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今日は、tssテレビ新広島に出演し、霊泉寺名水と大町観音水を案内しました。

この2つの水場は、「水を汲む」ところではなく「水を頂く」ところだ。
この違い、皆さんは分かってくれますか。
霊泉寺(広島市西区田方)は、真言密教。
山奥の人里離れたこの地に霊水を見つけ、
その名がついたと思われる。
医者も薬もない時代、霊験という言葉で表現されているが、
花崗岩の亀裂に入った水は、浄化されて出てくるだけでなく、
殺菌された水がでてくる。
万病に効くとか、眼病を癒すというのも、まんざらウソではない。
大町観音水も、水場から南へ20m離れた位置に平地が広がり、観音堂の跡が残っている。
観音堂に籠った修行者(真言密教)は、この水を見てこの地を修行の場に選び、閼伽水や生活用水として使用したものと思われる。
そもそも閼伽水(あかすい)は、加持祈祷や星供養をする際に供える水なので、ここを訪れる水汲みファンも登山者も、そのことをしっかりわきまえる必要がある。
これまで、いくつも名水を紹介する番組を見たり、あるいば、自分が出演してガイドしたりしてきたが、そのことを編集でカットされてきた。

名水の安易な取材が続くと、水への感謝が薄らいでくることは間違いない。
実際、霊泉寺の手水鉢を覗くと、人の心を鏡のように写している。
霊泉寺本堂の有様は、人の心から治していかないと、このまま朽ち果てていうのであろう。

(C)錦川鯉の名水賛歌 http://hc2.seikyou.ne.jp/home/n-koi/
さて、ここで問題です 2012年12月01日
坂上田村麻呂(4) 2012年09月10日