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昨日の水曜ノンフィクションでは、「年金で暮らせるか」との切実な問題が取り上げられた。
昭和17年当時の厚生省年金課長のいい加減な発言、「今から20年後に支給する年金は、現在はいくら使ってもいい訳で...」という、将来を見据えぬ無責任な発言も写しだされた。
公的年金の現在の平均支給月額は、国民年金で約5万円、厚生年金で約16万円という。
国民年金はサラリーマンではなく商売人が多く入っており、商売は一生続けられるという発想で、こういう差がついたらしい。
高齢になりいつまでも本人が商売をできる訳はなく、二代目の子供におんぶにだっこを前提とした年金らしからぬ考えである。
厚生年金もこれは現在の平均月額であり、手厚かった昔の支給率が急減している現在、今後はこの平均も急減していくと予想される。
つまり、この公的年金平均月額は現在が最高で今後はどんどん減って行き、今後は年金だけでは生活できないというのが常識になるだろう。
年金難民と言われる日本を離れ海外で生活するご夫婦も写された。
夫婦二人で月18万円の支給では日本では十分に生活ができないが、タイでは4倍くらいの価値があるので優雅に生活できるという。
18万円のうち10万円を生活費にあてているとのことであった。
日本の価値では月40万円の生活というところだろうか。
しかしご本人のコメントでは、死ぬ時は日本で死にたいと言う本音が出ていた。
結論は、公的年金では今後生活は出来ないということである。
それではどうするかであるが、企業年金か十分な手持ち資金がない場合は、一生涯健康で働く覚悟がいるということになる。
予防医学で自分の健康管理を十分にしながら、自分の好きな仕事を好きなだけやるというのが、今後の老後の理想の姿になるのかもしれない。
働きたくとも働けない今の時代を政府は早急に改善しなくてはならないことは勿論であるが、国民としては自分が生き甲斐を持てる仕事を発見し、働けるうちは喜びを持って楽しく働き、社会に貢献すべきであろう。
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