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Feb 16, 2007
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カテゴリ: 香港を歩く
孫文を記念して最近開館したばかりの「孫中山記念館」に向かいましょう。

香港大學のすぐ下を通っている道「BONHAM ROAD」を中環方面に歩きます。
このあたりは「半山区=Mid Levels」という高級住宅エリアで、かなり高い場所で、しかも傾斜地に高級マンションがたくさん建っています。
途中には、大きな教会らしき建物もあり、なかなかいい雰囲気です。


上環 2007-1


しばらく歩くと、道路の下のほうに、重厚な洋風の建物が見えてきました。
予定にはなかったのですが、とりあえず行ってみる事に、、

入り口はちょっとわかりにくかったのですが、急な階段を下りて細い道路を下りると、行き当たりました。
このあたりは、山が海に迫っていて、その斜面に街が広がっているので、坂がとても多いんです。
お年寄りの方には、散歩するのもちょっと大変かもしれませんね。


上環 2007-2



100年以上前に建てられた洋風建築で、なかなか趣があります。

建物の周りには、小さいですが「Herbal Garden(ハーブ園)」があり、薬としても使われる数々のハーブの実物が見られるようになっています。


上環 2007-3



さて、また先ほどの通りに戻り、さらに歩いて行きます。
道路はどこからか名前を変え、「CAINE ROAD(堅道)」となっていました。

香港では、案内標識が各所にあるので、どこかを訪ねたいときには、これを見ながら行くととても便利です。
その標識どおりに行くと、通りの上の小高い場所に、洋風の大きな建物である「孫中山記念館」が
見えてきました。


孫中山記念館2007-1


この建物の歴史も古く、元は孫文の友人だった香港の富豪の住宅であったものだそうです。
それを教会が買取り長年使用していましたが、長い交渉の末にようやく香港政府が買い取り、この記念館として活用したようです。

昨年12月にオープンしたばかりと言う事もあり、この日もかなりの人が見学に訪れていました。
建物の外には、若き日の孫文の銅像があります。



孫中山記念館2007-2



ここで、孫文の事を少し、、

ご承知の方も多いと思いますが、孫文は中国の革命政治家です。
彼は、清朝の末期に「辛亥革命」を起こし、「中国革命の父」とも呼ばれています。
中国語では「孫中山」、広東語では「孫逸仙」という名前で、欧米では広東語のローマ字表記である「Sun Yat-Sen」で知られています。

中国・台湾両方で尊敬される数少ない人物で、中華民国(台湾)では「国父」と呼ばれています。


彼は、今の広東省中山市に生まれ、1883年から1892年まで香港に住み、「香港西医書院(今の香港大學)」で西洋医学を学びました。

その後革命思想を抱くようになって、日本やアメリカ、ヨーロッパを飛びまわります。
1911年(辛亥の年)に、武昌(今の武漢)で民衆の蜂起がおき、南京に新政府が成立すると、初代大統領に就任します。

しかしその後も、中国では軍閥割拠の時代が続き、孫文は広州で国民党をつくり中国の平和統一を図りますが、1925年に「革命未だならず」の言葉を残して北京で亡くなりました。
彼は南京に葬られ、その墓は「中山陵」と呼ばれているそうです。
今度もし機会があれば、訪ねてみたいですね。


孫中山記念館2007-4


記念館には、孫文の革命家としての生涯に関する、膨大な写真や備品などが説明つきで展示されています。
彼が外国の友人と撮った写真の中には、日本でのものも数多く含まれていました。

ところで、この建物は富豪の邸宅ですが、下の写真の部屋は3階にあり、天井や壁、絨毯やシャンデリアなどから、当時の優雅な雰囲気が伝わってきます。
ここだけは、写真撮影を許してくれました。

この「孫中山念館」は、孫文の生涯を通して、近代中国の革命の歴史に触れられる場所でした。
説明は中国語と英語の併記で、わかりやすいです。


孫中山記念館2007-3


さて、そろそろ帰ることにしましょう。

このあたりは、もう中環(Central)エリアになります。
長い坂を下りて、海の方へ向かって歩いていきます。

古い小さな建物の背後にある近代的な高層ビル、このミスマッチがいかにも香港らしいですね。


上環2007-4









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Last updated  Feb 17, 2007 01:46:55 PM
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