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2004年10月22日
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 仕事が終わって病院に向かっていた時、携帯電話が鳴った。親父の入院している病院からだ。以前、何かあったらボクの携帯に連絡をくれとお願いしていた。
 親父が、興奮して暴れているという。できるだけ早く来て欲しいということだった。あの優しい親父が点滴や酸素吸入器などをすべて引き抜き看護婦を困らせている。
 これ以上、酸素なしでは血中酸素濃度が足りなくなり、命に関わる。それに痛み止めの点滴が切れれば、痛みでのたうち回ることになる。
 ボクは気持ちを落ち着けながら、病院へと急いだ。

 親父は、薬で眠らされていた。
 意識すらはっきりしない。3時間ほど手を握り親父に話しかけた。でも、結局反応はなかった。
 お袋と交代して、帰宅した。

 ボクは今日、親父がいなくなる日が目前に迫っていることを意識した。





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最終更新日  2004年10月25日 01時21分41秒
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Re:病院から電話が…(10/22)  
おはようございます・・・。
お父様ご自身、何か悟っていらっしゃるみたいですね。
ほんとに、辛いですね・・。
私は、長女を12年まえに亡くしています。脳性まひで寝たきりでした。
出産時に低酸素状態になり、仮死状態で生まれて来ました。
それから5年とても頑張った凄い子でした。
たった5年だったけど普通の人の80年分を駆け抜けて行きました。
親としても精一杯看護できたと思います。
いろいろな事を教えてくれました。
今、こうしてお婆ちゃんの介護をしていますが、
娘に教えて貰った事がとても役に立っています。
自分のことばかりで、ゴメンなさい。m(__)m
お父様が落ち着かれるといいですね。
ご自身もお身体ご自愛ください。。
(2004年10月25日 09時56分48秒)

パタママ1063さん へ  
のぶ_  さん
ありがとうございます。

ボクも親父は、何か悟っていると思います。
もちろん、モルヒネの影響も否定できませんが…
それでも、親父は笑顔を忘れません。

その強さをボクは誇りに思います。



(2004年10月25日 13時51分45秒)

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