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多分、気がついてたことを
本当は認めたくなかったことを
認めたんだと思う。
認めることは
すなわち
死、失、消 の類であり
決してもどれない柵の先を
ずっと心で感じていたのかもしれない。
もう思春期が終わってしまったし
憎むべき世界も終わってしまったし
もういいよね
向こう側にいったってさ。
これから先に待ちうける物事のほうが
はるかに暗く深く救えない闇になっていくのだ。
だから
今ここで感じている
人としての温かさを
認めてもいいんだよね?
あふれ出た涙が
悲しみや憎しみの涙じゃないなんて
これがどんなに不思議な事か
わかるだろうか
少し懐かしいような涙だった。