今日は、半ば取材を兼ねてツーリング決行です。目的地は１０年以上前に訪れた大井川上流の寸又峡です。早起きするつもりが、普通に起床してしまいました。

　高速でアプローチすれば４分の１しかワインディングを堪能できないので、行きは山間を抜けて浜名湖周辺まで行きます。３０℃を超えると聞いたので半袖ジャケットにしたのですが午前中はまだ涼しいくらいです。道の駅鳳来三河三石で休憩です。

　奥三河から浜名湖付近までアプローチしたのですがいたるところで新東名の延長工事が行われていました。渋滞必至の岡崎付近の緩和になってくれると行動がどんどん楽になります。

　道の駅鳳来の近くの浜松いなさICから新東名に乗って一気に大井川までアプローチします。島田金谷ICでおります。そうするとそこはＲ４７３なので既に大井川沿いルートです。新東名ありがとう！道路族議員ありがとう！

　大井川に近づくと天気はどんより。雨までは降りませんが・・・がっかりです。梅雨前に無理に有休をとったのは雨のＧＷのリベンジだったのですが、相当雨男です。

 　最近、使ってないからなぁ・・・、これ。しかも多分なくした？

　ICを降りてすぐ、高速沿いもそうですが茶畑が広がります。

　あとは、お楽しみの大河川遡上ツーリングの開始です。河川沿いは適度なコーナーが多く、遡上するほど信号も減って、マイナスイオンも潤沢で非常に気持ちがいいものです。特に今の季節は最高です。正午近くになって晴れて気温が上がってきました。

　折角なので川原に降りてみました。ちょっとダートを走ります。広いなぁ・・・。これが越すに越されぬ大井川！なるほどです。町内放送マイクからエーデルワイスが流れてきました。正午です。

　大井川といえば、大井川鉄道、大井川鉄道といえばＳＬ！道の駅川根温泉からは鉄橋が見えます。少し休みながら、ＳＬでも来ないかなぁ・・・、と眺めていましたが寄り道が多くて時間が圧しているので先を急ぎます。

　残りのガソリンが寂しくなって来ましたが。燃料計とにらめっこしながら寸又峡を目指します。昔、ちょいと険しく感じたロードは、寸又峡への残り１５ｋｍ程度がやや狭い感じでしたが、酷道というほどではないですね。やっぱり昔は乗りなれてなかっただけなんでしょう。１時近く、寸又峡に到着です。

　まずは、昼食をいただきます。シーズンオフの平日ということで、半分くらいのお店は閉じていました。とろろそばと暑かったのでアイスコーヒーをいただいて、エネルギー回復です。

　寸又峡の名スポット、つり橋までは、片道１．４ｋｍほど歩かなければなりません。遊歩道を歩いていくと、垣間見える風景は相変わらず山深いです。川の蛇行が良く見えます。

 　で、またやってきました。夢の吊橋。大間ダムの水のエメラルドなこと！前は紅葉シーズンだったせいか、ここまでグリーンじゃなかったです。

 　当然わたってみます。二人までしか渡れません。しかも紅葉などのシーズン中はUターン禁止らしいです。水が、美しい！

 　吊橋の中程から湖面を眺めます・・・。美しい・・・。風がなかったので大丈夫でした。

　今日はUターンで引き返します。帰りはのぼりで気温も３０℃を超えていたので汗をかきました。が、大丈夫です。ここには露天風呂があります。４００円です。「本日は入浴できます」の看板にひと安心です。ここも休日設定なんかあったらどうしようかと思いました。

　ところが、入浴セットを取り出してみると・・・、

　嫁さんに、「バイクで使う（温泉入るから）からタオル」ってお願いしていたのですが、 ウェス と思ったようです・・・。

　でも、非常にいいお湯でした、ぬるぬるすべすべです。美女つくりの湯とかいてありました。あぁ・・・、出たくない・・・。他にひとりしかいなかったので長湯してしまいました。しっかり疲労をとって、折り返しに備えます。

　来た道を引き返していくと、とある大井川鉄道の駅舎が目に入ってきたので休憩を兼て寄ってみました。

　駅舎の中をみると、あぁ・・・、昭和テイストぷんぷんです。なんか古い小学校の教室みたいな印象です。古いですが、トイレもあったし、道路向かいには自販機もあったので一服します。

　そうすると、遮断機の警報が聞こえてきました！もしかしてSLでも来る！？残念、普通の電車でした。でも高校生達が数人降りてきました。ひとりの娘の制服は全然今風の制服でした。この駅舎とのコントラストがまぶしかったです。

　帰りはこの撮影した電車と始終併走で楽しかったです。以前SLに乗ったとき、金谷駅は大きかった印象があって、確かSLのターミナルだと思ったので、金谷駅をのぞけばSLが見れるかも、と思ったのですが、そこまで見てしまっては次回の大井川探訪の楽しみがなくなりますので、今日はこのまま新東名で帰って、無事ツーリングは終了です。

　GWのリベンジは十分できました。走行距離はちょうど４００ｋｍでした。