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May 26, 2006
カテゴリ： カテゴリ未分類
＜加齢でバランスが崩れる＞
白井邦郎東京農工大学 名誉教授に聞く
コラーゲンは、肌だけではなく、体のさまざまな部分に存在する成分です。
例えば、髪の毛根を包んでいるのはコラーゲンですし、目の水晶体や角膜、
血管にもコラーゲンが含まれています。
さらに、関節は軟骨の５０％、骨も重量の２０％程度をコラーゲンが占めて
います。コラーゲンは軟骨の組織を支える重要な働きをしています。骨もまた、
コラーゲンにカルシウムが付着して形成されているものです。
人間の体は、約２０％がたんぱく質からできています。そのなかで最も多いのが
コラーゲンで、たんぱく質全体の約三分の一になります。
コラーゲンは、アミノ酸が三本撚（よ）り合って繊維状に連なったたんぱく質の
一種ですが、通常のたんぱく質が細胞内に存在するのに対し、コラーゲンは細胞の
外にあって、網目状に張り巡らされています。その独特な構造から強さと弾力性に
併せ持っています。組織の「土台」ととらえると分かりやすいでしょう。
体のなかでは常にコラーゲンの合成と分解が繰り返されていますが、年齢を重ねる
につれ、そのバランスが崩れて量が減少し、組織の柔軟性も失われていく。そこで
コラーゲンを補給することが重要になってくるわけです。
今、多くの女性達がコラーゲン配合の化粧品を愛用されています。肌の表面に塗れば、
確かに潤い感は出ますが、それが肌の奥の真皮まで浸透しているかどうか疑問です。
多い食品と一緒に、おいしく、日常的に継続して食べる工夫をしてみてください。
（２００６年５月９日 読売新聞）
■コラーゲンが含まれる食品例
あなご ／ うなぎ ／ 鯖 ／ さんま ／ どじょう ／ ふかひれ ／
ふぐ ／ ぶり ／ あわび ／ 魚のアラ ／ なまこ ／ すっぽん ／
白井邦郎東京農工大学 名誉教授に聞く
コラーゲンは、肌だけではなく、体のさまざまな部分に存在する成分です。
例えば、髪の毛根を包んでいるのはコラーゲンですし、目の水晶体や角膜、
血管にもコラーゲンが含まれています。
さらに、関節は軟骨の５０％、骨も重量の２０％程度をコラーゲンが占めて
います。コラーゲンは軟骨の組織を支える重要な働きをしています。骨もまた、
コラーゲンにカルシウムが付着して形成されているものです。
人間の体は、約２０％がたんぱく質からできています。そのなかで最も多いのが
コラーゲンで、たんぱく質全体の約三分の一になります。
コラーゲンは、アミノ酸が三本撚（よ）り合って繊維状に連なったたんぱく質の
一種ですが、通常のたんぱく質が細胞内に存在するのに対し、コラーゲンは細胞の
外にあって、網目状に張り巡らされています。その独特な構造から強さと弾力性に
併せ持っています。組織の「土台」ととらえると分かりやすいでしょう。
体のなかでは常にコラーゲンの合成と分解が繰り返されていますが、年齢を重ねる
につれ、そのバランスが崩れて量が減少し、組織の柔軟性も失われていく。そこで
コラーゲンを補給することが重要になってくるわけです。
今、多くの女性達がコラーゲン配合の化粧品を愛用されています。肌の表面に塗れば、
確かに潤い感は出ますが、それが肌の奥の真皮まで浸透しているかどうか疑問です。
多い食品と一緒に、おいしく、日常的に継続して食べる工夫をしてみてください。
（２００６年５月９日 読売新聞）
■コラーゲンが含まれる食品例
あなご ／ うなぎ ／ 鯖 ／ さんま ／ どじょう ／ ふかひれ ／
ふぐ ／ ぶり ／ あわび ／ 魚のアラ ／ なまこ ／ すっぽん ／
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