの流れ者だ。ロスの街の片隅でひっそりと生きている。そこに少女の様な女性(キャリー・マリガン)とその息子に出会う。控えめなふれあい。親子に危機が訪れ、男も巻き込まれ、ヤクザ者を殺すために男は死地に赴く。

映画には幾つも作られる「型」がある。「七人の侍」型もあれば、「シェーン」型もある。これはもちろん後者。型にはまっているからと言って、詰まらない作品ばかりじゃない。例えば「レオン」の様な傑作も作られる。日本も東映ヤクザ映画を作ったし、韓国も「ひまわり」や最近は「アジョシ」などの力作を作っている。この作品はカンヌ監督賞をとったという。作品の出来よりも、果たして今年の、そして将来記憶に残る作品になるのか、それだけが気になった。観客は公開二日目、日曜映画の日なのにガラガラだった。あとは口コミで増やすしかない。しかし、足りないモノがあり過ぎる。

時代性はほとんど無い。目新しいのは、頭蓋骨が崩れる様な「暴力描写」と、男の特技が「運び屋」であることぐらい。女性の性格描写が弱い、というか理解出来ない。ほとんど何も主張せず、必要以上に長い間男の眼を見つめるだけだ。もっと女性の過去や生活描写をするべきである。相手のヤクザの暴力は酷いが、マフィアの裏金を盗むチンケな小者ではある。

突然歌が流れ始める。まるで東映ヤクザ映画だ。男の名前は遂に一度も出てこなかった。なんか変に気取った映画だ。私は「記憶に残らない映画」だと思う。 (2012.04.25 19:20:12)

Re[1]:『ドライヴ(ニコラス・ウィンディング・レフン)』(04/19)  
南包  さん
KUMA0504さん


>あえて異論を書きます。
異論とは言え、コメントいただけることは有難いことです。
その上、ご丁寧なコメント恐縮しています。
さて、KUMA0504さんのご指摘は肯けるものです。
例えば、
>男はおそらく兇状持ちの流れ者だ。
その真偽は別として、想像に難くないと思います。自分でもそう思えます。

キネマ旬報で某評論家が「ザ・ドライバー(ウォルター・ヒル)1978」と比較しながら本作について書いていましたが、「ドライヴ」の原作者が「「ザ・ドライバー」を知って(見ていて)いたかという話題でした。シェーンのことも出てたように記憶しますが、周辺のことが多く。本作品への切り込みは為されていませんでした。これが、文筆業のものかと・・・。
まあ、どちらでも良いことですが。

>この作品はカンヌ監督賞をとったという。作品の出来よりも、果たして今年の、そして将来記憶に残る作品になるのか、それだけが気になった。
>私は「記憶に残らない映画」だと思う。
きっと、ボクにも記憶に残らないかも知れないです。一年後果たして覚えているだろうか?自信はない。でも、KUMA0504さんのコメントと私のコメントが、ボクの記憶に留めさせることになるかも知れません。

ボクは、物語の展開も悪くないと思うし、女の亭主が出所しそのパーティの時、廊下で男が子どもを連れ、主人公とすれ違い、女房と話したら云々のシーン。主人公の横顔、女の横顔、その対比を面白く見ました。それぞれを画面の中央より左右にずらした処ですが・・・。常套的といえば云えなくもありませんね。

また、色遣いも結構気に入りました。

暴力描写は、北野武と同じようでは・・・と。
(2012.04.26 22:14:08)

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