能登の手染め日記

能登の手染め日記

Aug 5, 2007
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カテゴリ: 染色
暑い!
しかし、夏は暑いのが夏らしくて良い。ほどほどに季節らしいのがイイわ(笑

こういう日は、1日中家にこもって仕事。というより盆前の追い込みで、もはやバテている(^^;
が、このところ硬い話が続いたので今日は夏の色について。
色っぽい話ではなく・・・染料の話(^^

070805色.jpg

梅雨時から夏にかけては、色が長持ちしない。湿気が多いと腐ってカビも生える。薄い色には胡粉が入っているものも多く、更に腐りやすい。みょ~うな甘い香りがしてドロリとした感触になる(--;)もちろん防腐剤も入れているが、暑いので冷房を入れると染料の液自体の乾燥が早くなり色の濃度が変わる。毎朝、色の調整から始まるが、これがけっこう時間を費やすのだ。

絹用の化学染料は水彩絵の具に似ている。しかし、使うときに混色することはめったになく、目的の色を必要な数だけ合わせるために色数が多くなる。これは着物の場合、特に合い口(身頃など縫い合わせ)の模様を同じ色にしないとイケナイ為でもある。

ちょっと使う色が多すぎて混乱。ガスコンロの上は実際の生地に使った色を見本として乾燥させたもの。こうして残しておくと、万一腐っても、この見本と同じような色を再び合わせて作ることが出来る。・・・まだまだ色数は増える予定(笑

暑い一日。めまいしそうな程の夏の色(^^;






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Last updated  Aug 6, 2007 12:50:09 AM
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