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2019.07.21
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◆◆大友宗麟 / 静霞薫/原作 加来耕三/企画・構成・監修 かわのいちろう/作画 / ポプラ社
当研究会では大友宗麟公を取り上げてましたが、今回漫画版の大友宗麟が出たので読んでみました。

昔からの研究をビジュアル化
原作の先生は20年前より大友宗麟に関する本を書かれておられ、何度か著書を拝見した事があります。
主人公だけあって宗麟公は悪人でもないし、女好きでも無ければ
精神を悪くして放浪したりもしない、ごく普通の大名として描写してくれている事に感謝しました。

宗麟公と言うと江戸時代の大友記のでたらめなイメージを踏襲する本が多いですが、
色々と大局を見極めた人間として書いてて、少し美化しすぎかなと思いましたが

遠藤周作先生の王の挽歌よりも好感が持てます。

【中古】 王の挽歌(下巻) /遠藤周作【著】 【中古】afb
こちらは、キリスト教の救いとか苦悩でものすごく気分が落ち込む内容ですが
漫画は痛快読み物のように読後感もよかったです。

と、全体的に良かったのですが一部不満があります。
1570年に龍造寺隆信を降伏させたあと8年間大友家は活動を止めていた。という記述が20年前から変わってない点です。
この時期宗麟は、毛利家を織田信長と一緒に討伐するため、四国からの侵攻ルートを探ったり
尼子への支援をしたり、
息子に家督を譲るためにサインからハンコに変えたり、
2男が僧になりたくないのでキリシタンになって、領地内の寺を壊したり
キリシタンの下男が仏教画を買うのを拒否して奥さんがヒステリーを起して離婚にまで踏み切らせたり

人間としては面白いイベントが盛りだくさんなのです。

そこら辺を書くと、それだけでこの本一冊分の分量になるのでする―するのが一番なのですが
8年間動きなし。というのは情報のアップデートが出来てないように思えました。

大友宗麟公の描写としては大分県民的に120点を出したい位にかっこいい本作。
これを入口に是非当会の本も読んでみてください。





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最終更新日  2019.07.21 19:56:17
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