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2011/08/27

クラスルーム／折原一

テーマ：ミステリはお好き？(1447)

カテゴリ：小説・エッセイ

見覚えが無い幹事の名前、
会場は数年前に廃校となった夜の教室。
不安を募らせる卒業生達に徐々に甦る当時の記憶、
ビュンと空気を切る音は、
緊張と怯えに支配された異様な空間の象徴で・・・。

図書館で借りてきました。
折原一（いち）さん・・・初めての作家さんです。
ジャンルはミステリーでいいのかな？
この本が児童書の棚に並んでいるのはどうなんだろう。
変とは言わないけれど、微妙な感じです。

住所が書かれておらず名前だけの、中３のクラス会通知。
ある者は自転車のカゴに、またある者は買い物かごに・・・と、
それぞれまるで近くでタイミングを計ったかのように届けられます。
差出人は、覚えが無く卒業アルバムにも載っていない謎の人物。

クラスの中でもある条件の数人だけに届けられたと解ります。

一体誰が何の目的で招待状を？

ぐいぐいと作品世界に引き込まれ、先がとっても気になります。
割と好きなタイプの作品かも。
ただ、過去（中学時代）と現在（10年後）が交互に入っていて、
誰の視点なのかもったいぶった書き方が多いので、
新たな事実が判明する度に前に戻ったり・・・と
ちょっと読みにくかったです(^^;

特にプロローグの３つの話。
最初のひとつはここである思い込みをしちゃったので、
私、すっかり騙されました★

どこかにヒント（たぶん“看板”と呼ばれ方）があったんでしょうけど、
ひとりに特定することができませんでした。
・・・読みが浅いだけか？

この話が３年B組で、どうやら作中にも出てきた３年A組の話が
もう一冊あるようですね。図書館にあったら借りてこようと思います。

理論社　　2008年7月発行

【送料無料】クラスル-ム
価格：1,680円（税込、送料別）

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Last updated 2011/08/27　12:24:33 PM
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あくびネコ

ジャンプ、マンガetc感想だったはずが、最近ほぼ猫。日曜は特撮感想。社会人・大休学中・15歳(三毛)＋13歳(三毛)＋11歳(白末っ子) ＋7歳（茶トラ）＋6歳（茶トラ）計猫5匹の母。（白妹は2018年11月3日闘病の末９歳で、白兄は2023年1月16日13歳で、茶トラ（小三毛の双子の片割れ）は2023年9月9日12歳で永眠。2023年11月・12月に茶トラ１匹ずつ仲間入り） Twitterもやってます、よろしくお願いします！　@necroakubi

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