スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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2011.07.01
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 < 前回までのあらすじ >

民話でいい伝えられている
幻の蝶「ユメカゲロウ」だが
浅野という男性は
存在しているはずだと強く信じていた。


 < 『ユメカゲロウ 』 ストーリー 後編 >

■ 少年は疑う
ユメカゲロウ おかしい 見逃すはずがない

この少年は、村長の孫であった。
ユメカゲロウは、まったく信じていなかった。


■ 浅野氏は聞き返す
ユメカゲロウ シリアゲムシ 標本箱 パノルパ・ヤポニカ ありふれた虫


■ どこにでもいる昆虫だった
ユメカゲロウ 馴染みの薄い虫 シリアゲムシ

知られていないから存在しない、とは
かんたんには決め付けられない。


■ 発見されない理由には仮説がある
ユメカゲロウ 地味な虫 発見されない 仮説

ユメカゲロウは、危険を察知するのが鋭く早いのでは。
光を嫌いで、真夜中しか現れないのでは・・・ などなど。

そして、死ぬときには酵素が働き
たんぱく質が分解され、消えてしまうのかもしれない。
浅野氏は、そうした仮説を述べる。


■ 決定的証拠を出す
ユメカゲロウ 大きな秘密 写真

浅野氏は、1枚の写真を出した。


■ この羽は まさしくユメカゲロウ
ユメカゲロウ 暗闇 写真 羽

昆虫博士の少年には、この羽を持つ虫(蝶)は
今まで見たことがなかった。そして信じ始めたのだった。


■ ユメカゲロウ捕獲作戦
ユメカゲロウ 考え 殺虫剤 風下 捕まえる

少年は、殺虫剤を使い
ユメカゲロウを林から、煽り出そうと考えた。


■ しかし 浅野氏に反対されてしまう
ユメカゲロウ 無茶苦茶 駄目ならよそへ行く

やり方が荒っぽいので
浅野氏は賛成できなかった。


■ 気が収まらない少年
ユメカゲロウ 気がすまない リュック アミ


■ 山火事が起こってしまう
ユメカゲロウ 殺虫剤 山火事 火の海

少年が殺虫剤に火をつけようとしたのが
辺りに燃え移ってしまった・・・


■ 3人は火の海に囲まれてしまった
ユメカゲロウ 山火事 煙 歩けない

炎は燃えさかり
やがて、少女は歩けなくなってしまう・・・


■ 呼吸が苦しくなる
ユメカゲロウ 山火事 意識が薄れる 一酸化炭素


■ もう逃げ場がなくなってしまった・・・
ユメカゲロウ 火の海 残念

辺り一面が炎に包まれ
もう、なす術がなかった・・・


■ 少女に異変が・・・
ユメカゲロウ 何かに引き寄せられる

気を失っていた少女が、突如、起き出し
引き寄せられるように歩き出した。


■ 抜け道に出た!!
ユメカゲロウ 助かる 逃げ道

3人は火の海を抜け
無事、脱出に成功した。


■ 少女は夢を見ていたという
ユメカゲロウ 夢を見た 女の人 手招き

少女は、抜け道を知っていたわけではなかった。
夢の中で、手招きされていたという・・・


■ 夢の中に髪の長い女性が現れて・・・
ユメカゲロウ きれいな人 長い髪 紫の着物 民話

彼女の見た夢こそ、長く伝わる
民話のユメカゲロウと同じ現象だった。


■ ユメカゲロウは人の夢の中に現れる
ユメカゲロウ 心を読む 神秘な力 最大の秘密


■ 空に美しく舞う 無数のユメカゲロウ
ユメカゲロウ 群れをなす 美しい 紫の炎

3人は、捕まえることなく、静かに
夜空に舞うユメカゲロウを見つめたのだった・・・


美しく、そして切ないこの物語は
まさに「真夏の夜の夢」というのにふさわしいでしょう。

世界遺産に決定した小笠原諸島なら
こんな美しい幻の蝶も、いるかもしれませんね


■ 『ユメカゲロウ 』収録


少年SF短編集 第2巻 (藤子・F・不二雄大全集) / 藤子・F・不二雄 著

少年SF短編 2巻 藤子・F・不二雄大全集





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Last updated  2011.07.02 00:45:49
コメント(8) | コメントを書く


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Re:「ユメカゲロウ」 後編 ~真夏の夜の夢~(07/01)  
ringo5190  さん
このお話しは、感動モノですね~
最後に、いっぱいのユメカゲロウが飛び立つところが、また、いいですね~
モチロン、ネオさんの紹介が、お上手だというのもありますが。。。

