虹色のパレット

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2010.01.15

1298.初遊び・進化するぼく　4　－　幸せなぼく

(5)

カテゴリ：美術・音楽

boku 4 (C)kazuhime

I am the happiest man in whole world

Pen　and ink on paper（14cmx21.5cm） 2005

あの混乱する哀れなぼくから

ぼくはこんな風に進化したんだ

ぼくは目の前に現れる不幸と言うカードを

毎日拾って後生大事にしまっておいた。

ばかばかしいそんなカードを拾うなんて。

嫌なカードなら拾わなくたっていいんだよ。

と言う人もいた。

確かにぼくには拾わない選択も出来た。

でもその日ぼくに与えられたたった一枚のカードだから・・・。

と思って死ぬほどの苦しさを押してでもなんだか荘厳な気持ちで拾った。

何故？と自問しながら・・・・。

ある日突然ぼくの目の前に見慣れないカードが落ちていた。

ぼくは信じられないと言う思いでどきどきしながらそのカードを拾った。

ばら色の しあわせ と言う字が浮き出した。

うれしさの余り物静かなぼくでさえぴょんぴょん跳ね回った程だ。

その時手が滑って今までのカードをしまっておいた箱を落としてしまった。

箱は地面に落ちて中のカードはひっくり返ってそこら中に散らばった。

見るとそれは全部今日拾ったのと同じ幸せのカードだった。

不幸のカードの裏側が幸福のカードだったんだ！！

つまり一枚のカードの裏表幸福も不幸も紙一重。

沢山の不幸は沢山の幸せになった。

どっちを表に出すかは自分の意識が決めること。

もしも恐れて不幸のカードは拾わなかったら
その日ぼくの手には一枚の幸福のカードが握られていただけだろう。

一日の幸福のカードはその日に使い果たして・・・。

でもぼくはその日から使いきれないほどの幸福のカードを
箱いっぱい持つことになった世界一の幸せなぼくになった。

これはぼくの体験だ。

今不幸を嘆いている人不幸のカードは幸せのカードと同じなんだよ

何を信じるかは君の自由だけどね・・・。

ぼくが自由なように。

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