2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全6件 (6件中 1-6件目)
1

星の瞬く 宵闇につんと 鼻を たかくかかげて空のにほいを嗅ごう排気ガスの煙る 国道沿い雑多な料理油の匂う 繁華街潮のかほる海辺森の吐息が染み込む渓谷紅くなった鼻を 空に向けて宇宙の匂いを嗅ごう胸に深く空を 吸い込もう宇宙を呼吸して僕達は 生きている
2003年01月31日
コメント(6)

左の耳で唄を聞き右の耳でキミの声を捜す左の目でキミをみつめて右の目で夢をみるチーズ色の月を猫が齧り弓の弦が鳴り 銀ハープの音色が笑うマリアッチの靴が床を踏み鳴らす走り 踊り 転がり殴り 抱きしめ 泣いて 笑ういつもキミの視線が 気付かせてくれる自由なのだといつもキミの微笑が 解き放してくれるつまらない呪縛からたとえ それが新たな檻への罠だとしても甘んじてそれを受けよう
2003年01月20日
コメント(4)

蒼い空に 儚げに佇む白い月風が電線を渡り 甲高い声で 誰かを呼んでいる背中越しに ゆるゆると 夕闇の気配いくらコートのポケットをさぐっても何処にも 温もりの気配も無く静謐な 一枚の風景画に 迷い込んだ場違いな 影法師世界中の電話回線は 死に絶えたらしい貝のごとく 沈黙を守る 携帯端末指先で 言葉を綴り 小さな灯りをともす…何を迷っているのか わからないけど送信ボタンを 押せないまま指は こごえ かじかんでゆくどこかで 猫が ないている
2003年01月16日
コメント(6)
せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざすずな すずしろ冷たい板の間の台所であの人が 唱えていた何かの 御呪いに聴こえて不思議そうな顔をしていた僕に微笑みかけてせり なずなごぎょう はこべら ほとけのざすずな すずしろ椀に盛られた 粥の湯気熱いよと 訴えるとれんげの粥を 吹いて冷ましてくれたあの人苦くて 顔を顰めると笑った 皺いっぱいのあの人の顔あの人の 名前は覚えていないのに記憶に 刻まれたのはせり なずなごぎょう はこべら ほとけのざすずな すずしろ春の七草
2003年01月07日
コメント(11)
その日は 以前からの予定で発熱することになっていたので外には出ずに眠っていました証人はいません濡れた石畳に響く靴音くぐもった悲鳴蒼い馬の騎手は沈黙を守る捜しものをしていたのです夢のなかで意識と記憶の迷宮に足を踏み入れあてどなく時計を忘れた図書館司書の様に路面には 神々が人に賜った紅き神酒が こぼれ 流れる割れた器は 冷めて猫の舌にも 飲み頃のソーマすみません お水を頂けますか?まだ 少し熱があるんです夕べは 暖めたワインを少々いただきました……審議が始まったら 起して下さい…不在証明…それって…誰にたいしての?…おやすみなさい少し眠ります
2003年01月03日
コメント(9)

幾つ重ね合わせただろう巡る時の 狭間で幾つ繰り返したのだろう伏せ目がちにはにかんで時と記憶をとめる瞬間の魔法想いは鮮烈にそして世界は色褪せ朽ちてゆく許しを乞うのはマナー違反だと愛しき魔法使いはいたずらな瞳で 微笑むそして 笑う「あまり 上手じゃ無いのね」想いだすのは最後から ななつめのキス ノ キオク接吻の記憶
2003年01月01日
コメント(6)
全6件 (6件中 1-6件目)
1