真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2007年11月27日
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出雲大社の「神在祭」は、毎年『旧暦』で行われており、万九千神社は(現在では)『新暦』の11月26日に「神等去出祭」を斎行しているので、その祭日が両社で同日となることは珍しいと言えよう。

この「神在祭」は、古くは旧暦十月十一日より七日間は「出雲大社」、そして引き続き「佐太神社」にて斎行され、その祭事の最後(旧暦10月26日)に、全国の八百万の神々が「万九千神社」に参集され、神議り(会議)と神宴(宴会)を催されて、その翌朝それぞれの国に旅立たれたと伝承されている。

この万九千神社は、宍道湖に注ぐ斐伊川の下流域に鎮座し、八百万の神々は当神社から諸国の神社に帰国の途に着かれたところから、鎮座地の地名が「神立(かんだち)」になったということだ。




かつて、ある出雲に詳しい方から、この「万九千神社」の鎮座地が、「富士山」から「東西軸」を引くと西端地域の要の地場に相当すると聞いたことがあり、私もこの軸線をそれなりに意識してきた。
(参考記事・2006年11月6日の日記)

それは、先日の11月11日の日記で取り上げたように、「出雲地域の南北軸」と想定した南極であり、また出雲の〔中央〕の場としての『八雲山』を、その「東西軸」が(正確にはかすめて)通るかたちで交差するからでもあった。

その関連で最近では、その東西軸を富士山より東に伸ばした「千葉県沖」と、その軸線の西端になる「島根県沖」において、絶妙に連動するかたちで数回の地震が起きているという報告を受けていた。

そして昨日、出雲の神在月に「神等去出祭」の斎行された当日の夜11時ごろ、「福島県沖」で震度4の地震があり、その「東西軸」の東方・・・東北地方(太平洋側)の広範囲が揺れた。





・・・・・・関連する何かを感じる・・・・・・今日この頃である。





今日の画像は、「準正14面体」の軸線構成を、平面的には「6角形」に見えるように映した画像である。

この軸線で構成した「準正14面体」は、造形の「中心」から12個ある各頂点までの長さと、外枠のそれぞれの頂点の間の長さが、すべて同じ長さ(等辺)というところから、数ある立体の中で最もバランスの取れた構造と言える。別の表現で言えば、内から外に「膨張」する力と、外から内に「収縮」する力が、ほどよく和合して「均衡」した構造とも言えよう。

14面の内訳は、〔3角形=8面〕+〔4角形=6面〕=〔14面〕となっており、その形を数で解釈すると、頂点数の12と「中心」を数に入れると12+1=「13」という意味深な数が出てくる。

これは例えば、13個の同じ大きさの「ピンポン玉」で、同様の形状を構成できるとする数え方である。(つまり中心に1個を据えて、周囲に隙間無く12個を配置する方法。ちなみにこの構造は、キリストを中心にして、何故その周囲に12使徒が控えるのかという説明に援用されることもある。)

なぜか西欧では一般に忌数とされ、使用することを避けてきた数の「13」は、この日本においては古来より、寿ぎの数であり吉数とされてきた。それは例えば、お祝いの席などで三唱する「万歳」という言葉の「万」とは、物事の「すべて」をあらわす意味であり、数では「13」を示すことからも伺えよう。

※ヒフミヨイムナヤコト・モモ(百=11)・チ(千=12)・ヨロズ(万=13)

また、この図形を「6角形」として平面的な数読みをすると、6+1=「7」の「ラッキーセブン」となり、目出度い『七福神』の「七」にもつながる。紅一点の「弁財天」は、やはり「6角形」の中心なのかも・・・。


ところで、熊野大社(出雲国一の宮)や出雲大社を代表とする、島根県の出雲地域に鎮座する神社は、ほとんどが『亀甲紋』という「六角形」をあしらった形象の御神紋が主流である。

今年の「神在祭」も滞りなく斎行されて、・・・もしかすると今まで〔2次元の平面図形〕であった『亀甲紋』が、いよいよ〔3次元の立体構造〕に次元上昇して輝きはじめたのでは・・・

私の心には今、そのように観えている。





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最終更新日  2007年11月28日 10時03分30秒


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