行きかふ人も又

行きかふ人も又

PR

×

Free Space

ゆるい分室はじめました
dekunotato.exblog.jp

Archives

2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01
2025.12
2025.11
2025.10
2025.09
2025.08

Calendar

Comments

ミリオン@ Re:【 恋人たちのアパルトマン (FANFAN)】 1992年 フランス映画(06/01) こんばんは。 フランス映画は面白いですね…
ミリオン@ Re:【 第三の男 (THE THIRD MAN)】 1949年 イギリス映画(05/30) こんばんは。 映画は面白いですね。見るの…
ミリオン@ Re:【 オペレッタ狸御殿 】 2005年 日本映画(05/29) こんばんは。 物語は楽しいですね。見るの…
ミリオン@ Re:【 BULLET BALLET バレット・バレエ  】 1999年 日本映画(05/26) こんばんは。 映画は面白いですね。見るの…

Favorite Blog

Kabu + Plus エースNo1さん
ある日どこかで リラ11さん
ベティ333のブログ ベティ333さん
でくの坊 雨にも … なんぜんたろうさん
My 映画 on TV 日記 タケ88フミさん
2007.10.23
XML
カテゴリ: 多国合作映画



敗戦が決定的となり、国民に平和をと願う天皇は降伏を示唆するのだった。
マッカーサーとの会見などを経て、"人間宣言"を決断するまでを描く―――。


thesun.jpg2005-06-30-155621.jpg




面白い。
当時は神格化されていた天皇の、心の葛藤と孤独を、穏やかに静かに描いた異色作。
カラーであっても抑えられたトーンは、時にセピアやモノクロのように映ります。
うまく幻想シーンを取り入れることで、細部が気にならずに、異国の人々から見た日本の姿を受け止めやすくなっていました。
押し付けがましいところはひとつもなく。
捉える視線が優しかった。



周りに絶えず侍従らがいようと、その孤独は計り知れないものがありました。
ときに、子どもように、精神の衰弱さえ感じる天皇を、イッセー尾形が熱演しています。
彼特有のユーモアは健在で、海外製作の映画のなかに、それが活かされていることに驚きました。
そして、ユーモアだけじゃない、高貴で孤高な精神までしっかり人物から感じとれるのでした。

“天皇”という、とても量りきれない人物であっても、その人となりを好意的に見られたのは、演出と役者さんによるものが大きいのではないでしょうか。
日本が戦争をしていたころ。
その存在は、国勢に流されるばかりだったのでしょうか。
玉音放送の翌年、一月一日になされた“人間宣言”で、国のあり方を変え、新日本建設を望んだ昭和天皇ヒロヒト。
高貴であって風変わりな身のこなしも、震える口元も、記憶の中のイメージにぴったりと合わさります。


悪夢のシーンで、大空襲を幻想的に描いていたのが印象深い。
あえて戦闘機は、CGを使い、真っ黒な架空の魚として、空を飛びます。



とても静かで、豪奢なセットが見事。
気高さの伝わってくる、じっくりと観られる作品でした。
とにもかくにも、イッセー尾形の存在、間が抜群。
登場は僅かでしたが、侍従の佐野史郎、皇后の桃井かおりも好演です。
役者さんに拍手



r087792207L.jpg



監督  アレクサンドル・ソクーロフ
製作  イゴール・カレノフ  アンドレイ・シグレ  マルコ・ミュレール
脚本  ユーリー・アラボフ
編集  セルゲイ・イワノフ
音楽  アンドレイ・シグレ
出演  イッセー尾形  ロバート・ドーソン  佐野史郎  桃井かおり

(カラー/ロシア・フランス・イタリア・スイス合作/115分)










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.10.24 19:01:04
コメント(10) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: