日常演舞の食レポ日記

手に取った時は軽やかですが、香りや味はしっかりある!!

噛む前から鼻先をくすぐるのは
スパイスの柔らかな熱気と
薄く均一にコロッケを包む衣。

ひと口かじれば軽快な破裂音と共に
最初に広がるのはジャガイモのほくほく感が
空気を含んで自然な甘みが立ち上がってきました。

さらにカレーの刺激が舌をつついて
ピリッと来る、けれど尖りすぎない。

数秒遅れて、チーズの濃厚なコクが
さざ波のように寄せてきて、
丸い塩味と乳の旨みがカレーに一味加えます。

口内はじゃがいもの甘み・カレーの辛さ・チーズのコクと言う三重奏で一気に満たされます。

「手軽なのに奥深い」と思わずこぼれるはず。

一方衣は油っぽさがなく、噛むほどサクッと軽やかに砕けます。

中に入っているほくほくのじゃがいもが
油をやさしく抱きとめ、スパイスの余韻を長く、
穏やかに運ぶ――108円でこのバランスは正直、驚きです。

辛さはマイルド設計なので、お子様にも食べやすい。

パンに挟んで即席“カレーチー・コロッケサンド”にし、ボリュームをアップして食べるというのも面白いかも。

忙しい日のもう一品にや在宅ワークの昼のご褒美にも、
ピッタリなコロッケであると思ったので、
どうかファミマにぜひとも復活させてほしいです。

「ちゃんと三位一体で旨い」。

芋のやさしさ、カレーの芯、チーズの抱擁と言う
三者が譲り合いながら口の中で円陣を組み、
食卓を少しだけ幸福に傾けてくれる108円の灯火です。

何よりも大事なのかもしれません。

日常演舞の食レポ日記、今日の演目は
【ファミマ・カレーチーズコロッケ】を
食べてレビューしてみました。

また次回の演目でお会いしましょう、演舞終演!!