少し前に戻って、「宇宙人」も読みましたが『藤子・F・不二雄 先生』SF短篇、オモシロいです~(*^_^*)

こういうお話しを読んだあとは、赤い小さな虫や昆虫を観察してしまう気持ち、分かるような気がします。。。
(2011.07.02 09:35:59)

Re:「ユメカゲロウ」 後編 ~真夏の夜の夢~(07/01)  
happy-gai  さん
いい話でした。私も小笠原にそんな夢を抱きますね。 (2011.07.02 09:38:38)

アニメや実写で見てみたい気がします。  
曽根スウプ  さん
こんにちは♪

ユメカゲロウの乱舞・・・み、見たい・・・!
でも、ひたすら信じた浅野氏や、純粋な心の少年少女だから見られたんですね。
3人が心から信じたから、ユメカゲロウは姿を見せてくれたのでしょうか。
おじいさんの遺志を継いだ浅野氏、純粋に虫を愛する少女、(ちょっと短絡的だけど)浅野氏に見せてあげたいと願った少年の心が奇跡を呼んだのでしょうか。
感動的です・・・!!
これは捕まえちゃダメすね。

良いモノを見せて頂きました(^^)♪

あの小さなピンクっぽい虫、ダニと云われればそんな形かなと思えてきました。凄く小さいのも頷けますね。
かわいいから何でもいいか。←
正体がわかって良かったです(^^)

(2011.07.02 16:31:19)

こんばんは!  
風とケーナ  さん
殺虫剤を使うような方法で捕えたくはないという浅野氏の深い思い、そして、自分たちのことで少年少女の命まで奪いたくないというユメカゲロウの優しい思いなどが、彼らを救出に導いたのでしょうか。
紫の炎のように舞うユメカゲロウ、神秘的でとても美しいです!

人知れず生きているこんな昆虫が、まだ地球上にはいるのかもしれませんね。
そうですね、小笠原諸島あたりに(*^-^*)

(2011.07.02 20:12:27)

ringoさんへ   
>このお話しは、感動モノですね~

感動していただけて嬉しいです。
SF短編の中でも、幻想的で美しい話ですね。

>少し前に戻って、「宇宙人」も読みましたが『藤子・F・不二雄 先生』SF短篇、オモシロいです~(*^_^*)

前の日記も読んでくださり、ありがとうございます。
SF短編が本当に面白くて、それを伝えたいと思ったのが
今のブログですので、これからもずっと紹介し続けていいきます 
   (2011.07.03 21:49:31)

happy-gaiさんへ   
>いい話でした。私も小笠原にそんな夢を抱きますね。

何か、見たこともないような
素晴らしいものを、小笠原諸島に期待してしまいますね。
きっと、そうした美しいものがあると思います 
   (2011.07.03 21:51:18)

曽根さんへ   
私も、ユメカゲロウのアニメや実写版を
ぜひ見てみたいと思ってしまいます。
恐竜もCG可能なんですから、ユメカゲロウも
本物のような演出は可能でしょう。実写がいいですね。

>3人が心から信じたから、ユメカゲロウは姿を見せてくれたのでしょうか。

そうかもしれませんね。
1人の想いでは、届かなかったようですが
3人の想いにふくらんだとき、奇跡が起きて
ユメカゲロウに届いたのかもしれませんね。

>感動的です・・・!!
>これは捕まえちゃダメすね。

ユメカゲロウは、もしかしたら人間の手に捕まってしまうことを
恐れているのかもしれませんね。
それが、人目に触れることのなかった実態なのでしょう。

>正体がわかって良かったです(^^)

やはり、人の集まりは強いですね。知恵袋になりますね。
人間には好ましくないダニですが
見た目がかわいいという(一部ですが)発見があり
昆虫観察は奥が深いと思いました 
   (2011.07.03 22:05:33)

ケーナさんへ   
>少年少女の命まで奪いたくないというユメカゲロウの優しい思いなどが、彼らを救出に導いたのでしょうか。

ユメカゲロウは、自分たちの住み家(山林)が
火事になったのにも関わらず、それを許し
3人を助けてくれる優しさがあったのも感動ですね。

>紫の炎のように舞うユメカゲロウ、神秘的でとても美しいです!

いつなのか、いつなのか・・・
ずっと期待を持たせて、最後に鮮やかに登場させる
F先生の演出が光りますね。本当に神秘的です。

>人知れず生きているこんな昆虫が、まだ地球上にはいるのかもしれませんね。

地球上で確認されている昆虫などは
全体の1割か2割といわれています。
ホタルのように、体が光る虫もいるのですから
ユメカゲロウだって、地球のどこかにいるかもしれませんね 
   (2011.07.03 22:15:21)

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