能登の手染め日記

能登の手染め日記

Feb 12, 2008
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起舟とい名の行事があるのは石川と富山のようで、他府県では別の呼び名で行われているかもしれない。個人の漁師が行う場合もあるが、大敷網(定置網)など網元の家では座敷を広げ漁業関係者を招いて一大祝宴が行われていた。

陰暦1月11日、漁船を引き起こし海に繰り出す。板子一枚地獄ともいえる冬の海の仕事に向かう折、舟の神様に榊とお神酒を供え大漁と安全を祈った。

近年は一年中網を下ろすが、昔は冬の期間には舟を浜に上げて休業し網仕事を行っていたようだ。資源保護には昔のほうが良いと思えるが、休業の間の収入確保が難しいのかもしれない。時が移り変わった今、こうした宴会自体も減って氏神様にお祈りだけするケースも多くなったという。

起舟新聞記事2.jpg

イラストは今から20年近く前、地元新聞の『能都の網起こし』という特集で依頼されて20枚ほど描いたうちの一枚。床の間にも大漁旗が飾られて、大杯(おおさかずき)が回されている。
直径30cm以上の朱色の輪島塗大杯には清酒が2升入る。これを集まった関係者が順番に回し飲みする。

この大杯、昔は家を建てたときや結婚式などでも回されて、注いだ分を飲み干さなければならなかった。大小7段も重なった大杯もあり、どの大きさの杯を回すか宴の中で歌い囃子して決めていたようだ。(記憶が曖昧・・・^^;)
若いころ、親戚の宴で大杯を無理やり飲み干してダウンした記憶もあるが(--;

我が家の仕事場を建てたときには2段目の大きさの杯で勘弁してもらった。
う~ん、一番大きい杯を回したほうが仕事が栄えていたかもしれない(笑





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Last updated  Feb 12, 2008 06:17:51 PM
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